
1.5リッターNAのジムニーシエラに試乗。
あいかわらず、楽しい乗り味^_^
1.5リッターであるものの、全然パワフルじゃないし、ATか何かの駆動系から来ていると思われる雑音も聞こえるけど、ぜんぜん気にならない。
この楽しさはなんだろうかと考えてみると、たぶん、半端なく剛性の高いラダーフレームと、それにがっちり組み込まれている頑丈なステアリングシャフトや駆動系のシャフトが織りなす、「メッチャタフですが何か?」感。
そして、異様に高く感じるアイポイント。
路面のうねりや起伏にボディがゆさゆさと揺れるものの、ラダーフレームががっちり衝撃を受け止め瞬時に減衰させるがため、下の方でなんかゴツゴツいってるなぁ程度で終わってしまう妙な乗り心地の良さ。
変な例えですが、普通の車がスニーカーだとすると、ジムニーは登山靴(トレッキングジュースよりも頑丈な)のような底の厚さを感じる乗り心地。
これらが相まって、ジムニー独特の楽しい乗り味になっているのだと思う。
まっすぐ走ってもゆらゆら、コーナーは曲がりたがらないし、ロールもするし、踏んでもあまり加速しないし、いわるゆスポーツ的なレスポンスを楽しむ車ではないけれど、ただ普通に制限速度内で安全運転するだけで濃厚な喜びと充足感が感じられる稀有な車。
名車ですな。
Posted at 2024/01/07 15:38:34 | |
トラックバック(0) |
試乗 | クルマ