
昨今の税金の類の上昇に加えあらゆる物の物価高には多くの一般家庭世帯に影響を及ぼしていることでしょう、無論私の生活にも影響が甚大で今まで手にしていた日用品や食料品類が値上げや数量を減らされた実質値上げで手が出せなくなったもの、手に取る数量を減らさざるを得なくなったこと、或いは家計の見直しを迫られ生活必需品の優先順位が低いモノから削減削除している状態です。ちょっと勘違いした人たちからは「では働けば?」と相手の事情を知りもしない事を好き勝手に言われそうですが、フルタイムで働き、今時残業もあり、時に休日出勤もあるような内容ではそれに加え別の仕事をしようなどとは思えず、そもそも時間的自由度が少ないモノですから確実に空き時間にバイトを…等と言う事も難しいものです。かと言いまして今の業務を仮に2倍こなした所でお手当てが2倍になるでもなく、それであれば体のいい転職をとも頭をよぎりますが、自分にとって都合のいい転職先などそうそう見つかるものでもありません。そういう方が社会の大半で限られた収入の中日々生活をしていらっしゃるのはいわゆる「ピラミッド」を見れば想像に難くありません。そんな中、自動車界隈でもモデルチェンジで価格が随分と上がったり、マイナーや小変更でも価格が上がったりと価格(単価)は常に上昇の一途を辿っています。私のように中古車に何の抵抗感もない方であればそれこそ乗り出し数十万円の激安車を愛車にするという方法で支出金額の抑制を出来ますが、中には新車がいいといったニーズもある訳でこれは今の私には納得する部分もございます。そもそも論、お金が出せないのなら新車なんて贅沢だ!といった論調もこれまた一定理理解も出来ますが、そんな中割賦やリースといったその多くは、
結局は現金一括で支払うより余計に多く支払わねばならないマネービジネスのカモ
にされる事を重々承知の上であっても新車を手にしたいといったニーズは現実としてございます。
それがいいとかいけないといった単純なお話しではなく、現実として例えば今まで100万円出せば乗り出せた軽自動車がいつの間にか200万円近く又はそれ以上の価格帯にまで上昇していったですとか、今でこそ絶滅危惧種ですが一世代或いは二世代前のセダンモデルで乗り出し250万円から300万円辺りの価格帯の車両が絶滅し、350万円以上の価格帯のエントリーモデルが今は500万円近くにならないと手が届かなくなった…といった実情もございます。そう言ってしまうと、今でも乗り出し100万円の軽自動車あるじゃないか!ですとかセダンモデルは兎も角として車格は随分と下がるものの今主流の大衆SUVモデルの多くが300万円台からラインナップが多くなっていく印象です。
つい先日目にしたのですが、Tヨタさんの大衆車の代表HEVモデルとも言える「水※」(※隠語表記)が車両価格260万円程度するらしいいんですね、爆。実際モノを見た訳ではありませんので価格だけ見て四の五の言うのは軽々なのかも知れませんが、車格云々、初代モデルの勝手なイメージからすると車両価格200万円を切る位にしか思っていませんでしたので随分と驚いてしまいました。最も、車を知れば知る程納得感は出てくるのかも知れませんし、実際乗られている方においては価格相応の満足感を得られているのかも知れませんから「それって貴方の感想ですよね?」でしかありませんから別にいいのですが、ただ単純に驚いたというお話しでした。
そんな中、ホンダさんから新型車「WR-V」が先日デビューをしました。既に多くのジャーナリストさん達の記事やSNS等の媒体で購入報告が上がっているように結構評判はいいようです。それらと同じ方の意見で恐縮ですが、この車の何がイイって!
価格が随分と安価に抑えられていること!これに尽きる!!
普通車ですよ?1500㏄ですよ??結構真面目に車してますよ???え?笑。
車格に対して車両価格が低い事の何がいいかって単純に安い事だけではないと思うんですね。私が思うに
高価格帯に比べお手に出来る層が随分と広くなることが最大のメリットだと思う
のです。そりゃ何の苦もなく500万円、1000万円、2000万円の車を現金一括でポンと支払える資力のある方には何ら関係のないお話しですが、そんな裕福な方は全人口の数パーセントから数十パーセントしか居ない訳ですよ。良くも悪くも悪目立ちするから多くの方が勝手に錯覚するようですが、先述した「ピラミッド」のお話し、地盤が一番多く先細りしていくのは当然の話しですのでより多くの方に向けて手の届きやすい価格設定と言うのは非常に嬉しいじゃありませんか(^^♪
勿論、それでも手の届かない…と言われる方もいらっしゃるでしょう。それでもこのお車が仮に倍の400万円スタートであれば今の200万円スタートより購買層も変わりお手が出ない方も圧倒的に増えます。何処とは敢えて申しませんが、高価格帯でブランディングした自動車の販売店が堂々宣言していましたが、
ウチは取扱いの車が買える人だけがお客様です、それ以外の人には関係ありません
等という風な高飛車的な物言いをしていました。一見販売店側の主張からするとごもっともなように聞こえますが、端的に言うと「金持ち商売してるから貧乏人はあっちいけ」ですからこれを解釈してどう思うかはそれこそその人次第ですが、私なら先ずそんな商売している所に世話になりたくありません(なれる身分にもなれませんが、笑)。
それはHEVでもありません、物凄い最新鋭装備がてんこ盛りでもありません、何でしたら四輪駆動の設定もありません、今時珍しい部類になるのか手引き式のサイドブレーキですよ!?それでもね、
こういった今の時代に生きるスタンダードな装備の低価格車、いいじゃありませんか!?
ひょっとして令和1桁後半からの国民車になる存在かも知れません???
今主流の両側スライドドアの軽自動車に200万円支払うのもいいかも知れません。しかしながらモデルによっては同じくらいの価格帯で1500㏄の普通車がお手に出来るってなんだかその選択もいいじゃありませんか!?
あくまで私の感想ですが、昭和世代から今の時代までの軽自動車に乗り続けてきましたがそれはそれはお世辞にも平成2桁前半くらいまでは車室内が広いとは到底思えませんでした。平成2桁中後半からは随分と室内空間が広くシフトし近場移動であれば(普通車、大衆車クラスと比較し)軽自動車でいいよね?と思うようになりました。ところが、どうしても軽自動車では手に出来ないものも同時に存在したんですね。それが、
車室空間、それも横幅の広さ
これは規格制限いっぱいに使った最新型の軽自動車でさえゆとりを感じたことはありません。1人乗りならまだしも、2人3人と乗っていくとその窮屈感はそれはそれはでどうしても「我慢」という2文字が常に意識させるものです。勿論、税金の恩恵であるとか維持管理費抑制の為ですとか、コストを言い出せば軽自動車は最強にして最良のカテゴリーなのは認めますが、それと比較してでも軽自動車と普通乗用車とでは到底比較にならない部分も紛れもなく存在します。実は私自身が軽自動車と普通乗用車持ちの理由もその辺りにあるのですが、やはりそれぞれに特化した得意分野が存在し、一見オールラウンドに見えたとしても僅かな余裕がもたらす余力と言うのは乗る人を満足させより快適な移動ツールとして乗り手に感動を与えるのは最早必然とも言えましょう。
公式HPの見積もり作成ルーツで廉価モデルで自身が考える最低限のオプションを組み合わせると乗り出し価格(であろう)でさえ250万円を下回るものでした。
勿論グレードを上げていけばその分、オプションを追加したその分は価格アップに直結ですが、特に拘りもなくそれこそ「実用車」として使っていく位置づけなお車、それこそお家のメインカーであるとかの使い方には特にあらゆる方面で購買者の味方(主に価格面)になる存在ではないでしょうか。
この250万円という価格もかつてはミドルセダンのエントリークラスが手に出来た価格帯です。それから比べると1500㏄に同じ価格を…と思われる方もいらっしゃるかも知れません。ところが、今周囲を見渡せば250万円程度でお手に出来る新車の普通車って多くないもの。それはHVだの4輪駆動だの隙なしの安全装備や運転支援系装備満載で登場するものですから価格が上昇して当然と言えば当然なのかもしれませんが、かつてを知る者だからこそ敢えて声を大にしていいたい…
車はこういうのでいいんだよ
と。
誤解を恐れず申し上げますが、私は誰にでもWR-Vをおすすめするつもりはありません。更に上位クラスが手に届く方でそれらを欲する方はそれでいいでしょうし、特定のメーカー信者(と言ったら最近はお小言頂戴することもありますので少し控えめに)に他ブランドを押しつけがましくする気も毛頭ございません。車格と予算、それを現代に照らし合わせこの位の価格帯であればお手に出来る層、つまり間口が広がる事で大衆に普及する可能性を秘めているのではと感じた故のご紹介でした。
ただね、新車が出ていきなり懸念するのも何ですが、おそらくですよ?いつかは年次改良若しくはマイナーチェンジが入るでしょう。別に未来が見通せる訳ではありませんが、進化系云々、後期型が云々等といった拘りがなくこの
プライスに魅力を感じ興味を持たれるのであれば、
間違いなく現行モデルをお手にされる事を強く強ーくお勧めしておきます。
何故なら!?低価格帯なお車なだけに改良後の価格転嫁(要は値上げ)は必至でしょうから...。
まさか改良後モデルで更に値下げってまず無いでしょうし。。。
それにしても、何故このクラスでこの価格帯で販売することが出来るのでしょうか。そのキーポイントはやはりインド製という所が大きな点だと勝手に想像してしまいますが、周囲の他の車の価格設定が高すぎるのか、はたまたWR-Vの価格が抑えられているのかが最早分からなくもなりそうですが、この先のお話し、例えばメーカー保証が切れた頃から順に不具合が頻発するですとか、それこそ塗装劣化や内装劣化が他の車より進行著しいなんてことにならなければ将来的に(あくまで個人的)楽しみな点がございます。それが、
中古車価格(市場価格)がどれ程になるのか
当たり前ですけどプレミア価値でも付かなければ年数相応に流通台数が多ければ多い程価格は下落していきます。WR-Vの5年後10年後には恐らく元の新車価格が低いこともありかなりお買い得な価格の中古車が流通すると見込んでいます、笑。その頃になれば、私の将来的な保有車両候補の1台に早々なるかも知れません?。こんなことを考えていれば、中々先も楽しみです、(;^_^A。
Posted at 2024/05/10 17:30:08 | |
トラックバック(0) | クルマ