'14.11 呉旅行⑭ 海上保安資料館編③

2014年11月28日(金) 曇り/雨

平成13年12月九州南西海域不審船事案で銃撃を受けた巡視船『あまみ』船橋の一部と、船橋内の装備品が展示されています。

被弾した巡視船『あまみ』の船橋全面部分。

巡視船『あまみ』が強行接舷を試みた瞬間、不審船は自動小銃やロケットランチャーなどで銃撃をしてきました。

防弾の施されていない巡視船『あまみ』は、銃撃戦による損害が大きく、船橋を100発以上の銃弾に貫通され、3名の海上保安官が負傷しました。
不審船は自爆沈没、翌年に引き揚げられ鑑識による分析が行われました。

その結果、船は北朝鮮の工作船であり、遺体で回収された乗組員は北朝鮮の工作員であると断定されました。
現在工作船は、横浜海上防災基地内の『海上保安資料館横浜館』（工作船展示館）で展示されています。

船橋内にあった甲板監視テレビには銃撃の生々しさが伝わります。

不審船に左舷側を接舷したため、左側に多くの弾痕が残っています。

巡視船『あまみ』説明看板。