
							
							昨日はダイノパックでM3のパワーチェックを行ってきました。 
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、僕にとっては後がないつもりで 
仕上げてきているのでそのエンジンスペックを裸にする事はある意味 
一世一代の大イベントでした。 
回りくどい事は嫌いですので、まずは結果を公表します。 
以下の数値は補正係数なしの素の値です。 
測定は直結ギアとなる5速で行っています。 
1)公道走行状態(純正置き換えエアクリつき) 
  パワー:286.5PS/7111rpm (268km/h) 
  トルク:31.6kg/5672rpm  (213km/h) 
2)エアクリレス状態(純正BOXのみ) 
  パワー:295.7PS/7124rpm (268km/h) 
  トルク:32.3kg/5761rpm  (213km/h) 
カタログスペックは 
286ps/7000rpm 
32.7kgm/3600rpm 
となっていますので、ノーマルよりもかなり高回転仕様になっていますね。 
まさにポート形状・スキッシュ修正、圧縮比アップの賜物です。 
ちなみに一般的なダイノパックの補正係数「1.15」をかけると 
1)公道走行状態(純正置き換えエアクリつき) 
  パワー:329.5PS/7111rpm (268km/h) 
  トルク:31.6kg/5672rpm  (213km/h) 
2)エアクリレス状態(純正BOXのみ) 
  パワー:340.0PS/7124rpm (268km/h) 
  トルク:32.3kg/5761rpm  (213km/h) 
と、とてつもないパワーになります。 
恐らくM3Bとしては国内最高のパワーではないでしょうか。 
「こんなに出てるワケねーだろ!」と思う方もいらっしゃると思いますが 
全く同じ場所、同じ条件でE46M3のパワーを計測しほぼ互角であり、 
実走においてもE46M3と同等の加速をするのは事実です。 
もちろん、そのE46も決して調子が悪いわけでもなく遅いわけでもなく 
キッチリとパワーの出ているE46です。 
ちなみの個人的にすごく気になるのがこの「補正係数」なるものです。 
一般的には「1.15」が多いようですが、お店によっては「1.2」であったり 
補正係数はかけないとするところもあります。 
この係数はなんのためにあるのかというとダイノパックとボッシュのダイナモでは測定値に差がありすぎてその相関をとるために 
ダイノパック×1.15=ボッシュ 
となるようなのですが、詳しい事はわかりません。 
ネットで調べた情報なのでどこまで正確な情報なのかは疑問ですが 
この係数、馬力にはかけるけどトルクにはかけないらしいのです。 
それって理にかなってないと思うんですよね。 
そもそも馬力とは仕事効率の値であって 
馬力=トルク×回転数×0.001396 
(10kgのトルクが7163回転で発生するとき100PSとなります) 
という算出値でしかないハズです。 
トルクには補正係数をかけないという事は 
ボッシュの場合、スリップでローラーが実回転の115%回ってしまうということ? 
なのでしょうか・・・・ 
誰か無知な僕に教えてください(笑) 
							
						
					
 
					
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						Posted at
						2009/12/05 15:10:10