
今回の記事については今月に生産終了となるトヨタ自動車以外の5ナンバーセダンでは唯一でハイブリッドと機械式4WDを組み合わせる(GⅯ5型)が用意されることから個人タクシーとして多く使用されている本田技研工業が発売する「グレイス」の生産終了後の個人タクシー向け車種あり方についてです。
ホンダでは最後の5ナンバーセダンとなったGⅯ系グレイスが個人タクシー用車両として増えた理由としてはホンダ独自の小型車用ハイブリッドシステム「ⅰ-DCD」を採用することによりハイブリッドでありながらも機械式4WDを採用することとトヨタに次ぐシェアを持つ日産自動車が5ナンバーセダンから撤退したことにより5ナンバー車に適用される小型車区分残存地域で多かったSC11系ティーダラティオをはじめにブルーバードシルフィ(G10系 G11系)と言った一般向け日産5ナンバーセダンの代替え車両として大きくシェアを伸ばし、その後ホンダはZVW30型プリウスをはじめにプリウスαからの代替えが多かったGP7/8型シャトルをはじめに2代目フリード(GB5/6/7/8型)などで北海道運輸局札幌運輸支局管内では平成27年度からホンダハイブリッド4WDが個人タクシー新車登録シェアNo.1となりましたが昨年度以降から北海道運輸局普通車区分移行地域では2000㏄以上の3ナンバーガソリン車でも排気量2500㏄以内と言うことから6人乗り以内に記載変更すればGⅯ5型グレイスと同様に普通料金で営業可能で「COVID-19(R1)」と言われる新型コロナウイルスにより限りなく絶滅しましたがインバウンド客に人気の高いアルファードハイブリッド(AYH30W)の人気により全国と同じくトヨタが個人タクシー新車登録シェアNo.1に返り咲いたようです。
今回のGⅯ系グレイス生産終了の理由としては運転支援総合システム「ホンダセンシング」を用意しながらもベースになったコンパクトハッチバック「フィット」が3代目のGK系から4代目のGR系に移行したことと同時にグレイスのもととなった海外向けコンパクトセダン「シティ」のフルモデルチェンジにより本来であれば今年9月以降の継続生産の乗用車に義務化される予定となっていた来年1月からに適用が延期された平成30年排出ガス規制とWLTCモードの燃費測定の継続生産の乗用車適用義務化とコロナショックにより同時に行われる不採算車種の整理が多くなると言えます。
今後、GⅯ系グレイスを使用する個人タクシー事業者はハイブリッドシステムこそ変わりましたが4代目フィット(GR系 ハイブリッドAWDはGR4/8型)に代替される例もあると言えますがセダンにこだわる個タク事業者は普通車区分移行地域ではCV3型アコードのライバルでサイズは大きくなるが同一料金で営業可能のカムリ(AXVH70系)をはじめにタクシー向け営業経験実績が豊富なディーラーが取り扱うことと安価な価格でハイブリッドは用意されないが機械式4WD(ZRT265)が用意されていて小型車種別区分が残存する区域では小型料金が引き継ぎ可能なプレミオ・アリオン(T260系)と言ったトヨタ車に再び入れ替えられると言えます。
今回の画像についてはホンダハイブリッド5ナンバー4WDの個人タクシーを特集します。
1枚目の画像については海外向けコンパクトセダン「シティ(国内で販売されたシティの型式は絵画ではジャズとして販売されるフィットが継承)」の4代目モデルとして販売されるGK/GP系フィットベースのセダン版で国内では5ナンバーサイズのセダンでは唯一のハイブリッドでありながら機械式4WDを用意することにより北海道をはじめとする積雪地でのタクシーではティーダラティオ(SNC11型e-4WD)からの代替えによりホンダ車のシェアを高めたホンダグレイスハイブリッドLX4WD前期型(GⅯ5)個人タクシーです。

2枚目の画像についてはエアウェイブ(GJ系)から続くフィットベースのステーションワゴンの第3世代モデルで全国的にはカローラフィールダー(E160末尾G系)に比べれば少数ですが積雪地ではGⅯ5型グレイスハイブリッド4WD同様にシェアの高いホンダシャトルハイブリッドX4WD前期型(GP8)個人タクシーです。

3枚目の画像についてはモビリオ(GB1/2)から続くフィットベースのスライドドアミニバン「フリード」の2代目モデルでP170系シエンタに比べればまだ少数ですが積雪地では増えつつあるホンダフリード(GB8 前期型ハイブリッドBAWDと思われる)です。
Posted at 2020/07/31 12:15:37 | |
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