
今回は時代によって変わる変哲がない定義を特集します。
当記事に掲載される画像はすべて本文とは関係ありません。

地方税法により自動車税が免税の官公庁名義を除き3ナンバーの自動車税が高額で官公庁名義を除く自家用新車に物品税が課せられた平成元年4月以前の平成元年1月に8日から3月31日を含めた昭和時代のころには排気量1.5がメインで全長4.4m以内の「大衆車」と言われる5ナンバーサイズの小型4ドアセダンが変哲のない車の代名詞で平成元年4月に消費税(当初の乗用自動車新車は官公庁名義を除き6%)が導入されて3ナンバーの自動車税が引き下げられて3ナンバー車のラインナップが増えてバブル崩壊により過熱した「RVブーム」により物品税時代に多かった「バン」と言われる物品税課税免れ用1/4ナンバー車とボディを共用しない乗用RV専用車の人気が高まりましたが物品税時代同様にサッシュレスでありながらセンターピラーを備える4ドアピラードハードトップを含めた5ナンバーサイズの小型4ドアセダンが変哲のない車の代名詞でした。

バブル崩壊が本格化した1994年に1991年の本田宗一郎氏の死とバブル崩壊期のRVブームへ乗り遅れたことによりクライスラー系で現在はステランティスN.V.の一部ブランドとなった「JEEP」をはじめに当時はローバーグループで現在ではインド・タタモーターグループとなった「ランドローバー」やいすゞ自動車のRVをOEⅯ扱いで取り扱っていたホンダがCD系アコードをベースとするホンダ自社生産初の3列シート車でホンダのV字回復を果たした「オデッセイ(RA1/2)」を発売、一部を除きバンベースが多かった今までの3列シート車とは異なり乗用専用で3ナンバーRVでもカジュアル志向ということからハードトップを含めた5ナンバーサイズのセダンやハッチバックといった非RVやRVでもステーションワゴンからの代替えユーザーも多く1996年に発売となったホンダ登録車初のスライドドア採用車となった「ステップワゴン(RF1/2)」も大ヒットして20世紀末でも2000年代に入ってからの平成12年4月からの改正道路交通法による6歳以内の乗員に対する「チャイルドシート」義務化も大きいがミニバンをはじめにステーションワゴンやSUVなどの以前のRVと総称されたクルマのカテゴリーをはじめにコンパクトカーでも5ドアハッチバックの一般化により独立トランクを持たないクルマが変哲のない車として定着した同時にトランク独立セダン/クーペやトランク独立ではない車でも乗員用ドアが前のみの車種は一部を除き衰退したと言えます。
2008年の「リーマンショック」により世界的に経済に対する影響が大きく出て自動車産業にも大きい打撃を受けたことから各国は新車購入に対するインセンティブを実施して日本政府も平成21年度から「エコカー減税」と「エコカー補助金」を実施、それにより2009年にトヨタ自動車のハイブリッド専用車「プリウス」のZVW30型へのフルモデルチェンジと大ヒットにより全長4.7m以内で2000㏄以内をメインとするCセグメントクラスでも3ナンバーが一般化して2011年にホンダが軽スーパーハイトワゴン「N-BOX(JF1/2)」の発売によりその後の衝突安全性のさらなる向上をはじめに「ADAS」と言われる運転支援システムの充実化によりファーストカーにも軽自動車が定着、その後の安全基準をはじめに排ガス燃費規制などの道路運送車両法改正も大きいですがマスメディア主導による「三密」回避の「マイカー論」ありましたが「コロナ2019」と言われる「COVID-19(SARS-CoV2)」後の現在では少し沈静化した半導体不足による生産遅延を含めた市場の大きな変化によりかつては変哲のないクルマと言われた5ナンバーセダンは一般モデルで3ナンバーサイズのE210系への移行後にステーションワゴンの「フィールダー」を含めて「EXシリーズ」としてタクシー・教習車を含めた法人・官公庁をメインに販売されている「カローラアクシオ(トヨタ E160系)」のみとなりました。
今後、どのようなカテゴリが変哲があって、変哲がないか将来を見守りたいと言えます。
今回の画像については本文とは関係ありませんが時代によって変哲のないまたは変哲のあると言われたカテゴリーのクルマの画像を掲載します。
1枚目の画像については1998年10月に日産自動車が発売したCセグメント(現在ではBCセグメント相当)のスタンダードカー「サニー」の最終世代モデル(9代目)CDセグメントプラットフォーム「M&Sプラットフォーム」が採用第1号車で前期1型のリアデザインが不評で頻繁にマイナーチェンジを行っていた先代B14系に比べて古典的なセダンデザインが高齢ユーザーに好評でしたが現在では車検時の錆検査の強化により激減した日産サニー1.5EXサルーン後期型(FNB15型4WD70周年記念車と思われる)です。
2枚目の画像については1983年5月にトヨタ自動車から発売したCセグメントクラス(現在ではBセグメントに相当)の伝統的ベストセラーカー「カローラ・スプリンター(スプリンターでもE10系はカローラスプリンターとしてオート店発足の1968年発売)」の5代目モデルで現在でも4A-GE型1.6DOHC16Vエンジンを搭載するAE86型であれば現在でも高い人気を誇り新車当時価格より高価で取引されるFR縦置きを採用するレビン・トレノ(AE85/86)を除きFF横置きが採用されたトヨタカローラセダン1.5GLサルーン前期Ⅱ型(AE81)です。
3枚目の画像については1988年9月に日産自動車が発売したミニバンのパイオニア「プレーリー」の第2世代目モデルで両側ピラーレスだった先代Ⅿ10系と異なりボディ剛性強化と軽量化の関係からスライドドアでもセンターピラーが備えられたと同時に「アテーサ」と言われるセンターデフフルタイム4WDがNM11型とHNM11(1990年の中期型の発売により追加)に搭載された日産自動車プレーリーJ7アテーサ後期型(1995年8月のPM11/PNⅯ11型ジョイへのビッグマイナーチェンジ前)RVリミテッド(NM11 1995年2月発売)です。
4枚目の画像については1994年10月に本田技研工業が発売したホンダ自社生産初の3列シート車で1991年の本田宗一郎氏の死とバブル崩壊期のRVブームへ乗り遅れたことによりクライスラー系で現在はステランティスN.V.の一部ブランドとなった「JEEP」をはじめに当時はローバーグループで現在ではインド・タタモーターグループとなった「ランドローバー」やいすゞ自動車のRVをOEⅯ扱いで取り扱っていたホンダがV字回復を果たして3ナンバーRVでもカジュアル志向ということから今までの3ナンバーに関心のないユーザーでも3ナンバーを受け入れる土壌を創った3ナンバーミニバン「オデッセイ」の初代モデルでDセグメント(現在の基準ではCE1/CF2型ワゴンを除きCDセグメントに相当)セダンと北米生産のステーションワゴン/クーペ「アコード(CD系)」をベースとするホンダオデッセイ2.2前期型4WD(RA2型Lと思われる)です。
Posted at 2024/03/01 11:22:21 | |
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