
今回の記事については予想ほど増加してない初度登録30年超え車です。
平成7年の道路運送車両法改正により廃止されましたがかつてはいわゆる「普通車」と言われる登録乗用車の場合は初度登録10年以上の1年車検(いわゆる軽自動車と言われる自家用検査付き届け出自動車は10年以上でも2年車検)の関係から自動車の新車登録から解体までの年数は10年が一般的でしたがその後は初度登録10年以上でも2年車検となったことから平成13年度からの地方税法改正により自動車税重課算が開始されても(ガソリン車は初度登録13年 ディーゼル車は初度登録は11年 ハイブリッド車は現在は対象外 平成27年度から初度登録13年以上のガソリン車に対する自動車税重課算が10%から15%に引き上げ)中古車流通年数の長期化により平成21年4月から平成22年3月と同年4月から9月に行われた「第一期エコカー補助金」実施時に自動車税が10%増税対象となった13年以上経過した車を下取り後に永久抹消廃車して燃費基準基準を満たした新車に乗り換えた使用者に25万円(軽自動車は12万5千円)が支給される「スクラップ・インセンティブ」制度
実施後も新車登録から10年以上経過したクルマを使用するユーザーは増加して現在の基準では「ネオクラ(ネオクラシック モダンクラシックは20年以前 かつてのネオヒスは5年から20年)」の範疇となる初度登録20年以上車は以前に比べて多くなりましたが1987年から1989年発売のクルマが発売30周年となった2017年から2019年に個人的に初度登録30年以上のクルマの残存率が向上すると思いましたが初度登録30年以上のクルマはスポーツカーをはじめにSUVなどの整備に日数をかけれる趣味車を除き予想ほど増加していないようです。
初度登録30年以上使用車は予想ほど増加しない理由としては一番は政府機関であるが各地域の国土交通省地方運輸局地方運輸支局検査登録事務所によって見解の異なる場所も多いと思いますが令和2年度以降から車検時の錆検査基準強化をはじめにエンジンをはじめにトランスミッションやブレーキ・駆動系などの安全・走行デバイスに必要な電子制御を支えることに必要な「ECU(エレクトロコントロールユニット)」から発生する液漏れ修理対応の困難と殺到化と部品の枯渇化が大きく一時期は「COVID-19(SARS-CoV2)」と言われる「コロナ2019」時のマスメディア主導による「三密」回避の「マイカー論」を受け入れて本来であれば返納が奨励される高齢者講習実施により運転免許証の更新を行った75歳以上の後期高齢ユーザーが通院をはじめに買い物や銀行・役所などの用事足し用などで自動車を使用したいことから継続車検更新を行い一時的な延命のあった実用使用車については長くても初度登録27年以上から29年以前の引退が多いようです。
今後は令和6年8月からの(一部地域は検査機器の入れ替えの関係から令和8年度8月開始)平成10年9月以降に製造された自動車の継続車検検査時のヘッドライト測定のロービーム検査への完全移行により2028年以降に30周年を経過する1998年以降に製造された自動車についてはヘッドライトなどの灯火器関係の部品供給から現状では不明な部分も多いですが初度登録30年以上の使用は予想ほど出ないと思います。
今回の画像については本文とは関係ありませんが初度登録30年前後まで残存率が高かったクルマを特集します。
1枚目の画像については1991年10月にトヨタ自動車が発売した伝統のある高級車「クラウン」の第9世代目モデルでパーソナル向けピラードハードトップの全車3ナンバーへの移行(小型車枠サイズを含めた法人向けセダン・ステーションワゴン・ライトバンと言ったサッシュドア車はビッグマイナーチェンジによりS130系を継続)と同時にペリメータフレームを採用するがリアデザインが不評でY32系セドグロに水を上げられたことから外装デザイン大幅変更のビッグマイナーチェンをを行ったEセグメントサルーン(現在ではDセグメント相当)「ロイヤル(JZS/LS140系)」と歴代クラウンシリーズでは初のモノコックボディが採用されたEFセグメントプ(現在ではEセグメント相当)プレステージサルーン「マジェスタ(UZS140系 JZS149型)」が用意されたトヨタクラウンマジェスタ前期Ⅰ型(JZS149型3.0Bタイプ エレクトロマルチビジョン装着車と思われる)です。

1992年10月にトヨタ自動車が発売した主力アッパーミドルハイオーナーサルーン「マークⅡ」(DEセグメント 現在ではDセグメントに相当)コロナマークⅡ(4代目X60系まで)から加算して全車3ナンバーに移行した7世代目モデル「X90系」でも1993年10月の一部改良によりマークⅡ3兄弟では初の4WDモデルとして追加された「i-Four」と言われる電子制御式センターデフ式フルタイム4WDを採用するグランデFourシリーズ(JZX93)が用意されて1994年8月のマイナーチェンジによりコストダウンが行われ1995年8月の一部改良時に平成8年1月以降の継続生産車に義務付けられる新安全基準対応や運転席SRSエアバッグの全車標準装備化とさらなるコストダウンが行われて本田技研工業が1991年の本田技研工業の創業者本田宗一郎氏の死後のバブル崩壊期にRVブームへ乗り遅れたことによりクライスラー系で現在はステランティスN.V.の一部ブランドとなった「JEEP」をはじめに当時はローバーグループで現在ではインド・タタモーターグループとなった「ランドローバー」やいすゞ自動車のRVをOEⅯで取り扱ってRVブームに対応してバブル崩壊後のRVブームでもいわゆる「4ドアハードトップ」と言われるセンターピラー付きサッシュレスドア車を含めたセダンばかり発売して低迷が続いたホンダの4輪事業のV字回復を果す結果となったアコード(CD系)をベースにするホンダ自社生産初の3列シートミニバンで3ナンバー車の自動車税などの税金が大幅に引き下げられた平成元年の税制改革後も改革後も3ナンバー=税金(昭和同様に車税80000円以上と考える)が高く贅沢と考えていて今までの3ナンバーに関心のないユーザーでもカジュアル志向ということから3ナンバーを受け入れる土壌を創ったと同時にミニバンを変哲のないファミリーカーのスタンダードとした「オデッセイ(RA1/2)」に3ナンバーシェアで大きく水を上げられてたトヨタマークⅡグランデGFour後期Ⅱ型(JZX93)です。

3枚目の画像については1990年10月に本田技研工業が発売した北米では「アキュラ」で「アキュラ・レジェンド」として販売されたEFセグメント(現在ではEセグメントに相当)フラッグシップカー「レジェンド」の第2世代目モデルで全車3ナンバー化と同時にCB5型アコードインスパイア・ビガーに先行採用された前輪駆動でありながらエンジンとミッションを縦置き配置する「FFミッドシップレイアウト」が採用されて1993年9月に後期Ⅰ型(130型)へのマイナーチェンジ実施を行ったKA7/8型レジェンド(セダン サルーン KA8型クーペは1991年発売)でもラグジュアリーグレードのホンダレジェンドセダン(サルーン)α後期Ⅰ型(KA7 1994年モデル130型 1993年9月発売)です。
Posted at 2025/02/24 17:26:59 | |
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