2024年06月29日
DS→SMときて、XMになるんだけど、1975年から1989年まで「革新性に富んだ」というか「挑戦した」車は出てないんだな、ということに気付いた。もちろんフラッグシップとしてはCXという車があるけど、DSやSMほどの革新性があったかどうか(単に自分が気付いていないだけかもしれない)について、ちょっと考えたくなる気がする。
DSで油圧制御の脚周りを確立し、SMでその限界に挑み、XMではさらに電子制御を組み合わせ、って流れ(自分の個人的な認識です)から見ると、CXは「SMは2ドアなので、それまでDSに乗っていたユーザーの取り込みは難しい」という判断から作り出されたモデル、という気がする。
(CXが退屈なモデルだ、というつもりは毛頭ない)
XMはハイドロニューマティックシステムのネガティヴな部分を電子制御によって潰していこう、という発想から組み立て始め(もちろん失敗した)そこに近代建築を思わせるグラスキャビンを載せた車で、クルマであってクルマでない雰囲気が堪らない。
そういう視点で見ていたから、C6が出たときは(CXを意識した外観もあって)「確かにサルーンを選ぶなら、ファーストチョイスはC6」でありながら「・・・でもC6か」って意識は抜けませんでした。XMで感じたエモーショナルな部分が、大人の分別できれいに拭い去られてしまい、それが寂しかったのかもしれません。そう、すごい「大人っぽいクルマ」なのよね。オーナーになる機会は無いけど、さらっとした大人の付き合いが要求されそう。
C6、推す人も身の回りに少なくないし、良いクルマだというのも充分認識しているんだけど、XMの熱さにはどうしても負けちゃうんだよなぁ。
チラシの裏の落書きみたいな言い分で申し訳ない。
Posted at 2024/06/29 22:14:30 | |
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2024年06月27日
割と無節操に、車内で音楽を聴いているのですが、クルマの雰囲気とぴったりだと思うのが
『グレンミラー物語』のサウンドトラックだったりする。
ムーンライト・セレナーデのとろけるような甘美な響きが、車内に溶け込んでいくような感覚を体験すると、アクセルが緩んでたりする。
スウィング・ジャズは好きなジャンルだけど、積極的に聴くことはあまりなかったのよね、ちなみにジャック・ルーシェも好き。
クルマの中で過ごす時間はあまり長くないし、うっかりするとラジオを聞き流していたり、ぼんやりとエンジン音を聞いたりしているうちに目的地に着いていたりすることが多いけど、「クルマの中で聴くために」ジャズを選ぶのも面白いかも。
聴き流す、と言えばエリック・サティもそのひとり。同時期のラヴェルなどと比べたときの透明感は、相当時代を先取りしてたんだな、と感じる。
Posted at 2024/06/27 21:39:10 | |
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