
今年度の総括、第三回目は90年代の車です。
今年度も90年代の車を見かけましたが初年登録から13年以上経過する登録車に課税される自動車税の増税額が10%から15%に引き上げられたこともあって見る機会が以前以上に少なくなったように感じます。
中古車についても初年登録から25年以上経過する車両についてはアメリカへの輸出が緩和されることからスポーツカーの一部車種では価格の値上げも進んでいます。
来年度以降も初年登録から13年から18年以内の車の車検時に支払う重量税の引き上げをはじめに新車から13年以上の軽自動車に適用される軽自動車税の増税、部品の製廃、高齢ユーザーさんのさらなる引退、将来的な消費税増税などと同時に乗り換えが進むことにより1990年代から2000年代中半の車も少なくなっていくように感じます。
今回の画像は発売から20周年を経過した1996年(平成8年)1月から3月に発売されたクルマを特集します。
1枚目の画像ついては1996年2月に本田技研工業から発売したRL(KA7/8型までアキュラ・レジェンド 現在のRLX)として北米で展開される高級車ブランド「アキュラ」の主力車種とするグローバルラグジュアリーカー「レジェンド」の3代目モデルで先代KA7/8型同様に縦置きFFレイアウトが採用されたが先代とは異なりクーペが廃止されてコンサバティブな4ドアセダン(サルーン)のみが用意されたホンダレジェンド標準車初期型(KA9)です。

2枚目の画像については1996年3月に日産自動車から発売した高級パーソナルカー「レパード」の4代目モデルでY32系ファミリーでも独自の内外装の先代のJY32系J.フェリーとは異なりY33系セドグロ同様のサッシュレスドアのピラードハードトップボディを採用するラグジュアリースポーツセダンでハイパワーグレードとしてVQ30DET型エンジンが搭載された日産レパードXV‐GマルチAVシステム装着車初期型(JHY33型及びJHBY33型電動スーパーHICAS装着車だと思われる)です。

3枚目の画像は1995年(発売は1996年)にフォード・モーターが発表した4ドアセダン・ステーションワゴンを用意する北米向け主力車種「トーラス」の3代目モデルで歴代トーラスでは初のアジア・オセアニア向けの右ハンドルが発表され、日本では1996年2月にフォード自動車日本(プロモーション・ディストリビューターはオートラマ 途中からフォードセールスジャパン その後のフォード・ジャパン・リミテッド)により4ドアセダンとステーションワゴンの輸入販売が開始されたフォードトーラスセダンGL(1FASP52 初期型)です。
1996年1月から3月までに発売された車については安全装備を充実化と同時に一時期のコストダウンの進んだ内装の質を高め、デザインについても保守的なデザインに回帰した車が多かったといえます。
特にフォード・トーラス(1FA系)についてことは今年度末のフォード・モーターの2016年中に日本事業(フォード・ジャパン・リミテッド)撤退報道を聞き、当時のフォードといえばマツダとのアライアンスを生かしアメ車ビッグ3メーカーでも右ハンドルを用意するなど積極的に日本向けの車種展開を行っていただけにマツダへの資本参加の解消を初めに販売網の縮小と左ハンドル国への販売強化思わることから仕方がないと思いますが今回の撤退報道は残念だといえます。
Posted at 2016/03/19 10:30:45 | |
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