タミヤ バギー・チャンプ　part2

昨日は何もコメントしてませんが、あまりに殺風景に感じたので書きます。

チャンプのシャーシです。洗浄も終わりボディが出来るのを待つばかりの状態です。
このシャーシのグッドな所は、他のメーカーにはなかった防水型のメカボックスでしょう。これがなければ、泥沼や水溜りをジャブジャブとは走れません。もちろんモーターを含めたギヤボックスも防水型です（キットにはシリコンシール剤が同梱されています）。
他にはシャーシが結構頑丈なところでしょうか、2mm厚のFRP板にジュラルミン補強板で構成されています。

バッドな所、電動RCカーとして現在では考えられない程重いシャーシ。これはサスやギヤケースがアルミキャストのためです。
次にリアサスのトーションバーが硬すぎること。オイルケースも併用してますが、衝撃を吸収しきれず意味がありません。リアサスがストロークすることはあまりなく、中空のバルーンタイヤがショックを吸収しています。3年後に発売されたファイティングバギーではリアサスが改良されました。
あとはフロントアップライトが走行中に外れることがあリます。これもファイティングバギーでは外れないように上下のフロントアームにナイロンバンドを巻くことで対策しています。
このシャーシは他にあとから発売されたワーゲン・オフローダー（ビートル改造のバハ・バグのこと）とフォード・レインジャーにも使われました。
79年のチャンプ発売から3年後、82年にシャーシやサスを改良してファイティングバギーが発売されましたが、レースになると他のRCメーカーに劣ることは否めませんでした。
新型レーシングバギーとして「フロッグ」が出るのはその1年後です。