
平成の終焉と令和への改元から5年特別企画 平成1ケタ台に普及した商品(スポーツ系を除くライトRVを含んだモノコックボディの4WD乗用車)です。
国産モノコックボディの四輪駆動車は1970年に富士重工業(現SUBARU)が「スバルff-1」の4ナンバーライトバン仕様をベースに東北電力の要請により日産・ダットサンブルーバード(510系)のリアアスクルを取り付ける形が最初で1974年に「レオーネ(1971年発売 A2/6系 ライトバン4WDは1972年発売)」のセダン(厳密にいえばサッシュレスドアのピラードハードトップ)に量産乗用車世界初の4WDを発売、1979年にAB/AF/AM系へフルモデルチェンジ、1981年のツーリングワゴン(AJ系)の発売によりトヨタ自動車が1982年にスプリンターカリブ(AL25G ターセルベース)を発売、1984年のレオーネのAA/AG/AL系へのフルモデルチェンジに対抗して三菱自動車工業がコルディア・トレディア(A200系)に国産横置きエンジンでは初のパートタイム4WD(A213G)を追加しました。
1985年にマツダが「ファミリア」のBF系へのフルモデルチェンジに国産では初のセンターデフ(プラネタリーギア方式)を備えるフルタイム4WD(BF末尾R系 オートラマで販売される日本フォード・レーザーはBF末尾RF系)の発売を皮切りに「フルタイム」と言われる常時またはシリコンオイルを要する「ビスカスカップリング」のラグにより前後駆動切り替えを行う「スタンバイ」と言われるドライバーによる切り替え操作を不要とした前輪駆動横置きエンジンベース車を主とする4WD乗用車のラインナップが拡大、当初は3ペダルのMTのみの車種が多かったが「ブルーバード(RNU12)」から採用される日産自動車のセンターデフフルタイム4WD「ATTESA」をはじめにスパイクタイヤによる粉塵問題を八端としたスパイクタイヤ及び粉塵防止法の成立に合わせるように4WD2ペダルATのラインナップ拡充して4WD2ペダルATのラインナップは積雪地では必需と言えるようになって平成特に1990年代に入ってからは現在のクロスオーバーSUVの走りと言えるライトRVのシェア拡大により4WD2ペダルATの一般化が進みました。
スタビリティコントロールやトラクションコントロールにより二輪駆動車でも凍結路の走行アシスト機能が供えられた現在でも「4WD」や「AWD」と言われる総輪駆動は凍結積雪地での走行をはじめに販売拡大に必要な機構の一つで特に北海道では車両購入時に4WDの機能で選ぶユーザーが多く現在ではハイブリッドなどの電動走行機搭載車ではプロペラシャフトを廃した「電動モータ4WD」が増えていますが現在でも積雪凍結地のではプロペラシャフトを有する電子制御を含めた機械式4WD/AWDが高く信頼されているようです。
今回の画像については消費税導入と同時に3ナンバー車の税金を引き下げた税制改革とマツダ5チャネル作戦の象徴と言われるクロノス兄弟の一員の3ナンバーサイズのDセグメントカー(現在ではCDセグメントに相当)「クロノス(GE系)」のアンフィニ店(現マツダアンフィニ店 一部地域のみ)取り扱い5ドアハッチバックセダン版で海外では「626」として販売されて前身のカペラ(GD末尾R系)同様にビスカスLSD付きセンターデフフルタイム4WDが採用されて3ナンバー4WDのラインナップがまだ少ないことから凍結積雪地で台数の出たマツダアンフィニMS-62.0タイプFフルタイム4WD(GESR 1992年10月以降のⅡ型)と思われる。
Posted at 2024/04/29 15:54:01 | |
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