土偶

そろそろ仕事を終わろうとしていた夕方、カミさんから電話、嫌な予感…。

『お父さん！眼 ケガした！』


昼間、鶏を焼いていたら、バチっと弾けて小さな肉片が眼に飛んできたらしい。
そんな事ある⁈

冷やしたり、目薬を指したりして落ち着いたと思ったが、夕方から痛みが増し、瞼も腫れて眼を開けられないとの事。

すぐに帰路につきましたが、電車の中に飛び込んで来るLINEはパニクっている様子。

帰宅して見たカミさんの左眼は…





こんな感じ、まるで土偶！
結構引きました。💦

一刻も早く医者に診てもらわねば！
とはいえ、既に午後7時を回り病院は開いていません。

市のホームページには、夜間緊急医療機関として、4つの病院が紹介されていました。
いずれも大きな総合病院です。

どこも電話にはすぐ出てくれました。
でも、異口同音に

『眼科は対応出来ません。』
『〇〇病院に行かれたらどうですか？』

私『〇〇病院からおたくに行くように言われたんですが…。』

全ての病院と同じやり取りをしました。
これが、たらい回しってやつか！





ある病院が、#7119に電話する事を教えてくださいました。
後で調べたら、救急安心センター事業との事で救急医療の相談が出来るらしい。
でも、ずっと通話中で何度もリダイヤルしましたが、結局繋がりませんでした。

救急車を呼んだらどこに連れて行ってくれるのでしょうか？





市のホームページに、地域医療センターという機関の紹介もあり、ここにも電話していたのですが、緊急感のないゆ〜っくり話す自動ガイダンスが流れ、最後に診療科毎に番号を押すよう案内されます。
外科、内科、小児科などはありましたが眼科はなく、早々に諦めていました。

藁をも掴む思いで、再度電話し外科の番号をプッシュ！
やはり、眼科は対応出来ないとの事でしたが、ある医療機関を教えてくださったのです！


横浜市夜間急病センター

電話すると眼科診療も12時までやっているとの事。
場所は横浜市桜木町、自宅から1時間もあれば行ける！
FREED出動！





受付を済ますと、診療科毎に待ち人数が表示されています。
眼科以外は、内科、小児科、耳鼻咽喉科があります。
眼科受診者はカミさんだけ。
眼で緊急のケースはあまりないかぁ。

診察室には私も入れて頂きました。
とても冷静な感じの女医さん。
看護師さんも気さくな素敵な方でした。





眼に特殊な色素を入れて、ディスプレイに映し出された角膜の傷を解説してくださいました。
でも、深刻な状態ではなく数日で治るでしょうとの事。
ここは応急処置をする所で薬も1日分しか出せない。
翌日もう一度、眼科受診するように言われ、お礼を言って病院を後にしました。

あーっ良かったー！






翌日、仕事を急遽休みにして眼科医に連れて行きました。
なんせ瞼が塞がったままのカミさん、運転出来る状態ではありません。

さらに瞼の腫れは紫色のアザも加わり、まるで私はDV犯罪者が被害者の妻を連れているような絵面…。💦


受診結果は前日と同じような結果。
夕方には腫れはかなり治ってきました。



やれやれ。
これからは、私のDIY用ゴーグルをかけて料理するよう言っときました。
する筈ないけど。😆


うちの市と違い、横浜市の医療体制の充実にも感心させられた出来事でした。