
国土交通省中国運輸局管内の広島県に本拠を持つ国内中堅自動車メーカー「マツダ」がマツダ店をはじめに一部地域に現存するマツダアンフィニ店と言った国内販売網の再構築を行うと先週に報道された。
マツダが力を入れている消費税込み440万円以上の自動車販売台数が多い10都道府県を重点マーケットと位置づけ店舗やマーケティングへの投資を集中展開を行い新規顧客の開拓を進めるとともに、販売やサービスなど顧客満足度を高めると計画されてるようです。
ブランド戦略価値経営強化と直6エンジンを縦置きに搭載するAWDを含めたFRアーキテクチャー採用車でも3列シートを採用する国内販売要望も多い北米向けフラッグシップクロスオーバーSUV「CX-90(KK系)」発売以降から販売台数を拡大させている北米法人の販売戦略を参考に「CX-60(KH系)」を皮切りに3列シートを採用する「CX-80(KL系)」を含めたT3型3.3直6直噴コモンレールクリーンディーゼルターボを用意する直6エンジンを縦置きに搭載するAWDを含めたFRアーキテクチャー採用車によりプレミアム路線を高めても高価な価格と不具合の多さ(KH系CX-60 2022/2023年モデル)により予想に比べて販売が伸びず、さらには「COVID-19(SARS-CoV2)」と言われるコロナ2019により発生したコロナショック不況以降、長年続く販売低迷を解消することも大きく支援するBPO(業務委託)会社を1月に立ち上げて現場がブランド体験を提供する接客に専念できる体制を整えるようです。
急な国内販売体制強化の理由としては2027年度までに電動車を含めた量販クロスオーバーSUV2車種の発売を控えていることも大きいといわれているようです。
マツダはバブル景気から崩壊期の1980年代後半から1990年代中半に「マツダ」をはじめに「オートザム(現マツダオートザム)」、「ユーノス(現在はブランド消滅)」、「アンフィニ(旧マツダオート 現マツダアンフィニ 一部地区に現存)」、「オートラマ店(その後のフォード店 2016年のフォード・ジャパン・リミテッド日本撤退によりフォード車のアフターサービスを引き継ぐVTホールディングス傘下のピーシーアイが提供)」の一部でプレミアム化や「オートモール2020」などの総合販売ショールームを展開するなどの5チャネル体制を行い「アンフィニRX-7(FD3S)」をはじめに「ユーノスロードスター(NA系)」などの大ヒット車もありましたがそれ以外の車種は発売時に話題になっても初期登録が好調でも途中からの販売の低迷が大きく、2019年以降の海外では一部を除き「323シリーズ」となっていた「ファミリア」をはじめに「ランティス」や「アクセラ」を引き継ぐCセグメントカー「3(BP系)」発売以降も同様ですが5チャネル時代もアルファベットと数字を並べた通称名についても客の混乱が続き1979年(昭和54年)からオイルショックにより経営不振となった東洋工業(現マツダ)への米国・フォード・モーターの資本参加(1996年には傘下に2015年資本提携解消)と同時に合弁新チャネル「オートラマ(その後のフォード店)」とバブル崩壊と5チャネルの失敗により1996年にマツダへの資本参加を強め傘下へ移行した経緯があるだけに今回のマツダ米国法人流を取り入れた自動車販売台数が多い10都道府県を重点マーケットと位置づけた販売網再構築検討についてはメーカー・ディーラーともに賛否両論があるとお思われ、一部では戦後80年「終戦記念日」の8月15日以降の政治・経済・社会に対する変革の一つと思います。
今回の画像については自動車販売台数が多い10都道府県を重点マーケットと位置づけ店舗やマーケティングで推進したいマツダのプレミアム路線についての画像を特集します。
1枚目の画像については国土交通省北海道運輸局管内を営業エリアとするマツダ正規ディーラー(マツダ店)で今年4月から函館マツダの合併により北海道運輸局管内全域を営業エリアとした「北海道マツダ販売」でも室蘭運輸支局管内唯一(苫小牧市内は令和2年5月からご当地ナンバーの苫小牧ナンバーに移行)の新デザイン店舗の北海道マツダ販売苫小牧西店(マツダ店 春日町の苫小牧東店は2009年までマツダアンフィニ店)です。

2枚目の画像についてはマツダのスペシャリティカー「コスモ」の最終世代モデル(4代目)で1989年の「東京モーターショー」に出品されて1990年3月(4月発売)に「ユーノス(製造開発元マツダ 型式末尾にEがつかず車検証車名がマツダになった後期型は発売・販売元がマツダに変更)」から発表されたユーノスどころかマツダでは最初で最後のEセグメントクラス(現在ではDセグメント相当)の3ナンバーフルサイズ大型サッシュレスクーペで量産車で唯一の3ローターのロータリーエンジンとシーケンシャル式ツインターボチャージャー(インタークーラー付き)を組み合わせて「CCS(カーミュニケーションシステム)」と言われる世界初のGPS測位式CD-ROⅯナビゲーション付マルチシステムとさらには移動電話供給会社と契約を行いレンタル供給される自動車電話無線機を接続すればCRTのタッチパネル画面と専用スイッチにより通話が可能のハンドフリー自動車電話をメーカーライン採用仕様で用意される「20B」を搭載するマツダユーノスコスモ20BタイプE前期型(JCESE)です。
Posted at 2025/06/24 12:36:49 | |
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