
フリードハイブリッドのレビューを見ていると
△燃費が良くない
という評価をよく見かける。
おそらくライバルのシエンタが比較になるのだけれど、そりゃエンジン優先度の低いTHSと比べたら負けるに決まっている。
とはいえ、フリードでも高燃費を叩き出すには良いやり方があるハズ!ということでi-DCDの動きを観察しながら分かってきたことをまとめてみる。
【結論】
フリードハイブリッドで燃費を稼ぎたければ
①とにかくEVモードを使いこなす
②過度に充電させない
③エコ運転はほどほどに
かな?まぁあくまで自分の車での結果なので参考程度に見ていただければ。
出力モニタリング画面で各部の動きを見ながらアクセル踏量別でのおおよその挙動を整理する。
①微弱加速(踏量0〜20%)
0〜10km EV
10〜40km EV、HV?、GAS、充電
②弱加速(踏量20〜40%)
GAS、充電
③中加速(踏量40〜50%)
GAS
④強加速(踏量50%以上)
HV、GAS
モーター出力がIMAより強化されたので、HVよりEVに重きを置いていると思われる。強い加速が必要な時以外にモーターアシストは無いと考えたほうがよさそう。
で、問題となってくるのが弱加速域で頻繁に充電が行われていること。最初エコ運転を試した時、鈍足なクセに燃費が良くなかったのはコレが原因かもしれない。
瞬間燃費を見てるとEV発動しないエコ運転踏量での巡航は20km/L弱…これじゃ燃費は上がらない。25km/Lは出てほしいところ。
○ツッコミ所
普段使いでモーターアシストが無いのでバッテリーはEVで消費するしかない
エコ運転(踏量20〜40%)ではEVが発生しない
加速が遅い+充電に出力をもっていかれるのでGAS時間が増える
充電容量が5/6を超えてもガンガン充電する
見てて思った…お前どんだけ充電温存すんねん!www
社用車のプリウスとかいつも目盛2〜3やぞ…
原因はおそらくモーターの出力(トルク)不足。
EVで走れる出力域が狭いから一定以上ペダルを踏んで加速を得ようとするとGASに切り替わる。THSは結構EVで走り続けられるんだよな。
バッテリーの充電効率や劣化抑制を考えると2/6〜4/6の範囲で運用するのが望ましい…と考えてコイツに無駄な充電をさせないようにするには、エコ運転のちょい踏みは多用しないのがよいな。
さっさと加速して道の流れにのって巡航〜アクセル開放〜微弱加速〜EV発動が自分の中で最もシステムを活用できる乗り方かな。今のところ。
【追記】
社用車のプリウスαの出力モニタリングを改めて観察してみた。
めっちゃ制御細かい!これに尽きる。
EV、HV、GAS、充電を踏量で細かく切り替えてるし、それを違和感なくやってるというのが流石トヨタというか。
モーターの出力が強いので広い範囲をカバーできるんだろうなぁ。
ただ滑らかに繋いだ反面全体的にモッサリするのは否めないし、出力調整のため踏量を調節しても反応は薄い。
要はどんな技術レベルのドライバーが運転してもある程度の範囲に集約されるようになってる。
ドライバー自身が細かく調節する必要がない訳だから、そりゃ燃費も良くなる。
運転していて楽しいか…というとまぁ自分は否だなぁ。
安全装備も自動運転システムも同じだけど、過度の介入は鬱陶しいし運転させれらている感が強い。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2022/11/21 12:46:39