
いやぁ、エボテン君は楽しいクルマです。
今日も仕事終了後、しのいへ…とか思っていましたが雨だし、目的もなく近所を乗り回してました。
排気音も後ろでパンパンいっているのが気持ちいいですw
ま、
たまには仕事のことを書こうかな、と。
自分は腹部外科医なのですが、現在の職場では大ボスが殆ど執刀しますので、自分の仕事はそのアシストやその前後の処置、検査等がメインになっています。
半分以上がガン患者であり、すでに手遅れ…という人もいます。
自分も患者さん本人やその家族に病状など説明(ムンテラ、という)はよくするのですが、このときの言葉使い…というか、一般人レベルで分かるように専門用語を極力使わないようにしています。あと、一回では頭に入らないことが多いと思うので、同じ事を2度3度繰り返すようにしています。
大腸ガンの方がいます。内科での入院が長引き病気が見つかって外科へ転科してきたわけですが、患者さんは脳梗塞を患っており、意思表現が不自由で、本人より家族へのムンテラが中心になります。
最初は手術をしたくない…との意向だったのですが、その必要性をムンテラし、ようやく理解していただきました。
そこで、大ボスが家族に対しての一言…
「ガンなんて治るわけないよ。どうせ寝たきりだし人工肛門の方が楽だろ…」
と。
確かに治らないガンもあるけど「治らない」とか、言っちゃいけない。
患者サイドは憤っていて、かなりご立腹で…「何だ、その言い方は!」と。
大ボスは逆ギレして「お前(ランエ坊)が悪い。ちゃんとムンテラしてないんだろ。お前がやれ。俺はシラン」と…あんたの一言がいけないんだよ、と!
結局家族が納得しないので大ボスと再度話して、とりあえずは落ち着きました。
対等な関係でなければならないとは思うけど、どうやっても対等にはなり得ない医者と患者。
医者は高い位置からモノを言ってはいけない…患者さんがモノを言えなくなるから。
医者は患者目線で言葉を選んで説明しなければいけない…患者さんに理解してもらえるように。
しかし、ウチの大ボスには困りましたw
もう、いまさらムリなのですけどね…w
実は中ボスにはもっと困っているのですが…ww
…クルマが癒しな今日この頃です^^;
写真は仕事中のおいらですw
Posted at 2008/05/31 17:08:50 | |
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