カースロープを使ったオイル交換の落とし穴!
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
オイル交換は 5000km毎を目安に、エレメントは2回に1回の交換と決めています。
オイルパン下のドレインボルトに手がとどくので、エレメント交換がないときはジャッキを使わず「下抜き」でオイルを抜いています。
水平な場所で作業すればエレメント分を除いた規定オイル量は交換できます。
今回、エレメント交換も合わせて行なうため高さ 170mmのカースロープを使ってみました。
2
私の車はリアエンジンなのでリアタイヤをスロープに載せます。
オイルパンの後ろ側にドレインボルトが確認できます。
エレメントは見えませんが黄矢印の先にあります。
タイヤを 170mm持ち上げることができるのでラクラク車の下に潜りこめます。
3
写真を見ると分かりますが、潜り込んでオイルパンとドレインボルトの位置関係をを確認すると違和感がありました。
当然、リアタイヤを 170mm上げているのでオイルパンに傾斜がありますが、ドレインボルトの位置がオイルパンのリア側のあるのでドレインボルトより前のスペースにオイルが残ってしまうことに気づきました。(図はイメージです。)
残量が分からないまま作業を続けることが不安だったので確認してみることにしました。
4
下抜きでオイルが落ちなくなることを確認してから、オイルゲージのノズルから上抜きを試みました。
ゲージがオイルパンのどの辺りに来るのかわかりませんが写真の位置からするとオイルパンの前の方だと思われます。(イメージ図 参照)
5
写真は上抜き用の手動式オイルチェンジャーです。実際の上抜きで吸い出した残オイルです。
4ℓ用なので1ℓ程度残っていたことになります。
残オイルがあっても 500 ㎖程度かなと思っていましたが 驚きました。
車の規定量が 3.7ℓなので 1/4 のオイル残量は無視できないと思います。
(残量は車によってドレインの位置やオイルパンの形状が異なるので増減差があります。)
抜けたオイル量をを気にせずに新しいオイルを規定通りに入れていたら過剰になっていたと思われます。
スロープを使う時の注意点として
1.ドレインボルトとオイルパンの位置関係
2.スロープの高さによる傾斜
3.ホイールベースの長さ(短いと傾斜が高くなる)
これらを認識したうえで自分の車のオイル残量がどのくらいあるのかを把握していないと、入れ過ぎによってオイル抜き作業を繰返す羽目になるかも知れません。
ドレインの位置が傾斜の下方にある場合はこの限りではありませんが…。
カースロープを使う時はオイルが全て抜き切れていない場合がありますので注意が必要です。
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