
こんばんは、ATMのシステムが停止しているために所持金が40円しかないASKです。小学生より貧乏でスミマセン(笑
昨日、会社が終わった後(午前2時くらい(笑))にボスと話していて
「ビックスロットルにしたせいか、燃圧を上げたせいか、VANOSを直したせいか理由はわからないけど、マフラーの鳴きが明らかに弱くなった」
という話をしていると
「じゃぁ共鳴室の容量がもしかしたら足りるかもしれないので、中間サイレンサーをストレートにして様子見てみようか?」
という話になりました。
中間ストレート!
とても甘美で極悪かつ社会不適合な響きです!!
なぜにそんなに騒ぐかと申しますと
何度か日記に書いていますが、僕のM3はマフラーは大きく分けて以下の4つの要素から成り立っています。
1.6気筒の排気管長を合わせる集合部
2.中間サイレンサー
3.低音カットサイレンサー
4.共鳴室
1の集合部で6気筒全ての排気管長を合わせる事により、繋がるきれいな音を作り出す事ができます。きれいな6気筒サウンドはここから始まります。
2の中間サイレンサーはその名の通り中間にある普通のサイレンサーです。ここで絶対音量を落とします。
3の低音カットサイレンサーは音や電波を扱った事のある方ならHPFを思い浮かべてもらえば解り易いのですが、ある特定の周波数以下の音だけここで消音します。高音域は直管といくらも変わりません。
4の共鳴室は、部屋が固有の共振周波数を持っていてその周波数及び高調波(音波のn倍数の音)を共振して響かせます。鳴き音の「くおおぉぉん」という余韻のある音はこの共鳴室によるものです。
この2番の中間サイレンサーをストレートパイプにしてしまおうという神(上?)をも恐れぬ行為です。
つまるところ「高音域は直管にしちゃいましょう♪」という恐るべきものです!(爆
高圧縮、ビッグバルブエンジンのストレート排気!
これはエキゾーストオタクにとっては何物にも変え難い誘惑です。
この話を聴いた瞬間から僕は居てもたっても居られなくなりました。
そして今日、気合を入れて睡眠3時間で起きたのですが外は生憎の雪模様。
おまけに今季の最低気温をマークしているようでやたらに寒く感じます。
天気を眺めながら一瞬、愕然とした気持ちになり心が折れかけますが
そんなことで僕の妄想(暴走)パワーはとめられません!
かじかむ手で車体をジャッキアップし、雪で濡れたコンクリにツナギを着て横たわり作業開始です!
作業自体は難しい事はないのですが、パイプを組む際にフランジの位置だしをキチンと行い、極力段差を作らずにパイプを接続するのがポイントです。
どんな音になるのか期待に胸をときめかせつつエンジンに火を入れます。
「きょかかか」と響くセルモーター音。そして次の瞬間、初爆の音が轟きます!
「ばこーーーーーーおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉん!」
!!!!!!
初爆から鳴いてる!
この音を聴いた瞬間にあまりに感動して卒倒しそうになりました(笑
フツーのマフラー交換車だと
「ばこーーんっ!」と腹に響く歯切れのいい音がするのですが
何をやっても鳴きまくっているため全ての音に余韻があります!
排気漏れがない事を確認した後に軽くブリッピングをしてみると
「くぁん!くぁん!!」ととてつもなく突き刺さる高音とウチの玄関のガラスが割れてしまいそうな排圧がマフラーから噴出します!
この瞬間に「ああ、寒いけど頑張ってやってよかった」という気持ちと
「ああ、産まれてきてスミマセン」という気持ちが同時に芽生えました。そろそろ人としてヤバい気がします(笑
ちょっと試乗にでかけてみるとヤバいです、これ・・・
音が良すぎて脳ミソが耳からとろけて出てきそうです。(笑
残念なのはほんの少しだけ音割れが残ってしまっているのですが、これは共鳴室を大容量にするかレゾネータを追加しないと解決は難しそうです。
とりあえず今回良く解った事は、排気音はエンジンの仕様が少し変わっただけで落しどころがずれてしまうということが良く解りました。
マフラーを完璧な調律するためにはエンジン周りが最終状態になってからじゃないと無駄骨になってしまいますね^^;
余談ですが、2枚目の写真が先日大径加工したスロットルバタフライです。

ノギスで実測したところ、直径50mmでした。
コイツを約2mm拡大加工したので、実効面積としては約8%の流量アップです!
これでどこまでピークの吸い込みが伸びるのか数値化するのが楽しみです!
3枚目の写真は交換したVANOSのソレノイドと純正の燃料レギュレターです。

ソレノイドとか外から見てもどこが壊れているのかサッパリ解りません。
ついでに、このちっこいソレノイドが一つ4万もする理由もサッパリです(笑