
今年の総括、第3回目は90年代の車です。
今年も1990年代の車を見かけましたがほとんど見かけなくなった車もあります。
来年春の消費税増税をはじめに補修部品の生産縮小により、新車または2005年以降に発売した車の中古車へ乗り換えが進んでいてもなかなかいい中古車が出ていないようです。
来年以降も消費税増税を皮切りに初年登録11年から18年の車両が対象となる車検時の重量税の引き上げ、初年登録13年以上の登録車に対する自動車税の増税額を現在の10%から15%引き上げ、また部品の製廃進んでいることから90年代だけではなく2000年代前半の車も少なくなっていくと思います。
今回の画像は発売から20周年を迎えた1993年(平成5年車)を特集します。

1枚目と2枚目の画像については1993年8月(発売は9月)にマツダからBG系ファミリアアスティナ後継の4ドアクーペ(5ドアハッチバック)とブランニューモデルの4ドアセダンを用意する5ナンバーサイズのサッシュレスのピラードハードトップボディ採用のスポーツコンパクトカーとして発売された新安全基準適合第一号車として話題になったマツダランティス4ドアハードトップクーペ2.0タイプR(CBAEP 前期型 1台目はスパークルグリーンメタリック塗装 2台目はブリリアントブラック塗装)です。

3枚目の画像については1993年10月に富士重工業からステーションワゴンブームの火付け役となった「レガシィ」の2代目モデルとしてツーリングワゴンとツーリングスポーツ(その後ツーリングセダンに改称)が発売されBG系ツーリングワゴンが先代のBF系に続いて大人気車として好調なセールスを記録したワゴンに比べて影の薄いセダンのハイパワーモデルとして用意されたスバルレガシィツーリングスポーツRS(BD5 A型)です。

4枚目の画像は同じくBD系レガシィでも1996年6月の全性能フルモデルチェンジ(ビッグマイナーチェンジ)以降のモデルでビルシュタイン製対立ストラットとMT車では280psを誇るEJ20(R)2ステージツインターボエンジン搭載のスバルレガシィツーリングセダンRS(BD5 B型またはC型と思われる)です。

5枚目の画像については1993年8月に日産自動車からスカイラインの9代目モデルとして発売され3ナンバーサイズ化した4ドアセダンと2ドアクーペが用意された、1993年11月に追加の「アテーサE‐TS」を採用する4WD車の日産スカイライン4ドアセダンGTS-4(ENR33 1995年1月以降のⅡ型)です。

6枚目の画像については1993年9月に本田技研工業からワールドミドルカー「アコード」の5代目モデルとして発売され、セダン・ワゴン・クーペ共に全車3ナンバー化された、北米生産のワゴン(CE1 CF2)が人気だった、ホンダアコードセダン2.0EXL(CD4 1994年9月以降のモデル)です。
1993年に発売した車と言えばサイズが大型化されてもバブル崩壊の影響で先代に比べて内外装またはメカニズムのコストダウンの進んだ車がリリースされましたが多くのユーザーの不評を買い低迷した車も多く、1994年4月以降の新型車に義務化される新前面衝突安全基準及び北米側面衝突基準への対応の関係から3ナンバー化する車も多かったと言えます。
マツダ・ランティス(CBA系)及びスバル・レガシィ(BG・BD系)については5ナンバーとサッシュレスドアにこだわりながら新安全基準をクリアした事は個人的に高く評価します。
この時代から大手メーカーと中規模メーカーの差が少なくなった思います。
Posted at 2013/12/27 09:25:15 | |
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