
今年度の総括、第四回目はレアカーです。
以前に比べてレアカーを見る機会が少なくなったように感じます。
今回の画像は2010年に中国で「サニー」として生産が開始され、「アルメーラ」、「ヴァーサセダン」としてグローバル展開されているが日本国内向けは今年中に正規輸入販売を終了するタイ日産で生産される5ナンバーセダンの日産ラティオ(N17 前期型 12XかGだと思われる)です。
N17系ラティオについては日産自動車のカタログラインアップではY31系セドリックセダン営業車生産中止後は唯一の5ナンバーセダンとして販売される車種ですが先代のSC11系ティーダラティオに比べてクオリティの低下と海外生産を初めに主なユーザー層の運転リタイヤと法人・官公庁の車両選択の変化と台数削減によりかつてはもっともスタンダードだった5ナンバーセダンの市場の縮小が大きく進んでいることから販売台数の低迷が進んだといえます。
右ハンドルということで同じく日本向けがタイで生産される日産・マーチ(K13系)と三菱・ミラージュ(A0系)についてもレンタカーを初めに法人社用車、大きい車は不要だが軽自動車には抵抗がある一部の高齢者などに一定のニーズがあっても販売台数については思ったほど伸びていません。
かつてはセドグロからパルサーまで5ナンバーサイズのセダン(4ドアハードトップ及び5ドアセダンを含む)のフルラインナップからすればさびしいと思いますがラインアップの豊富なトヨタ、ハイブリッド4WDを用意する事で再び力を入れだしたホンダに比べて特長がなかったことと安全性対策の向上及びグローバルな車種と経営方針を進めていくことから予定であるが日産の5ナンバーセダン撤退は仕方がないことだといえます。
仮にSC11系ラティオとG11系ブルーバードシルフィ(TB17型シルフィは北米向けのセントラに統合されたことで3ナンバーサイズ)が統合された5ナンバーセダンがあれば予想ほど5ナンバーセダン撤退が起こらなかったといえます。
Posted at 2016/03/28 19:06:04 | |
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