
こんばんは、3連休にも関わらずやる事がなくて暇なASKです。
冒頭の1行だけで大分人としてダメな気配が漂っていますが、更にダメな感じのドン引きブログでもアップしてみようと思います。
年末に師匠のところに遊びに行ったとき、久しぶりに絶品と言えるSOHCエンジンのクルマに出会いました。
それが画像でアップしてあるアルファ164クワドリフォリオです。
このクルマに搭載されているエンジン、スペックでエンジンを語る人(残念ながら若いホンダファンに多いです)には全く持って意味のない超ポンコツユニットで、3リッターも排気量がありながら200PSだか185PSだかその程度の出力しかありません。
しかしながらこのエンジン、乗ってみると信じられなくらいスムーズでふわっとした吹け上がりで(軽い吹けという意味ではないです)思わず遠出をしたくなってしまう雰囲気を持っています。久しぶりにこの感覚を思い出させてくれるクルマに巡り合えました。
僕は変なクルマをたくさん持ってくる師匠やボスのおかげで少なく見積もっても100車種以上のいろんな国のいろんなクルマに触れさせてもらっていますが、思い出してみるとこういう感覚を持ったエンジンってSOHCばかりなんですよね。
国産で言えばGX71系マーク2などに搭載されている1Gエンジン、BMWで言えばE30系3シリーズに搭載されているM20系エンジン、964以前の空冷ポルシェなどなど・・・
なんでSOHCの効率の悪いエンジンって気持ちいいフィールと音を出せるんですかね?これらの気持ちよかったエンジンもヘッドがDOHCになるだけでガラリと雰囲気が変わり、パワーや効率とトレードオフで気持ちよさがなくなっていきます。例外を挙げるとキャロルに搭載されていたF6Aやアルファ155 8Vなどの2バルブDOHCです。2バルブエンジンであることがキモなのでしょうか・・・
単にフリクションとかそういうことが原因ではないことは確かだと思います。燃焼効率の悪さや自己EGRなどに秘密があるような気がしてなりません。
走る事を第一とするならば出力はとても大事な要素なのですが、街乗りやツーリングではパワーとかトルクとか以上にエンジンの醸し出す独特の世界観と音がとても大事になってくると思っています。
環境や燃費などの問題で効率の悪いエンジンはどんどん淘汰されていっていますが、クルマが好きだと思うならば是非一度こういう絶品のSOHCを味わってみてください。きっと今まで知らなかった世界が見えてくると思います。
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エンジン | クルマ
Posted at
2011/01/09 00:03:05