'15.3 豊後森機関庫①

2015年3月25日(水) 晴れ

大分県玖珠町の『豊後森機関庫』へ訪れました。

『豊後森機関庫』は1934年（昭和9年）の久大線全線開通とともに完成。

太平洋戦争中の1945年(昭和20年)8月4日には、米艦載機の機銃掃射によって職員3人が死亡する被害を受けました。

機関庫のガラス窓や壁面にはその際の弾痕が今でも残っています。

転車台は、レールと枕木は残っていないものの、桁や操作室、円形ピットといった主な構成要素は現存しており、多数の蒸気機関車が出入りしていた全盛期の姿が目に浮かぶようです。

錆びついた操作室。

扇形庫の内部の様子。
床に見える帯状の土の部分は、機関車点検用のピットを埋め戻したものです。

天井には排煙フードが残っており、蒸気機関車のススで真っ黒に汚れていて機関庫の歴史を感じさせます。

2009年（平成21年）2月6日に、近代化産業遺産に認定。
2012年（平成24年）8月13日には、国の登録有形文化財に登録されました。

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