以前職場の飲み会で、お偉いさんから
Audi connectを見せてもらった。
要はコネクテッドカーですな。
Audi connectの提供機能は、以下の6つ。
1. 専任オペレータによるコンシェルジュサービス
2. 車内WiFiスポット
3. リモートロック・アンロック
4. カーファインダー
5. オンライン施設検索
6. 緊急時のSOSコール
上記のうち1,5,6はスマホで十分、3は必要性が今ひとつ、ということで
うちのCX-8でも 2と4を実現すべく、システムを構築してみた。
・車内WiFiスポット(上記2)
LTEルータをACC電源に繋ぐ。以上、完了。
・カーファインダー(上記4)
マツコネに繋いで位置情報が取れれば良いのだけれど、車は命を預ける
道具だし、何かあったら怖いので、車内システムとは独立したシステムとした。
【構成】
大まかなシステム構成としては、以下の2つ。
・GPS等のセンサを接続したエッジ
・エッジからデータを受け取り、蓄積/表示するクラウド
エッジの構成
- コントローラ ... Rasberry Pi Zero W (余っていたので)
- センサ ...
Enviro pHAT+
GPS(秋月電子)
- 画像 ... ドライブレコーダとWiFi接続、あるいはRasberry PiにCCDをつなぐ
クラウド(IaaS)の構成
- データ受信 ... HTTP POST
- 蓄積 ... MySQL
- 表示 ... Redash
【制作】
悩んだのはエッジの電源制御と、ドライブレコーダからの画像取得。
電源制御については、ACC電源からの供給の場合、駐車したときに
電源が落ちてしまい、そのときのセンサ情報を送信できない。
バッテリ電源+ACC電源のロジックを自製しても良かったのだけれど、
面倒だったので、
エーモンのOFFタイマー機能付きの電源ソケットを
利用した。
この電源ソケットからの入力を主電源としつつ、ACC電源をGPIOで
監視し、駐車時の情報送信とRasberry Piのシャットダウン制御を
実装した。
ドライブレコーダからの画像取得については、これを期待して(更に
GPSや加速度の情報も取れることを期待して)WiFi付きのドライブ
レコーダを購入したのだけれど、当然ながら仕様は公開されておらず、
iOSとAndroidのアプリが公開されているのみだった。
が、PCからドライブレコーダにWiFiで接続し、ポートスキャンしたところ
RTSP のポートが空いていることが判明したので、気合で URI を
割り出し、avconvで画像を切り出した。
(GPSや加速度の情報取得方法は判らなかった。)
上記以外は淡々と設計/製造/試験を実施。
【結果】
RedashのWeb画面はこんな感じ↓

過去20分間の緯度経度を地図上およびリストで表示するとともに、
最後に駐車した場所の映像と過去映像のリストを表示する。
方位(HEADING)はちょっとサボって未実装。
なお、Redashはレスポンシブデザインに対応しているので、スマホで
見ても破綻することなく表示される。
全体のブロック図↓
今後暫くは車内情報系はいじらないつもり。
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CX-8 | 日記
Posted at
2018/02/19 12:55:10