修理断念

先月故障してから、修理見積もりが出るのを待っていた。

ECUとデスビの交換が必要になるかも知れない。

ECUは新品で買うと高いので中古品を入手した。

残るはデスビ本体と各センサーくらいだろうと。


しばらくして修理工場から連絡が来た。見積もりが出たので現車と合わせて確認してほしいと。

それで工場に向かった。

担当者の手にしている見積もりに「910000円」の文字が見えた。

「9万1千円か・・・」　

「いや、0がおかしくないか？」　　　

「91万円！？」　

リフトに載せられた現車の下に入り、担当者に不具合箇所を見せてもらった。

ヘッドからはオイルやクーラントが滲み出していた。先日のオーバーヒートの後遺症か・・・

タービンからはオイルが滴って、エキマニは割れて、腐って欠落している部品その他　etc・・・

動作の信頼性を上げるには相当な数の部品を交換しなければならず、ECUやデスビの交換くらいで済む状態ではなかった。

中古品の交換も考えたが、この車種の中古品は外れが多いと思い結局修理は諦めた。


初度登録から17年、走行距離156602km、自分の手元に来て7ヶ月、走行距離は約5400ｋｍ。

今までの修理費用と使用期間を考えると、今までの中で一番高価な乗り物だった。

SW20と違った楽しさがあったし壊れなければまだまだ乗るつもりだったけど、51系エブリイの中古はもうたくさんだ。

スズキがこの手のエンジンレイアウトで再度エブリイを出すなら、個人的にはウォーターラインの取り回しと材質、フロントサスを変更し、車体下面にアンダーカバーを設けてほしい。

あとは集中ドアロックは欲しいけど、パワーウインドウか否かは選択できるようにして欲しいかな。