'13.4 舞鶴引揚記念館③

2013年４月12日(金) 晴れ

出征幟。

出征時の姿。

終戦時、大陸に残された日本人およそ57万人がソ連へ送られ、その内の約47万 2千人がシベリアの収容所で、長い年月辛い抑留生活を強いられました。

　「スコーラ・トウキョウ・ダモイ！（すぐ東京に帰る）」を信じてやまなかった兵士たちは、西はモスクワ近郊から東は極東シベリアの最東端まで、全ソ連地域にわたり連行されました。
収容所は約1,800ヶ所で、いずれも衛生設備のない劣悪な環境でした。
　

労働の種類は、森林伐採及び木材積み出し、鉄道建設工事や炭坑作業など戦争で荒廃、停滞したソ連の国土建設と経済復興に必要なすべての分野にわたっていました。
その中で最も過酷な労働であったといわれるのが、森林伐採でした。
充分な食べ物を口にできず、寒さと想像を絶する重労働により、多くの犠牲者が出ました。