A/Tソレノイドバルブ&オイルストレーナー交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
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部品の用意はしてあるがなかなか作業に取り掛からない・シリーズ2がスタートしました。
今回はA/Tソレノイドバルブ&オイルストレーナー交換です。
作業に時間が掛かるので、夏は暑いし秋になったら作業かなと思い、もたもたしてたら冬になり、寒いし春になったら作業かなと思い、もたもたしてたら夏になり、の繰り返しでなかなか取り掛からませんでしたがようやく作業です。
※シリーズ1はタペットカバーパッキンの交換。これは完了してます。
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こちらはオイルストレーナー
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こちらはソレノイドバルブ。
自分のランクルは後期型です。
前期型並びに中期型は、パーツ品番が同じかは判りません🙇
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それでは作業開始。
ランクルは下回りに潜ってもかなりのスペースがあるのでリフトやジャッキは使用しません。
でもリフトで上げたらその分、作業効率はあがりますが…
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アンダーカバーをはずしました。
A/Tから特にオイル漏れはありませんね。
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ひとまずドレンコックからA/Tオイルを抜きます。
写真では黒く見えますが、前回交換してから3万km程しか走行していないので赤黒いです。
まぁ、以前交換時は機械を繋いで全交換した訳でなく、ドレンから抜けた分しか交換してないので、交換したとしても内部に汚れは残ってますよね。
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オイルパンを固定しているボルトを外します。細いボルトなので折れるか心配でしたが折れる事もありませんでした。
オイルパンは紙ガスケットの様な物は無く、液体ガスケットで固定されてます。
そのままオイルパンを引っ張っても張り付いて外れません。
なので、写真の様な特殊工具を使います。
まず工具の裏をハンマーで叩いて工具に付いている刃をオイルパンとミッション本体の間にめり込ませます。
※工具には本来持ち棒が刺さっていますがすぐ外れるので付けてません。
ランクルはミッション周りが狭い訳ではありませんが、ハンマーで工具を叩くといっても振りかざすストロークがなく上手く叩けません。
ハンマーの側面で叩いたりと刃をめり込ませるのに時間がかかりました。
ただ、刃をめり込ませる事が出来たらこっちのものです。
あとはめり込ませた状態で工具の横面を叩きながらスライドさせていけば液体ガスケットがはがれ、オイルパンを外す事ができます。
今回はオイルパン全周を工具を使い液体ガスケットを剥がさなくても一辺だけ剥がしたら後はオイルパンを引っ張ったら、メリッと外れました。
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なんとかオイルパンが外れました。
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オイルストレーナーです。
※ストレーナーの吸い上げ側からオイルが落ちてくるのでウエスを詰めてあります。
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こちらがソレノイドバルブ。
中央2個が同じ物です。
と言っても付いてるステーの形状が違うだけだと思いますが。
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オイルストレーナーはボルト4本で固定されているので外します。
オイルストレーナーを外した瞬間に残存オイルが結構な勢いで出てくるのでオイルを受け止める準備、下にこぼれても大丈夫な様に受けやダンボールの準備、自分に降りかからないように体勢の確認、をしてから外す必要が有りました。
自分はストレーナーを外してオイルが出てくると言っても少量でしょ?と思い一応受けの準備はしてたものの、思った以上に出てきたことでプチパニックになりオイルを撒き散らす結果に…😓
新品ストレーナーにはボデー側との間のガスケットが取り付けられている状態でしたので後は新品ストレーナーをそのまま取付。
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次にソレノイドバルブ。
これは4個交換しますが、横の固定ボルトを外しカプラを外しソレノイドバルブを引っ張ればスポンと抜けるので難しい作業ではありません。
ただ、こちらもソレノイドバルブが抜けた瞬間にオイルが出てきますので注意が必要です。
全てのソレノイドバルブを外したら後は逆の手順で取付していきます。
写真の箇所だけ、固定ボルト1本でソレノイドバルブ2個を固定しています。
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こちらは外れたオイルパン。
kenken1号さんの場合、前オーナー時に外して取付する際、液体ガスケットではなくコーキングみたいな物で取付していてた為、外すのに一苦労したと記事にありました。
自分のは、ガスケットの綺麗な塗り具合から見ておそらく新車時のままかなと。
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オイルパンの中には鉄粉を集めるマグネットが4個付いてますが、汚れ具合はというと…
ヘドロみたいのがごっそり😱
汚い😔
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オイルパン内部とマグネットを洗浄し、古い液体ガスケットを剥離しました。
液体ガスケットを剥離する時はスクレーパーや真鍮ブラシ等でゴシゴシ、シコシコ…
綺麗になりました。
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綺麗になったオイルパンに液体ガスケットを塗り、組み付けしていきます。
ここまで来ればあと少しです。
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オイルパンの取付が出来たら、最後にA/Tオイルを注入します。
エンジンオイルの様に注入口は無く、オイルレベルゲージを外しゲージパイプに写真の様なじょうごを付けて少しずつ注入していきます。
最終的に7リットルはいりました。
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なんとかシーズン2の作業も完成です。
試運転してみた所、A/Tオイル交換した事も関係するかもしれませんが変速が滑らかでショックも無く、CVTか?と思うくらい…
すいません、盛り過ぎました。
ただストレスを感じる事なく加速していきます。
自分が悩んでいたブレーキをかけ減速後から再度アクセルを踏み込んだ際、滑ってる様な感じの加速開始までのタイムラグも無くなりました。
改善具合が体感でわかったので交換して正解でした👍
今回の作業は上から落ちてくるA/Tオイルとの闘いでもありました。
皆さんも作業する際は万全な準備をして下さい。
さて、部品の用意はしてあるがなかなか作業に取り掛からないシリーズが今回で完結したと思ったら大間違い。
シーズン3coming soon…です
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