今までMobil1 、WAKO'S、Shell、elf等色んなオイルを使って来た。中でもまだ紙パック(笑)だった時のシェルHELIX Ultra 5W40もさすがに良かった。まぁ添加剤は多めな気はする。匂いも独特…回せば回すほど上の回転域でもロスレスでしっかりとパワーが付いて来る印象。
とまあ余談でしたが今回タイトルにあるように自分的にはイチオシで低フリクションで高レスポンスでありながら油膜保持の限界も高くシビアな夏(街乗り+α)にも安心して使えるMobil 1 0W40。その中でもダントツは35GT-R VR38DETT/NISSAN純正オイルのFormula J👍知っている人からすればもはや既知の事実であり、みんカラ内でも時折話題にもされているようですね。
改めて調べてみたので参考までに。
公式で公開されている各油種のSafety Data Sheetのデータ。
Mobilは動粘度指数以外にも組成及び成分情報まで
公表されているので非常に良心的。
★2023年2月改訂版【Ultimate Performance 0W40】
https://sds.exxonmobil.com/Download.aspx?ID=645070&docFormat=PDF
★35R VR38DETT純正オイル 【Formula J Ultimate Performance 0W40】
https://sds.exxonmobil.com/Download.aspx?ID=962639&docFormat=PDF
★LFA純正オイルMobil1フラッグシップ【FS X2 5W50】
https://sds.exxonmobil.com/Download.aspx?ID=950113&docFormat=PDF
ここで言う鉱油とは添加剤を意味すると思われる。
…と見る限り、やはり0W40と表記上は一緒でも動粘度、指数も違う。何よりPAO含有率は20%以下、重質蒸留物=XHVIが60%なので半分以上が重質蒸留物(成分性質的な優劣は諸説あり。ただMobilは合成油と表記)今思えば一昔以上前のあのRP、DEまでの輝かしい金缶は如何に別格で中身が本物だったのかが分かる。成分比率は全然違い似て非なるモノ💡
現在となってはMobil1のFormula J UP 0W40が最も純粋ピュアな化学合成油に限り無く近い👍✨強いて言えば先ほど触れた“RP”と同等言っても良いと思われる。普及版UPは正常進化度合いよりもコストカットの賜物で造り出された退化版UP 0W40ですね。
あと、Mobilはそもそものオイルの素である合成オイルを昔から完全自社生産であり、それを世の中に数多あるオイルメーカーにも末広がりに提供。その事から世界的にも数少ない基油合成オイルの元締め的なメーカーの一つであると言う事はとても大きなアドバンテージ。
かつてのRFの銘称で当時は憧れでもあった現在ではLFA純正指定オイルとされているHigh Performance 5W50。Formula J 0W40の存在を知っていれば成分的だけで見れば事実上の降格。ただ、粘度も違う上にかなり硬めなオイルにもなるので用途次第で選択肢はアリだと思います。
個人的にはかつてのホンモノ金缶を彷彿とさせる贅を尽くしたMobil1生粋のTri-Synthetic100%化学合成油として復活して欲しいもの👍欲を言えば5W40Verで出して欲しいですね。もちろん一般ライナップとして笑…Tri-Synthetic懐かしい💡
また海外販路品の日本でもAmazon等で並行品ではあるが購入可能であるFS 0W40。しかしながらSDSを見る限り現在では明らかにFormula J 0W40の方が上☝️👀日本で流通しているUP 0W40と比率割合は微妙に違うがPAOとGTLの混合率を見る限りほぼほぼ同等クラスっぽいですね。
ただ、噂によるとこの並行モノFS 0W40より実は日本の多湿な環境にも配慮された添加剤の配合で日本向けに造られているのがUP 0W40のようです。
https://sds.exxonmobil.com/Download.aspx?ID=954119&docFormat=PDF
USのみの販売のMobil 1 Extended Performance 0W20は変更がなければPAO濃度70%以上で生粋のMobil1のようですね(5W30はXHVI比率が大半の模様)
https://hascooil.com/wp-content/uploads/2016/11/MOBIL-1-EXTENDED-PERFORMANCE-0W-20-sds.pdf
ちなみにコストコで販売されていたコスパ最高のモビ1 0W40の動粘度、指数的な仕様は国内流通のUP 0W40と同等らしいですが(成分配合も並行モノFS 0W40相当?)
※動粘度※
⭐️ FS 0W40:40°C 70.8 cSt / 100℃ 13.24 cSt
⭐️ UP 0W40 : 40°C 76.9 cSt / 100℃ 13.5 cSt
(日本国内)
動粘度を見ると明らかですね。
あと最後に、1J2JRB…等旧世代の車には関係ないですが、昨今の低燃費志向でターボ車の直噴化も珍しくはなく、LSPI問題が懸念される可能性もあるので直噴EGはその辺りは気にしておいた方が良いのかも知れません。ただ、V37skyline VR30DDTTにも使えるようなので大丈夫と思いますが🤔…まあその辺りは製品仕様上あくまで純正オイル=特定車両の工場充填オイルになる訳で、そう言った意味での情報に対する汎用性の高さは通常Ver.のUltimate Performanceかと(不定期でSDSの更新もされているので)その辺りの切り分けはある程度考慮しておく必要はあると思います。
ブログ一覧 |
Mobil1 | クルマ
Posted at
2023/03/19 17:49:02