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石川県への出張も終わり無事に帰ってきた。小松市の日中の気温は関東とあまり変わらないが、昼夜の寒暖差は大きくて、朝晩はとても寒かった。

市内には8泊して、その間に土日、祝日があり休日だったので市内観光に出かけた。

やはり車好きなら必ず訪ねておきたい「日本自動車博物館」。
館内は大きく３階のフロアーになっており、１階と２階は中階があるので、全部で５つのフロアーがある。日本最大級といわれるだけあって、１台１台をじっくり見て回れば3時間以上掛かるかもしれない。

ここで興味があるのは先ずはこの車両。

日本陸軍の通称くろがね四軌。「九五式小型乗用車」である。

非常に希少車で確認された台数は現在４台。ドイツのキューベルワーゲンやアメリカのジープのような車両だが、それよりも早い時期に作られている。しかし実用性というか堅牢さは、この当時の日本の品質ではどちらにも敵わないであろう。駆動方式は四起という名にあるように、4WDを採用しており、日本初の４輪駆動車らしい。


次はこの車両。
スズキ　フロンテ

この車は私が幼少期に父が所有しており、物心がついた頃に乗った車はこのフロンテである。
ボディの至るところが錆びており、あちこち腐って穴が開いていたことも覚えている。何度か出先で故障して父親が押していたこともあった。
休日の早朝に、父がこの車の下に潜って整備している姿をよく見かけた。
実家のこの車には、８トラのカセットが付ていて、さらにこの当時は珍しいオートチューニングのアナログラジオを付けていた。



日産　チェリー
父親が初めて軽自動車から普通車に乗換えたのが、このチェリー。
「フロンテと違って力がある」とよく言っていた。しかし、この車も家族旅行の旅先でオーバーヒートやクラッチの不調になって、父を手こずらせたこともあった。
車いじりが好きな父は、純正の時計やタコメーターを後付けしていた。



トヨタ　MR2

こんなに良い状態の初期型AW11があるんだ・・・・と感心してしまった。自分が初めて買った車がMR2だった。個人的には後期型のスーパーチャージャーに乗ってみたかった。

そして何らかの意図的があって隣に置いてるとしか思えない車が・・・

ホンダ　バラード

隣に並ぶと某漫画を思い出してしまう。残念なことに、ライトカバーが壊れている。この車も状態が良い車体が少ないので、こうして保管されていることがありがたく思えてくる。


こうした日本の工業技術遺産を後世に残しにくい日本のあり方が腹立たしい。個人的には新しい車も時代に沿った環境に合わせて作られているので良いと思うが、古い車だって大事にしようよ！という思いもある。

それぞれの人が訪れると、それぞれの車に対するいろいろな思い出や懐かしさが湧いてくると思うので、この博物館は是非訪ねていろんな思いを馳せて欲しい。

現在石川県へ出張中。
石川は天気が変わりやすく、晴れても急に曇って鈍よりとした空になる。
画像は小松空港を駐車場から撮影。

空港の駐車場は茨城空港に比べると小さいようだが、茨城空港よりもお土産売場は充実している。そして発着便も断然多いようだ。


展望エリアから向かい側の小松基地を見ると、1機のＦｰ15が降りてきた。

今日は入間基地航空祭なので、展示用に飛んでいった飛行機が帰ってきたのだろう。入間ー小松間を何分で移動するんだろう？

休日は小松を観光しているが、携帯からアップするのが辛いのでまた後日に。