かくだのムカデ絵馬　福應寺毘沙門堂

昨日、郵便局に行ってきたのだが、そこで面白いものを見つけた。
それがトプ画の切手シート。
【かくだのムカデ絵馬】とデカデカ書かれている。
ムカデの切手シートである！
ムカデといっても生きているムカデではなく絵馬に描かれているムカデ。
絵馬にムカデ？と思い興味深々で見ていたら急にほしくなり「すいません、コレ・・・」
買ってしまっていたw
切手シート自体には大した興味はないのだが出来心というか何というかw

この百足の絵馬は宮城県の南部にある角田市、その外れにある東根地区鳩原の福應寺の境内にある毘沙門堂に奉納されている物らしい。
その数ざっと23,477点。ムカデ百足ムカデ百足むかでムカデ、の山であるw
埼玉県の鷲宮神社の2次な方々の絵馬も初めて見た時はなかなかだったが、こちらも負けていないw

切手シート裏面に詳細が書かれているのだが要するに角田市では昔、養蚕が盛んだったのだが蚕のマユがねずみに食べられる被害が続出していたらしい。そこで地元の方々の間で「ねずみは百足を嫌うらしい」という噂が広まり、福應寺の毘沙門堂（正徳4年、1714年）にこの百足の絵馬を奉納することでねずみによる害を防ぐ百足信仰が発生したらしいのだ。
この百足信仰は全国でも希で2012年3月8日国指定重要有形民俗文化財「福應寺毘沙門堂奉納養蚕信仰絵馬」として登録された。

ねずみが本当に百足を嫌うかどうかは別としても2万点以上の絵馬が奉納されていたところを見ると相当厚い信仰がされていたのだろう、と思いながらもこの切手シートどうしよう・・・知り合いに百足好きな人もいないし、なかなか使う機会がないぞ（；^ω^）とも思うのであった。