京4◇北吸トンネル

2013年4月13日(土) 晴れ

北吸トンネルに訪れました。
日露戦争の開戦により当時中舞鶴にあった舞鶴鎮守府の兵員や軍需物資の輸送をメインとし、明治37年に新舞鶴駅から舞鶴鎮守府間の2.1マイルの距離をを軍港引込線として線路が開設されました。

この路線の途中の山に全長110メートルの北吸トンネルが明治37年に築造されました。

赤れんがのトンネルは見た目の美しいフランス積みではなく、地震に強いとされる強度を重視したイギリス式の積み方で作られています。

その後、大正8年に国鉄線として開業し舞鶴線の支線で新舞鶴駅～中舞鶴駅間を結ぶ通称中舞鶴線となり、新舞鶴駅⇔中舞鶴駅の間に東門駅が設けられました。

2002年(平成14年)に国の登録有形文化財に登録されました。

後に、新舞鶴駅を東舞鶴駅に、東門駅を北吸駅に改称され、1972年(昭和47年)に中舞鶴線は全面廃止されました。

現在は全長1025メートルの自転車道となっています。