
今回の記事は平成元年の3ナンバーの自動車税引き下げにより3ナンバーカテゴリー参入した当時ブームだったクロスカントリー4WDなどのRVがメインの三菱自動車工業やいすゞ自動車を除くトヨタ自動車や日産自動車以外の平成元年3月以前は「上級小型車」と言われた現在では「D/Eセグメント(当時のD/Eセグメントは現在ではCDセグメント相当)」言われるアッパーミドルクラスを含めたノウハウ不足やバブル崩壊後とRVブームによるRVを除いた国産3ナンバーの販売低迷をはじめに平成6年4月からの民間名義の自家用乗用登録新車に適用される「自動車消費税」が今までの4.5%から3%(緑ナンバー若しくは官公庁名義とリース・レンタカー用車は乗用登録でも開始時から3% 平成4年3月までは6%)の引き下げと6月から7月支給を主にする夏のボーナス(賞与)商戦を視野に入れて車両本体価格300万円前後のお買い得仕様のラインナップ強化した平成元年3月以前は「中型車・大型車」と言われて現在ではE/Fセグメント(当時のE/Fセグメントは現在ではD/Eセグメントに相当)と言われる全長4800㎜から5000㎜前後(輸入車と2ドア車は4600㎜から5000㎜)ガソリン車であれば平均排気量3000㏄6気筒クラス(2501㏄から4000㏄6気筒)新車本体価格税抜き500万円以内の1994年夏3ナンバービッグカーとも言われたラージクラスのサルーン・クーペ・ステーションワゴンの特別仕様・お買い得グレード商戦を振り返ります。
トヨタ自動車
1999年まで継続生産されて2JZ-GE型3.0直6DOHC24V搭載車は用意されないS130G/W型ワゴンを除きクラウン最後のペリメータフレームを採用する「クラウンロイヤルハードトップ」に3.0ロイヤルツーリングS(JZS143)に特別仕様車を1994年5月に発売することをはじめに国内ではラージクラスの販売実績ノウハウの高い「クラウン(JZS140系)」を取り扱うトヨタ店とJZX91型3.0が用意されるがセグメントの関係から割愛となるマークⅡを取り扱うトヨペット店ではなく現在ではネッツ店に統合されたオート店とビスタ店で販売されて海外では「レクサスGS(S190系から国内もレクサスGS)」として販売、夏商戦末である8月にマイナーチェンジを行った「アリスト(S140系)」に装備を厳選した「3.0Qリミテッド/3.0VSパッケージ(JZS147)」を発売。
日産自動車

前期型の末期の1993年1月に日産自動車設立60周年としてVG30E型エンジン搭載のPY32型車に「V30Eグランツーリスモ60th/V30E60th」をはじめに後期型に移行した1993年8月に「日産自動車設立60周年記念車パートⅡ(PY32)」や1994年1月に日産自動車設立60周年記念車第3弾としてVG30E型エンジン搭載のPY32型車にCD-ROM方式のGPS光ファイバージャイロナビゲーションレスのAVシステム装着車を販売した「セドリック・グロリア(Y32系)」にブロアムV以上を除くVG30DET型エンジン(PY/PBY/PAY32)とVG30DE型エンジン(PY32)搭載車種にABSと運転席SRSエアバッグをセットオプション化した「Sパッケージ」を設定と運転席SRSエアバッグの機械式への変更などのコストダウンの実施により5月末からメーカーオプション価格の引き下げを行った。
本田技研工業
1993年9月の後期Ⅰ型(130型)へのマイナーチェンジによりセダン(KA7型サルーン)にαツーリング同様のC32A型V6タイプⅡエンジンと16インチが採用されながらも助手席SRSエアバックの標準装備からメーカーオプションへの変更をはじめにβシリーズ同様にTCSのメーカーオプション未設定化やリアヘッドレストの調節式から固定式への変更を行ったお買い得仕様車「ツーリング」をベースにしたホンダクリオ店開設10周年特別仕様車「グランドステージ(KA7)」を1994年3月に追加した「レジェンド(KA7/8)」のKA8型クーペにホンダクリオ店開設10周年特別仕様車「スーパーステージ」を5月に発売。
マツダ
1994年1月にアンフィニ店扱いの「MS-9(HD系)」の統合によりマイナーチェンジを行い後期型に移行した「センティア(HD系)」に4WSを省いた30タイプJ(HDEP)を発売、3月に車検証上の車名を「ユーノス」から「マツダ」に変更して型式末尾から「E」を削除しマツダ・アンフィニ店取り扱い車種同様の型式表記に変更した「ユーノスコスモ(JC系)」でも量産車で唯一の3ローターのロータリーエンジンとシーケンシャル式ツインターボチャージャー(インタークーラー付き)を組み合わせた「20B」を搭載車に税抜き本体価格400万円以内とした20BタイプSX(JCES)を発売。
三菱自動車工業
夏商戦では動きはなかったが1994年10月にデボネア(S20系)の1995年モデル移行時ににオーナーグレード向け「コンテーガ(S21/27A型)」を発売。
富士重工業(現SUBARU)

1993年11月発売の「S40(CXW)」からボーナスシーズン向け特別仕様車を発売する「アルシオーネSVX(CX系)」に「S40Ⅱ(CXW)」を発売。
海外メーカー日本国内向けモデル

アメリカ系はフォード自動車(日本)(ディストリビューターとディーラー統括はオートラマ 1997年から1999年6月はフォードセールスジャパン 1999年7月以降はフォード・ジャパン・リミテッド 現在は撤退済み VTホールディングス傘下のピーシーアイがフォード・サービス・ジャパンとしてアフターサービスを実施)が輸入する「トーラス(FA5系)」と1994年5月に「マスタング(1FA4P/TP系 4代目)」の一部を除く車両本体価格400万円以内実現をはじめに1994年2月にクライスラージャパンセールス(ディストリビューター 西武自動車販売 現ステランティスジャパンが引き継ぐ)により正規輸入が開始されたビジョン(LH系)を車両本体価格400万円以内で販売、ヤナセが発売するGⅯ(ゼネラルモータース)車ではキャデラックブランド車を除き車両本体価格500万円以内の車種を積極投入。
イギリス系はローバージャパンが正規輸入を行う本田技研工業との共同開発でレジェンドでもKA1型から6型をベースにする「800(RSC系」」のC27A型シリーズの2.7SOHCV6エンジンを搭載「827SLi(RSC27)」の車両本体価格400万円以内化を実施。
ドイツ系は現在では「D/Eセグメント(当時のD/Eセグメントは現在ではCDセグメント相当)」言われるアッパーミドルクラスまたは「Dセグメント(当時のD/Eセグメントは現在ではCセグメント相当)」と言われるミドルクラス相当であるがフォルクスワーゲンアウディ日本(現フォルクスワーゲングループジャパン)が正規輸入を行い全長4600㎜以上のパサート2.8VR6シリーズ(3AAAA)を車両本体価格450万円以内で発売。
フランス系はシトロエン・ジャポン (ディストリビューターは西武自動車販売と
マツダ・ユーノス事業 1996年から新西武自動車販売とマツダ 1998年から新西武自動車販売の独占輸入 現ステランティスグループジャパンが引き継ぐ)が扱う「XM(Y3系)」に車両本体価格500万円以内のXM-S(Y3SF)を投入。
イタリア系はガレージ伊太利亜・オートザムが取り扱うランチア・テーマに3.0V6でありながら車両本体価格450万円以内の3.0V6LS(A834F6)を投入。
スウェーデン系の500万円以内では6気筒の該当車は1994年夏にはなし。
今回の冒頭画像については1993年9月の後期Ⅰ型(130型)へのマイナーチェンジ実施とセダン(KA7型 サルーン)にαツーリングシリーズ(セダンはKA7 クーペはKA8型 120型と言われる中期型)と同様の最高出力を215馬力から235馬力に出力を上げたC32A型V6SOHC24VタイプⅡエンジン搭載をはじめにボディ剛性の強化と足まりの変更やフロントブレーキに2ポッドキャリパーを採用しながらも助手席SRSエアバックの標準装備からメーカーオプションへの変更をはじめにβシリーズ同様にTCSのメーカーオプション未設定化やリアヘッドレストの調節式から固定式への変更を行ったお買い得仕様車でホンダクリオ店開設10周年特別仕様車「グランドステージ(KA7)」のベースとなったホンダレジェンドセダン(サルーン)ツーリング後期Ⅰ型(KA7 1994年モデル130型 1993年9月発売)です。
Posted at 2024/06/19 17:33:48 | |
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