トヨタ ディスプレイオーディオ逆位相(中音域)の正体
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
数年前から一部ショップで話題のディスプレイオーディオにかけられている変なエフェクト(100~400Hzあたりで位相(polality)が反転している)ですが、なんとなく正体がわかりました。
HelixDSPのチュートリアル動画(YouTube)の入力ソースの補正(ISA)のなかにそれはありました。
そこではAllpassfilter,comfilterについての説明があり、このallpassfilterと症状が一致していました。
具体的には、ピンクノイズを流している右CHと左CHのソースを混ぜると、部分的なディップ(落ち込み)がでるというもの。
※comfilterは複数の対数的なディップがでるものでこちらはありませんでした。
また、CHを混ぜる時、タイミングを2.5msずらすと、このディップが解消しました。
このことから、恐らく200Hz前後にフィルターが仕掛けられている可能性が高いと考えています。
更に、トヨタの電装の子会社DENSOTENのHPには、まさにこのAllpassfilterを
使った音響補正についての言及がなされていました。
ディーラーの高級オーディオオプション(ダブルツイーター+)の話ではありますが、音像定位のためにオールパスフィルタを使って。。。との記述があります。
PDFの6ページ目に、ご丁寧にグラフ付きで解説されています。
(1枚目の画像)
これはディーラーオプションの専用アンプを含めた話ではありますが、ディスプレイオーディオに対してフィルタかけてない保証はありませんよね。。。
お手軽にできるってんだから。
2
とりあえず、入力補正でこれを解消できるかトライ中です。
レベル補正とオールパスフィルタ併用で-8dB あったディップを-3dB程度まで補正できました。
入力いじっちゃったのでイコライザーやり直しです。orz
3
【追記】
ATF社のTechTALKを見ていたら
まさに上記事例の記述がありました。
逆位相設定はアメリカ、おフランス車に
多いみたいですね。。。
対応方法もallpassfilterをもう一度かけるみたいです。
ATF社が問題視しているのはサブウーファーの出力です。
L/RのCHを混合するのですが、この時に特定の周波数でレベルが落ちてしまうことを気にしているようです。まったく厄介。。。
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
[PR]Yahoo!オークション
関連整備ピックアップ
関連リンク