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2013年01月16日 イイね!

体当たり勇士の碑


  北九州市八幡西区の戦争遺跡に訪れました。

  


  八幡西区の郊外にさつき台という
  閑静な住宅街があります。
  





  



  この住宅街の一角に
  








  『体当たり勇士の碑』という慰霊碑があります。
     

  空の要塞といわれた大型爆撃機B29を
  日本軍機が体当たり攻撃で撃墜したものです。





  以下ネットより。
   
  *----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*

  『神風特別攻撃隊』誕生のちょうど二ヶ月前、
  昭和十九年八月二十日午後五時、
  真夏の太陽が西に傾きかけた頃だった。

  
  中国四川省成都を発進したB29大型爆撃機が、高度七千メートルの
  対馬海上より北九州の軍需工業を攻撃目標として侵入。

  下関・小月基地の陸軍第十九飛行師団・飛行第四戦隊は
  
  「敵機迫る」の情報を受け迎撃戦闘機が発進。

  


  
 



  

  




  北九州上空に迎撃態勢を完了した間もなく西の彼方に
  米空軍空の要塞といわれたB29大型爆撃機80余機が
  地平線上に現われ数個梯団となって北九州を目標に来襲して来た。

 

  B29編隊の一部は既に八幡市街に投爆を開始。
  その内の一編隊が折尾上空に差掛った時、飛行第四戦隊所属の

  野辺重夫陸軍准尉・高木傳蔵陸軍軍曹が搭乗する
  二式複座戦闘機「屠龍」は敵の第二梯団長機に対し第一撃を指向。

  
  三十七粍砲の第一弾を発射したが撃墜には至らず、
  このままならば敵機は北九州に爆弾投下は必至と察知し、

  これまでと決意軍人精神を胸に秘め「野辺今から体当り」の一語を残し
  敵機のやや斜め前方より第二梯団長機を目がけまっしぐらに、
  自らの意思で壮烈果敢な体当りを敢行。

  一瞬彼我両機は一塊となって空中に浮かび、B29は火を噴き
  錐揉状態になって落下、その爆破片と火塊が後続機の
  別のB29の翼に触れ瞬時にして空中分解し現在の
  永犬丸小学校運動場あたりの谷間に激突・爆発炎上した。




  一機を以って敵機二機を葬り日本戦史を飾る、
  身機一体壮烈なる戦死を遂げた両名は、
  身をもって皇土を防衛すべく烈々たる責任観念に透徹し、
  その崇高なる精神と壮烈なる行動をもって皇国軍人の真面目を
  遺憾なく発揮し国軍の亀鑑となった。


 
  
  戦死後二階級特進した野辺軍曹と高木兵長



  このことは早速上聞に達し、野辺高木両友は二階級特進の栄誉に輝き
  悠久の大義に殉じこの地に永眠されることとなった。

  両勇士の功績を称えて二人の愛機が落ちた墜落の地に、
  折尾の町民、中学生、小学生がこぞって、海岸より砂利などを運び
  手造りで建てたのがこの慰霊碑である。
  
  手作りの様子がうかがえる、碑の土台部分。



  この戦闘は空中戦だったため、その様子は多くの人に目撃され
  当時の映像も現存するそうです。

  毎年八月の第一日曜日には地域の自治区会の皆さんや
  当時の少年飛行兵の皆さんによって清掃作業が行われ、
  折尾神楽が慰霊奉納されています。

  
  また、後続機のB29パイロットは、トルーマン大統領(原爆投下を指令)の
  甥といわれ、アメリカ軍はその後体当たりを警戒するようになりました。


  ◇折尾駅周辺タウンガイドより。

  今だから、語れる真実がある、原爆「小倉回避の真相」!

  昭和二十年八月九日、原爆搭載機B29ボックスカー号のパイロットが
  「屠龍」をレーダーでキャッチし、
  「体当たり攻撃の可能性あり、投下目標地を長崎に変更!」と
  テニアン基地へ連絡しました。

  戦後、アメリカ戦略爆撃隊の追跡調査班が、この裏づけ調査のために
  来日し、下関小月基地の「屠龍」二機が関門海峡上空を
  哨戒飛行していた事実が確認されました。

  この調査で「原爆・小倉投下回避」の真相を知った「屠龍」のパイロット
  (陸軍士官学校・防衛大54期)は、長崎の人に申し訳ないと、
  生前、一部の人にしかこの事実を漏らさなかったそうです。

 

  天候不良や八幡空襲の残煙といわれていたましたが、
  主要因はまさに哨戒飛行中の「屠龍」でした。
  『体当たり攻撃』は、原爆投下目標地を、
  小倉から長崎に変更させるほどの脅威を与えました。


  ※体当たり攻撃を受けたB29
  機体番号42-6334、第58航空団468爆撃群所属
  中国成都基地第二十爆撃機集団の作戦任務第七号
  攻撃目標:八幡製鉄所、第五八航空団から出撃七五機、うち損失一四機
  B29は機長のR中佐など11人が機体墜落と共に全員死亡。

  墜落現場付近で見つかった死者の灰が集められて、
  八幡市折尾町陣ノ原墓地に埋葬されました。




  

  後続機のB29
  機体番号42-6368、第58航空団468爆撃群所属
  B29の機体は上記42-6334号機の爆破片と火塊が
  主翼に触れ瞬時にして空中分解、
  機首を左右に振るようにして落下、
  地上に激突・爆発して三日間燃え続けた。

  機長のS中佐など六人の搭乗員が死亡。
  このうち一人はパラシュート降下したものの開かず死亡。

  五人は機体とともにそのまま墜落死。
  遺体の肉片は地元警防団によって集められ、
  墜落現場付近に埋葬され、墓標が建てられた。

  1946年10月頃米軍がこの遺体を回収。
  W一等軍曹とI少尉の二人は、永犬丸の榊姫神社裏山付近に
  パラシュート降下して捕虜になり、西部軍司令部を経て
  東京の防衛総司令部へ送られた後、大森捕虜収容所に収容。

  また、A少尉は翌日に付近の山中で捕まり、
  大船海軍捕虜収容所へ送られた後、12月に大森捕虜収容所に収容。

  この三人は戦後米国へ帰還。
  副操縦士のJ中尉は、山中にパラシュート降下して潜伏していたが、
  八月三一日早朝に芦屋飛行場付近に現われ、飛行機を奪って
  逃亡しようとして発見され、銃撃戦で日本人三人を殺傷した末、
  ピストル自殺した(日本側によって射殺の可能性もある)。
  遺体は芦屋町霧高共同墓地に埋葬され、墓標が建てられた。

  J一等軍曹はパラシュート降下時に重傷を負っており、
  小倉陸軍病院へ送られたが八月二十四日に死亡が確認された。

  

  *----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*







  体当たり勇士の碑前に設置している説明看板では、
  
  体当たりの様子などは詳しく書かれていましたが、
  墜落したB29や捕虜になった米兵については
  一切説明書きはありませんでした。



  もちろん当時の捕虜の実態については、
  ほとんど明らかにされてきませんでした。

  終戦と同時に捕虜収容所関係の書類が
  日本軍によって焼却されてしまい、また日本政府が
  この歴史事実を記録する努力を怠ってきたからです。



  
  私たちは過去から学ぶ必要があります。
  その第一歩は、まず事実を正しく知り、
  それを多くの人びとや若い世代に伝えていくことです。

  あのような惨禍を二度と繰り返さないためにも。。。







 




































 ※本日の筋トレ
   ◆腕立て  320回
   ◆腹筋    70回
   ◆縄跳び 1560回
 
 
Posted at 2013/01/16 22:09:17 | トラックバック(0) | 戦争遺跡巡り | 日記

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