プラグ交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
新車から42000kmほど走ったのでプラグ交換をすることにした。純正プラグは10万キロ交換を推奨しており、特に不具合も感じないが前車12SRでは5万キロごとに変えていて良くなることはわかっているので行う。ノートのプラグ交換は、イグニションコイルの上にインテークマニホールドがあるためまずはこれを外さなければならず、非常に整備性が悪い。ただ10万キロ交換推奨で、10万キロ以上走るユーザーがどれほどいるのかを考えるとこのようなレイアウトになっても致し方ないのかもしれない。
2
まずはストラットタワーバーをはずし、インテークマニホールドに付いているゴムパイプやコネクタをはずす。(赤丸部分)
ここで第一の難関、金属のストッパーを外してもパイプが硬くてなかなかはずれない。無理にやるとプラスチック部分が折れそうになるので慎重にやらなければならない。ラジペンで少しずつこじってようやくはずれた。この作業だけでやめようと思った。
3
次にスロットルチャンバーにつながるパイプを外すのだが、エアクリーナーを留めているボルト2本(10mm)をはずし横にずらして金属バンドを緩めてはずす。(赤丸部分)
4
インテークマニホールド左横のホースもはずす。
5
インテークマニホールドの奥にあるアルミのホースもはずす。これはコネクタとなっているがロックがどこにあるかわからず苦労したがなんとかはずれた。
6
あとは10mmのボルト7本(上左右2本と手前5本)をはずせばインテークマニホールドが脱着できるはずだが、手前の右のボルトが第2の難関となる。写真は左上のボルト。
7
右上のボルト。
8
手前5本のボルト位置。まずはエア取り込み口に付いているボックスをはずす。左から4本のボルトまでは簡単に緩められたが、最後の一番右のボルトは太いハーネスの束の下にある。これはどう見てもレンチが入らない。
9
ここで諦めてディーラーに頼むしかないかと思ったが、各ハーネスを固定している束線バンドをはずすとどうにかハーネスをずらすことができレンチを入れることができた。
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これでやっとインテークマニホールドがフリーになりはずせると思いきやボンネットをロックするストライカーが邪魔で外れない。これもはずす。13mmのボルト。
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それでも簡単に外れず知恵の輪を取るようにしてようやくインテークマニホールドの取り外しに成功した。
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ガスケットは替えを用意していなかったのでブレーキクリーナーで汚れを取りそのまま使う。
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やっとインジェクションコイルにアクセスできた。コネクタをはずして10mmのボルトを緩めてコイルを引き抜き、14mmのプラグレンチでプラグをはずす。
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左が古いプラグで、右が新しいプラグ(NGK DF6H-11A)。古いプラグのほうが太く見えるが、これは外側が焼けているための錯覚。適合プラグを間違えてしまったかとちょっと焦った。新しいプラグは、20N・mで締め付ける。(または手で締められるところから180度締める)
作業を始める前は、プラグの接地電極の向きとシリンダー排気の向きを極力合わせようと思っていたが、インマニはずし作業が思いのほか手間取りやる気がすっ飛んだ。すべての作業を終えるのに途中のエンジンルームに落としたボルト捜索時間も含めると4時間もかかってしまった。もう絶対にやらないという思いと2度目は要領がわかっているので安心で簡単だという思いが同居している不思議な感覚だ。
肝心の効果は、エンジンの回転が滑かになりアクセルのつきもよくなった。やる価値はあった。なにより達成感を得られたことが最大の収穫だ。昔、好きなオーディオ評論家が「趣味とは手段や方法が目的となること」と言っていたがまさにそれを実感した。
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