
小雨降る夕刻、向かいに住む甥が車のバッテリーが上がったと駆け込んできた。私の車はe-Powerだ。バッテリー上がりの救援車にはなれない。たまたま息子が在宅だったので息子に救援を頼んで事なきを得たが、まだ冬でもないのにバッテリー上がりとは…。
雨の日のバッテリー上がりには思い出がある。21歳だったと思う。当時の愛車S130Zで結構な土砂降りの中、彼女とデート中だった。夏の日の夕方でエアコンもガンガン使ってた。そして楽しいデートが一変した…。
信号待ちをしている時、エンストしたのだ。あれっ?とセルを回すがエンジンは始動しない。焦ってセルを再度回すが、弱々しいセルモーターの音が虚しいだけだった。その時脳裏をよぎったのは、車とパーツのローンでがんじがらめで、メンテナンスには一切無関心だったこと…。
信号が青に変わり、後続車のクラクションが鳴り響く。車内の蒸し暑さと焦りで滝のように汗が流れ落ちる。左前方にガソリンスタンドがあり、車を降りて助けを求めたが、接客中の店員は素っ気なかった。さらにその先に日産ディーラーが見えたので走った。事情を話すと3人のスタッフさんが救援に出てきてくれた。
ありがたかった。3人でずぶ濡れになってZをお店まで押してくれて、ブースターケーブルでエンジン始動してくれた。市外ナンバーの日産車だったからなのか、すべてサービスだった。それから私の愛車はずーっと日産車になった。
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2022/11/23 20:31:23