あ、クルマねたじゃないっすw
そして、最初と最後以外、覚え書きの記事ですのでやたら長文です(汗)…すみません。
さて、6月から勤務形態?が変わった。
まぁ、新しく立ち上がった部署というか…まぁ、どういう感じになっていくか手探り状態な感じで、まずは基準に合わせてやってみるしかない。最初は厳しいかなぁ。
あとは…どの辺に楽しみというか、面白みというか…を見いだすかが問題かな。
とりあえず、船出はした…って感じで。
まずは、ゆっくりと…かなぁ。だんだん忙しくは鳴るだろうしね。
そんなこんなで、ストレスがたまりがちなこんな季節柄、物欲が沸々とわいてくる(笑)
思えば、去年の今頃、オーボエの調整に出しに行った時に目についた中古のフルート(ヤマハ YFL-261)を衝動買いしたのだった。
そこからフルート歴が始まる…訳ではあるが、いやぁ、全く音が出なかった! フルートのせいにして(汗)、ムラマツEXを新品で購入した。ま、まともに音が出ることはないわけであった(笑)…今はお袋に譲って、レッスンに通っている。
いま、ヤマハを吹くと、きっちりい音はでる…あたりまえである(汗)。ただ、耳が肥えてきたのか、音色は明るい者の深みがなく、音量を出そうとするとオーバーブローに鳴ってしまう。入門用ふるーとだから、当たり前ではある。
というわけで、物欲の季節…でもあるが、色々なフルートを試してみたくなった。
幸い週末に、山野楽器や島村楽器でフェアをやっていたので、他も合わせて試奏してみた。
以下はその感想…覚え書きみたいなものです。ま、お値段の合計は額となっております(笑)
◆◆ 5/25 (Sat) ◆◆
●パウエルフルートフェア@山野楽器銀座本店
①パウエル シグネチャー B足管 \661,000…△~○
最初に「これからどうぞ」と渡された一本。ネットの評判では「パウエルの音はしない」など、結構評判はよくないのであるが…予想外にいい音色。音量も十分と感じた。パウエルとしては一番下のモデルではあるが、絶対的なコストは国内の相銀クラスと重なり、選択するのは難しいか。既にPTPを所有している自分にこのモデルを選択する理由はないか。
②パウエル ハンドメイドコンセルバトリー総銀製 H足管 \1,105,000…○
ここからパウエルの4種類のハンドメイド頭部管が選べる。クラスとしてはセミハンドメイド。①よりはしっかりした作りか。
ここで、4種類の東部管を試してみることになる。渡された順番は以下の通り。
S=ソロイスト。もっとも伝統的なパウエルの音を継承すると言われるタイプ…らしい。酔い音がしっかり鳴ってくれる。やや高音が出しにくかった。低音はすばらしい。
F=フィジョーネ。伝統的パウエルを基本に改良を加えた…Fusionを語源とする…らしい。自分的にはこれがベストで、同じ銀の管とは思えないすばらしい音を奏でる。
P=フィルハーモニー。前者2つとはことなり、現代の設計で設計された…らしい。悪くは消してないのであるが、柔らかすぎるというか、すこし物足りない感じを。受けた。
V=ヴェンティ。これは吹いて直ぐに「軽い」…悪く言えばスカスカな印象。抵抗感がなく、軽く吹けるが、面白みは自分的には…F>S>P>Vの順に好みで、以降Fを用いて試奏した。
で、②の印象は。①よりもさらにはっきりした音を奏でる。低音から高音までよい感じ。なんで同じ銀管なのに、音が違うのかすごく不思議。
③パウエル ハンドメイドコンセルバトリーオーラマイト製 H足管 \1,260,000…○
今回の試奏である意味一番興味があったもの。オーラマイトは金と銀の板を貼り合わせた金属板で、この機種では外側に9K金、内側に銀を用いている。見た目には金のフルートな訳で、ヘタっぴのくせに金かよ、というプレッシャーと、偽物金というストレスに耐える必要があるが、それを超えた音色があれば十部なりだ、というのが試奏前の考え。
フルートはややピンクゴールドっぽい色で、リップは9Kが用いられている。試奏すると結構力強い音が出る…出せる。息を入れただけオーバーブローすることなく音に変換してくれる感じ。遠くまで届きそうな音色でとてもよい感じでした。ただ、どうしても見た目が金…っていうのがね。女性向きかな?
④パウエル ハンドメイド 総銀製 H足管 \1,785,00…◎◎
本日最後がこれ。他にも黄金のフルートもあったが、現実絶対に買わないのでご辞退申し上げた(笑い)
で、試奏したわけだが、ある意味これが今回一番の驚きであった。
音を出した瞬間から全く音色が違う。前3つもそれぞれ音が違ったのであるが、これは、「全く」違う…本と1音からしっかりした中に豊かな倍音を含む音が飛び出す。しっかりしたきれいな最低音~3オクターブまで美しい音色。職人が一人ですべて津kる「ハンドメイド」の底力をまざまざと見せつけられた。値段は①一本分違うわけだが、それだけの価値はある、そう思わせる一本でした。
いや、マジでビックリ!
本日の結論
絶対に④…これ以外はあり得ない。③もコストパフォーマンス的には悪くない。
ちなみに、見積もりを出してもらって…160万也。ただ昨今の円安で1月先はわからない、とのこと。ろくな子としないな、安倍w!
◆◆ 5/26 (Sun) ◆◆
●管楽器フェスタ@島村楽器浦和パルコ店
レッスンでお世話になっている島村楽器で半年に一度行われるイベント。
ま、諸事情あり(後日に…)サックスはパスし、フルートの試奏…普段吹けない変わりもの・高級ものを中心に試奏室を予約して試奏してみた。
まずは木管フルート。
本来、フルートは木管楽器に属し、木製の楽器であったが、扱いやすさや音の大きさなどの理由もあり、現在のように金属製がほぼ標準となった。それでも音色の優しい木管フルートの需要もあるわけで、少数ではあるが各メーカーから発売されている。今回のフェスタにあるのは次の3種類で試させていただいた。係はいつも教えていただいているN先生。
⑤PP.ハンミッヒ 木管フルート 658/2R C足管 \892,500…△
まずはドイツ製、フルート・ピッコロ製作で有名なハンミッヒ一族の一人が制作するもの。しっかりした作りであったが、自分には合わないのか、特に高音部が出しにくい。音色もきれいには吹けなかった。
⑥ヤマハ 木管フルート C足管 \997,500…△
次はヤマハの木管。⑤に比べて大分細井…管の厚みが明らかに薄い。軽くてよい…ともいえるが音色的にどうだろう?…と思いつつ試奏。音色は木管らしさが弱い印象であまり好みとはいえない。加えて低音・高音部の出しにくさが⑤ほどではないがあり、作り、音色共に自分には合わない印象。
⑦サンキョウ 木管フルート メタルジョイントH足管 \1,137,150…◎
木管らしい柔らかい音色で、音量も想像より大分大きく、普通に使うフルートとしても十分と感じた。30年もねかせたグラナディラ材を使っる管体厚なしっかりした作りもよい感じ。お値段以外はとても酔いフルートでした(笑)
⑧サンキョウ 10Kゴールド H足管 \1,612,800…○
ここから高級もの。まずは10K金のもの。管体は薄いので重くはない。軽快な吹奏感で音色もそんな感じ。とても吹きやすいが、ちょっと拍子抜けな感じ。
⑨アルタス 14Kゴールド H足管 \2,089,500…○
次は14K金。プロ奏者が使うフルートはこの含有量が一番多いい気がする。⑨と異なり、しっかりとした吹奏感、音色で、強い行きも音に変換してくれる感じ。吹き込めばもっと良さがわかるのかも。
⑩アルタス 18Kゴールド H足管 \2,562,000…○
本日展示の中で一番金の含有量が多い18Kのもの。。持ったときに重量感が伝わる。特に頭部が思い感じ?吹奏間はやはりしっかりしており、でも音色は少し柔らかく感じた。
⑪アルタス アルトフルートAF925SF リップ銀製 \420.0000…○
通常フルートは調子はCで、最低音はC(ド)またはH(シ)ですが、アルトは調子Gで、通常のフルートでCを出す指を押さえて拭くとその下のG(ソ)がでる。ハ長調出吹くとト長調になるわけですね。長さは結構長く、太いフルートです。自分は初めて吹きました。最初息を入れたらなんか掃除機で吸われているような感じで息がなくなりました。次は原で支えながら息を入れたら低音まできれいになってくれました。いい音です。ただ、現実使うことがあるかと言えば…なので、経験だけ。
⑪あずみ AZ72R C足管 \136,500…○
ミニコンサートまで時間があったので、展示フロアで試奏。あずみはアルタスの低価格帯のブランドで、最近日本でも展開されるよう
になった…同時にアルタス製品は値上げしたわけであるが…。息を入れるとすぐになってくれる、楽に吹けるフルート。音色に深みはそれほどないが、よい音色。
ミニコンサートは2つ聴いていった。
まずはイントラ4人でのサックスアンサンブル。Take5, My favorite thing, jジブリメドレー、等々。やっぱり、ソプラノが好きだなぁ♪
続いてフルートアンサンブル。木管二重奏、ゴールドフルート二重奏等変わり種もやっていた。
いずれも、さすがイントラ…である。
終わってからすぐに新宿湘南ラインで渋谷へ…楽だね♪
目的はまたまたフルートの試奏…ブランネンを、輸入代理店である野中貿易まで伺った。いつもはオーボエとサックスでお世話になっている店です。フルートでは初めて。サックスのマウスピースを購入後に試奏をさせてもらった。
●野中貿易@渋谷店2F
⑫ブランネン 総銀製 H足管 H足管 \1,901,500…○~◎
⑬ぶらん円 85%銀15%金製ラファン東部管 H足管 \2,232,300…○~◎
二本試奏させていただいたのですが、あまり差がなかった…てか、感じなかったのでまとめて換装を。作りはすばらしい。しっかり息を入れないといい音を出してくれない。出ればとても酔い音が出るのだが…自分の調子が悪く(後述)まともに試せていない印象です。ちょっと評価は暫定…リベンジで確認したい。
次は銀座線で銀座へ。実は40年以上生きてきて渋谷から銀座線に乗ったことがない。降りたことはあったのでそちらへ行くと、出口専用改札だった。10分くらい混雑した渋谷駅をさまよってしまった(汗)
で、目的はナガハラフルートの試奏。実はこの週末はパウエル、ブランネン、ナガハラのボストン系フルートの試奏がメインの目的。ナガハラは永原完一氏がボストンでフルートを製作しているもので、かのJゴールウェイも使用しているフルート。評判はパワフルで、遠達性にすぐれたもの…という。期待大である。
●山野楽器銀座本店フルートサロン
⑭ナガハラ 総銀製 H足管 14Kゴールドライザー H足管 \1,870,000…◎○
⑮ナガハラ 総銀製 H足管 18Kゴfールドライザー H足管 \1,890,000…◎
二本在庫があり、試奏。違いは頭部管のライザーの金の含有量のみ。18Kの方が柔らかい音がするが、ややこもった?印象で、好みは14Kの方だった。音は評判通りパワフルで、胃キウィれたぶん音になっていく感じ。音色も附記方で荒々しくも繊細にもなる。ただ、なんか、調子が悪い印象。フルートではなく自分の調子が悪い感じ。それでもなってくれる永原はすごいのかもしれない。
⑯ヘインズ 総銀製ソルダード\1.638.000…○
こちらもどうですか?と出してもおらった。うーん、悪くはないのだろうが、比較すると中音~の音に魅力がない印象。自分には合わない じ?
⑰パウエル ハンドメイド 総銀製 H足管(再)…○
じゃ最後に…と前日吹いた組み合わせで店員さんが持ってきた…のであるが、昨日と全く同じものなのだが、鳴らない。もうスカスカって感じ。やはり、自分お銚子が悪いんだろうな;あ…。
二日間の結論
▲ナガハラ総銀製 14Kライザー>パウエル 総銀製 F>ブランネン 総銀製
ただ、最終判断は同時の試奏してみて決定。
▲木管はサンキョウのがよい。パウエルもすばらしいらしいが180万はムリ。
ナガハラについては色々お話を聞いた。ま、山野楽器がフロントになっているのと、店員さんが使用しているから…だが…
・工房は3人くらいで一人が1本をすべて咲く雨声する完全ハンドメイドで、頭部管は永原氏が削っているらしい。
・年間80本くらいまでなんとか製造可能らしいが、いままで80本は作ったことないらしい。日本には年間20本くらいかな…等々
ま、買う買わないは別にしてw、色々試せた楽しい週末でした。後は物欲をねじ伏せるだけですね(爆)
…で、翌週末6/2(Sun)、オーボエのレッスン(相変わらず自宅でできることができないチキンぶりw)終了後、山野楽器へ行ってみた…ま、先週持ち越した結論を出すため。スッキリしたかったので。
山野楽器ではフルートマスターズのフェアをやっていた。おじちゃんが試奏していたが、なかなかよい音だった。多分、あの空間は音が反響してすごくよく聞こえるのではないかと思った。で、担当してくれた男性店員さんが話しかけてきたので、もう一回試してみたい旨頼むと、前回よかったナガハラと、今週入荷したナガハラと、パウエルを用意してくれた。
どれもよい音が鳴る。パウエルは上から下まで満遍なくなくれる。吹きやすい。ややハスキーではあるが、優しい音色である…が、なんか柔らかすぎる感じがした。
先週のナガハラは低音がよく鳴ってくれる。音ははっきりして明瞭な感じ。が、この個体はやや高音が苦手な印象を受けた。
逆に新しく入荷した方は高音がきれいに鳴り、やや低音が鳴りにくいかんじがした。結構な時間試奏しているとなれてきて、音色の変化をわざとつけてみるようになってきた。パウエルは良くも悪くも中庸で…いや、とてもよいのであるがクセがなさ過ぎる感じ。一方ナガハラは明瞭な音色を奏でる…悩ましいが、この段階でナガハラに絞った。
次に2本を比べる…先週のは迫力有るのであるが、中音の音にやや濁りがある感じ。味と言えば味なのであるが、吹き方で変化をつけるのは難しかった。一方、今週のは中音に透明感があり、吹き方で濁りもつけることができた。また、最初低音が出しにくいと感じたが、吹き方で前者同様の低音を得ることができた。
選んだのは今週入荷の「Nagahara Handmade 950 RHE 14KNR All Pinless」となった。
先週との違いは、ピンレスのみで、お値段は5万増。音などにはほぼ影響しない、が、メカの信頼性や強度が増える。ま、ここまでくれば誤差の範囲である(笑)
総支払額は192万…ま、今後二度と物欲を出さないための保証金みたいなものか(笑)
下取りのフルート達も持参しており、こちらは買い取り&委託販売で合計83万くらい。お支払い約100万強となった。50現金、残りカード一括とした。ATMって50しかおろせないのね…。
というわけで、メインはナガハラHandmade、サブはムラマツPTPとなった。前者はH足、後者はC足であり、使い分けは可能な気がする。。PTPも音量、音色ともしっかりしていて不足はないのであるが、いわゆるボストン系ハンドメイドと比べると、やはり見劣りする感がある。お値段も半分くらいだし、ね。
次は、プライスレスな自分の腕前を…買い換えられればよいのだが…頑張るしかないかぁ~♪
さて、今回はフルート編でした。次回はサックス編を(笑)…2週後くらいになるかな。