昨日は亡くなった友人に会いにみどり市まで行ってきました。
お姉さんの話を聞き、恐らく最も驚いたのは周りの我々以上に〝彼自身”だったのではと思うくらい安らかな寝顔でした。
実際にケイマンを洗い始めている途中で胸が苦しいという騒ぎになり救急車でという事でした。
余りの事で、恐らく本人自身が一番びっくりしたのではと・・・
そんな事を考えたら、この気持ちは2度目だった事に気づいた。
もう10年程経つだろうか?
数少ない私を理解してくれている親友で、前橋に居た友人が糖尿が悪化して、足を切断するという決断をして、手術に臨んだものの、手術自体は上手くいったとの事だったが、夕方になって急変して結局麻酔から覚めないまま逝ってしまった。
確か47だったか・・・
頻繁に会うというのが親友だとすれば、彼はそれに当てはまらない。
大体、年に一度突然逢いたくなって前橋に行くのだが、結婚する前からの付き合いだった事もあり、37になった長男はおむつをしていた頃から、遊びに来る旅に抱えられて上に放り上げられてキャッキャはしゃいでいた物だった。
彼は、若い時には相撲部屋にも在籍していた事があったので、早い話が〝石ちゃん体形”ですね・・・。
我が家の食堂の壁に組み込んだALTEC1234も、彼が貸し出していた前橋のディスコだったったっけ?から引き揚げて、そのまま置き場所がないからと我が家に持ち込んだ物だが、今では形見となってしまった。
1234を持ち込んだ後、私がA7が好きと知ってか、某前橋の文化会館とかにフライング(天井に吊るす事)で使われてたエンクロージャー持ってきて「ユニット移設すればA7になるよ」なんて、事もあったし、二人でDN307(昔から放送局で使われている放送局用のレコードプレーヤーですが普通には買えません、それまではCDの音の方が良いと言わざるを得なかった中、実際にこれに変えたら、レコードってこんないい音がするんだ!って驚き!! 簡単に言えばNHKFMで聞こえる音ですね)いいよね・・・なんてディープな話が出来るのも彼だけだった
私家のHARTSFIELDを理解してくれて居たのも彼だし、榛名湖畔でボート乗り場の階段に腰かけて、片足サンダルで包帯巻いていたのをみて聞いたら〝赤城の友達の家に遊びに行った時にストーブに足が触れているのが解らなくて火傷した”って聞いて、かなり重症になっていると気づいた事があったり
最後の数年間かな? 人工透析をしていた事もあってか、結構頻繁に群大に入退院を繰り返していた。
ふと、連絡とったら連れて行きたい所があると言い出して、その時初めてNBの助手席に座らせたんだっけな、 レカロに座れるんかいって心配しつつも💦
前橋で雪がちらちら降りだした中「タイヤノーマルだよ」って私に高速代出すから大丈夫だよって後閑のドイツコーヒーの〝夢”に連れて行ってくれた。
マスターには酷く可愛がられて居たみたいで、二人でフライパンのホットケーキだったっけな? 或いは真っ黒なうどん・・・野戦って名前だったけど、マスターが南方へ派遣されいた経験から作ったと聞いたが
わいわい騒ぎながら食べたものだった。
当時マスターは既に80過ぎていて、その後度々お邪魔したが、ある時突然手の届かない所に逝ってしまった。
その数年後、彼もマスターを追いかけた訳ではないだろうが
奴なら絶対言うだろうねって当時言った言葉が
「鈴木さん、気が付いたら死んでいたよ」って
今回、ふとそんな親友の事を思い出した。
人が死ぬという事は、物理的にたんぱく質が崩壊を始めるというだけではなく、いつも気が向いたら電話して、ふらっと逢って・・・と、それが当たり前だと思って居たのに、実は電話しても居ないんだ💦 と気づいた時の何とも言えない喪失感は今思い出しても、辛い思い出として蘇ってくる。
洋画が好きでNCIS大好き人間なのだが、ここの所SWATを観直している。
NCISはCOOLかな、対してSWATは生死を共にする家族という立ち位置
親友も独り者だったが、今回の友も独り者
籍が入っていればと言う事ではなくて、やはりと咄嗟の急変だったり、その兆候だったりを誰かが、気が付いてくれていたらと思うと口惜しい・・・
亡き親友も糖尿で水分は止められて居ながらも「好きな物くらい食べさせろよ」と言い、二人でホワイト餃子に行って水はがぶがぶ飲み、大いに食べた事があったが、あれは私であっても、同行する事は出来ても、止める事はできなかった。私が断っても、同行する相手が変わるだけならばとの思いで、好きな事に付き合った日々
単に一緒に騒ぐという事だけでなく、そんな前触れだったり、兆候までも見据えてくれる仲間、同時に、それを変えてあげられる影響力がある距離感の存在は大切だと切に思う
改めて余計に仲間や、家族に対して考えさせられた
ご冥福を・・・そして、ゆっくりおやすみ
by 作業担当
ブログ一覧 |
日々の戯れ言 | 日記
Posted at
2023/12/28 10:31:44