
DDIセルラー電話グループが1994年(平成6年)4月の携帯電話無線機お買い上げ制度スタート時に発売したモトローラ製TACS方式ハンディーセルラーホン「HP-531 マイクロタックVIB」をオークションで入手しました。
「マイクロタックVIB」については世界初の300gを切る移動電話無線機として米国・モトローラ(その後スマートフォン事業についてはモトローラ・モビリティに移行後、最終的には中国・レノボが買収)発表した「マイクロタックシリーズ」のJ・N-TACS対応したHP-501N(セルラー電話グループ向け)とT61(IDO日本移動通信向け)を含めば日本向けの第4世代目モデルで日本国内向け携帯電話機では初のバイブレーション機能による着信機能が搭載され、電話番号表示ディスプレイが「マイクロタックⅡHP-521/T61Ⅱ」まで採用されたマイクロタック伝統の赤色LEDから液晶に変更され IDO日本移動通信向けは「T207」、DDIセルラー電話グループ向けは「HP-531」と言う名称で販売されましたが国内メーカーでは一般的となっていたアンテナ収納時でも通話可能な「ヘリカルアンテナ」はまだ搭載されていなかった。
対応通信方式は日米貿易摩擦解消のために日本にも導入された米国・モトローラ社が開発したイギリスで実績のあるアナログ移動電話サービスのTACS方式(J・N-TACS TACSネットワークサービス 現在はサービスは終了)に対応していて日本移動通信のサービスエリアではIDOローミングが行えた。
1994年4月から今までの携帯電話販売については従来の携帯電話無線機レンタルのみの供給による使用権利販売から携帯電話お買い上げ制度スタートにより利用者の端末買取が可能なったと同時に一式販売もスタートして、一般家電製品のルートで販売するメーカーブランド機を含め多くの端末が発売されましたが当時はデジタル方式のサービスエリアが少なかったことからサービスエリアの大きいアナログ方式の携帯電話無線機端末が主力でした。
Posted at 2021/07/18 13:11:53 | |
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