
先日も燃料補助金の記事を出しましたが、その直後補助金延長の動きが発表されレギュラーガソリンの平均価格が175円程度になるように調整をする方針がどうこう言われていましたね。先月でしたか、私も高速道路にあるGSのプライスボード見るとレギュラーガソリンが1Lあたり
201円
と掲示されていましたからいよいよ次のステップに突入したか…と状況を危惧したものです。補助金は無いよりある方が燃料を直接消費する身分としていい事は言うまでもありませんが、私が普段給油するGSも既にレギュラー単価170円台後半ですので今月には180円台に突入するのか?といった恐れる事態でもあります。言うて私の場合は私自身が使用する分についてはガソリン消費を無理のない範囲で最小限にするよう普段から実践している故、改めて更に節制できることはそう多くないのが実情ですが、節約が最優先事項という方に向けてお勧め可能でかつ簡単な燃料消費削減可能なご提案、
二足の草鞋はマジでめっちゃ燃料消費量減る!!!
つまり
車とバイクの両刀使いで賢く移動を使い分けようという事です。ここで言う車というのは多人数乗車可能なファミリーカーや何かと維持費が掛かりやすい大型車等、ランニングコストが高値な車を指します。今でも質素で軽量で維持費も安価な乗用タイプの軽貨物車(アルト・ミラ・ミニカなど)でそもそも何もしなくてもリッター15~20km近く距離を伸ばせるお車であれば旨味は薄いのですが、浪費を伴う中大型車を一人でしかも近場移動に使用してるユーザーさんには効果てきめん。バイクを1台用意するだけで使えば使い続ける程コスト削減に寄与します。ここでいうバイクとは大型や中型クラスのお話しではなく原付クラスのお話し。それも出来るだけ車体価格の低い車両を用意するのが肝要です。今の時代50㏄なんて乗れないよ、と言う贅沢な方も居るでしょう。であれば運転免許を持ち車体価格を抑え込めるのであれば125㏄以下クラスでもいいでしょう。できれば4サイクルのやつで。燃費の観点からビジネスバイクが圧倒的にお勧めですが、収納スペースが無いことに加え車体が高値安定ですので多くの人に向いているかと言えばそうではありません。私のおすすめはやはりスクータータイプ。それも安っすい個体。普通免許をお持ちであれば50㏄原付も乗れますので初期費用は車体と保険と装備品(ヘルメットなど)を用意すればOK!乗って直ぐやめた…というのであればお金の無駄でしかありませんが、リッター10キロ走るか走らないかの車よりリッター40~50キロは裕に走れる原付バイクは燃料費だけでも圧倒的コスパです。先述もしましたがコスト最優先な方にはぜひ実践あれ!の節約術です。
とはいえ、車をコスパだけで見ない層のほうが圧倒的大数。気候の影響をライダーが直撃するバイクには否定的な方も多いでしょう。勿論、要因はそれだけではありませんでしょうが、車の移動がマストであれば今でこそ完全に市場ニーズを掴み取ったハイブリット車とディーゼル車。今の自動車しか知識を持たない方からすればハイブリットもディーゼルも当たり前の存在でしょうが、かつてはハイブリット車こそがニッチな存在でディーゼルは商用用途のイメージが色濃く反映したものでした。HV車はその存在はご存じプリウスが始まり。
今でこそスタイリッシュなデザインでその歴史も5代目に突入したばかりですが、かつては3BOXセダンモデルで燃費もそうでしたがどちらかと言えば環境意識にイメージを据えたモデル。その先進過ぎる機構から多くの認知は得られず案の定、初代モデルは歴代比鳴かず飛ばずの販売台数。当然色々と問題もあったモデルではありましたがその後2代目モデルが登場し時代経過と共に世間の関心も認知度も向上。世のガソリン高騰も相まってか一般ユーザーへの大量支持を獲得します。その一方、プリウス以外にもハイブリッド車との共存が加速。他社もハイブリッド展開を加速させ今はご存じの通り多くの車種でハイブリットモデルを選択可能になっています。ディーゼル車については今一部メーカーが特に推していますが、それまでの商用車や大型車(RV系)への搭載イメージが覆されたのが積極的に乗用モデルに展開したこと、かつての騒音振動問題が嘘のように改善されたこと、そして驚くべきトルク感で走る者へ楽しさの虜にさせたことに成功したことが主だった要因だと考えられます。このように、かつては批判的や懐疑的だったものが多くの認知と共に緩和されそれらを支持する方の割合が増えてきた結果だと思われます。今の最新技術はEVですが、これらも出始め故(とは言っても10年以上は経ちますが)に現状課題や問題が山積、かつてと同じく批判や懐疑的に見る方が大数の現状です。これがあと10年も経てば今のHEVやディーゼルのように不支持が支持を上回る結果に転じるかも?知れませんが果たして未来はどうなるでしょうか。
私自身、HEVは用途的に向いていない為愛車にすることを避けてきましたが、普通に年間10,000キロ近くお乗りになる方であれば同じ車種で純内燃機関車とフルハイブリット仕様車とで車両価格に差があれど乗れば乗る程価格差が埋まるばかりかゆくゆくは純内燃機関車よりはコストを圧縮できてしまう現状もありましょう。例えば、現行モデルのカローラセダン。エントリーグレードの「X」で比較すると車両本体価格、消費税込みで
ガソリン・2WD → 1,990,000円 燃費19.4km/l
HEV・2WD → 2,380,000円 燃費30.2km/l
車輌価格差390,000円です。これをレギュラー単価175円で給油し続けたとすると、机上論ではございますが
HEV車が凡そ67,315km走行すると車両価格差をペイ出来、それ以降はHEV車の方が燃料費についてはお得差が広がっていく構図になろうかと思われます。
最も、費用的な恩恵は燃料消費だけでなく税制上の優遇、任意保険の割引、場合によっては施設入場の割引などがあると聞き及んだこともあります。つまりは、この事例で言うと新車を買い凡その距離以上乗るのであれば費用的な事だけに的を絞ればHEV車の方がコスパが良いという事になります。その一方、短期的にしか乗らず目先の費用を圧縮したいですとか、純内燃機関に強い拘りがあるですとか、距離を乗らないからHEV車には不向きであるですとか、20年も30年も維持し続けたいから行く末HV機構の故障が心配…等々、HVであることに拘りがなければ態々選択する必要はないでしょう。
あくまでこの車種このガソリン単価を事例にしましたが、当然に燃料単価が上がれば上がる程、車両価格差が少なければ少ない程、燃料費で元が取れやすくなるのは言うまでもなく、一方でその真逆の状況であれば車体価格差を燃料費だけで埋める事は遠くなってしまいます。最も、コストでHEVを選択される方も多く居ると思われますが、そうではないHEVの魅力で敢えてご選択される方も大勢いるでしょう。そのような方には価格がどうのこうのといった問題ではありませんので態々価格比較する必要もないのですが、世の中選択動機というのは色々ご事情や趣向によってあるでしょうからそういった選択肢もあるよ、といった感覚で受け取って頂ければなと思います。
それと同義でディーゼル車も燃料費で対比すれば同じような事が言えてしまいます。純粋にレギュラーと軽油の燃料価格差があり、公表燃費もディーゼルの方が良い場合が殆ど。価格差もコンパクトカークラスの純ガソリン車とディーゼル車を比較すると凡そ400,000円程度ですから上記事例のHEVとの対比と構図が似通っています。唯一異なる点がHEVのような機構がそもそもありませんのでHV機構のトラブルとは無縁です。但し、煤問題などこれもまた使用状況によって向き不向きが鮮明ですので実態に即した選択を要しますが、距離を伸ばす方にはディーゼルはお勧めです。
車の関心事と言うのは決して経済性ばかりではありません。その一方で経済性を強く求める方も大勢いらっしゃいます。格好よくて、めちゃくちゃ走りがよくて、それこそ超低燃費(電費)で…なんてすべてをトップレベルで網羅することは不可能ですが、近年の新車は高次元でそれらの両立を図るものばかりです。かつては新車でさえ実燃費3km/lなんて驚愕な車もあり、私が過去乗っていた車もハイパフォーマンスモデルでないにも関わらずリッター5km/l以下なんてものもありました。それらから比べると今のお車の多くは優れた性能を有しているとも言えますが、私のような古い物好きから見ると、燃費が良くなかったって魅力なものは魅力なんですよね、と思う所もございます。
最後の最後で内容ぶち壊し、、、爆。
Posted at 2023/09/07 17:55:06 | |
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