2022年07月27日
シトロエンZXをしっかり堪能する前に自爆で失ってしまったため、余計にシトロエンへの執着がマシマシになりました。
ならば、シトロエン独自の空気と油圧のハイブリッドサスペンション「ハイドロ」に乗るしかないだろうと。
それで我が家に来たのが1995年式のシトロエンXantia(エグザンティア)SXでした。もちろん中古で。
https://www.goo-net.com/catalog/CITROEN/XANTIA/9003731/
この車はそれほど惚れ込んで買ったものではなく、田舎暮らしのため、車がないと日常生活が厳しいので、ZXの事故後にサクサクっと決めた車でした。
そのころのシトロエン、特にハイドロサスペンションは、乗り心地は良いけど、とにかく壊れるとの噂があって、少し心配していたのだが、結果、その後6年くらい無故障で走れたので、ラッキーでした。
あまり期待していなかったにもかかわらず実際はかなり使える実用イケメン車でした。
まず、フォルムが美しかった。
セダンのような形なのにハッチバックのため、見た目から想像するよりも遥かに大きな荷室でした。開口部も大きいため荷物の出し入れも楽ちん。
しかも荷室のみならず、キャビンもかなり広々していて、かつシトロエンお約束の極上シート。そして過去イチキレキレのハンドリング。
これはハイドロサスペンションが、相当に優秀だったのだと思われます。
路面に吸い付くような安定感は希薄。そのかわり魔法の絨毯に乗って高速道路をハイスピードで流れていくような浮遊感のある独特な乗り味でした。
得意なのは路面のうねりのいなし。大小さまざまなうねりをことごとく無効化するような感じ。
だけど、空気と油のバネであるため、高周波な荒れた路面はゴツゴツと振動を伝えてきましたね。道路の継ぎ目のような突然ガツッとくるのにはめっぽう弱かったですね。
それを差し引いても、とにかく運転して良し、見た目良し、使ってよしの、かなり満足度の高い車でした。
次もこの車のニューモデルに乗りたいと思っていたのだが、このモデルはこれ一代で終わってしまったので夢叶わず。
今でももう一度乗りたいと思う車です。
Posted at 2022/07/27 21:49:49 | |
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