普段は建物の掃除やメンテナンスの仕事をしてるんで、建物内外の水垢(うろこ)汚れの除去も行ってます。
水垢(うろこ)とは、物が水に濡れて乾く過程で、水分の中の不純物が物の表面に残り固着する汚れで、建物内の水を使う場所や、屋外の雨の当たる場所につく汚れです。
食べ終わってすぐの食器は、簡単に汚れが落ちるのに、時間がたって水分がなくなりカピカピになると落ちにくい汚れになるのと、同じような現象ですね。
水垢もついてすぐなら簡単に落ちるけど、軽い水垢はあまり目立たなく、濡れると見えなくなってしまうのが特徴で、目立たない水垢の表面が濡れて乾いてを繰り返す事で完成した目立つ水垢は、何層にも積み重なった水垢になってしまってるので、落とすのが大変なわけです。
水垢でコーティングされた水垢って感じですね。
ついてすぐの水垢、積み重なった水垢で言えば一番上の表面の水垢は雑巾でこする程度で簡単に取れるんです。
でも、その下の層の水垢が残ってしまうので落ちていないと思ってしまい、強い洗剤やチカラに頼って削り落とそうとしてしまうと、ソコだけ深い傷になり、他と風合いが変わってしまう事もあります。
ちなみに雨よりも、洗車で使う塩素混じりの水の方が目立つ水垢になりやすく、清掃業界では窓ガラスの清掃で、水垢の残りにくい、純水や、ろ過した水を使う方法を推してるメーカーもあるくらいです。
水垢の種類や落とし方、コーティングの種類、艶が出る仕組みなど、書きたい事はたくさんあるんだけど、長くなってしまったので今回を①とさせてもらい、今日はここまでにします。
あくまで、経験から得た知識での個人の見解なので、多種多様な考え方の1つと思ってもらえたら、と思います。
Posted at 2022/09/24 19:56:36 | |
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