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2024年04月15日 イイね!

#95 事故があれば何でもかんでも弁護士!弁護士!!って思ってませんか?

#95 事故があれば何でもかんでも弁護士!弁護士!!って思ってませんか?#94 の記事が他の記事に比べ初期閲覧数が伸びていましたので今回被害に遭った事故ケースもそうですが、そもそも自動車保険などでオプションとして用意される弁護士費用特約とは何ぞや?と言う所を自学を含め共有していきたいと思います。勿論、既に承知の方も大勢いらっしゃいましょうが、私のように特約を付けてはいたもののその発動機会がそもそもなかったかのような方、保険屋さんの勧めでなんとなくご加入され続けている方、他者からの情報を鵜呑みにして良かれと思って加入されている方等々、様々でしょう。勿論、弁護士特約加入者の中には加入の恩恵があったと言われる方も居るでしょう。しかしながら、ネット界隈で「弁護士保険意味ない」と言う方は圧倒的少数です。そんなことを書くと、保険業界や弁護士業界から猛クレームが来そうですし、弁護士費用万歳!と思っている層からも総スカンを食らいそうです。ですが、私は実体験をもとに100%無意味だとは言いませんが、万能ではないということも事実として有り得るということのギャップを埋めるべく敢えて多くの方に知っておいて欲しいと思い書き記す次第です。時折言っておりますが、私はこの記事を書くことによって経済的メリット等は一銭もございません、爆。だからこそ、誰にも干渉されず、忖度の必要もなく、自分が思った通りの事を書ける!と思っています。

ここで言う弁護士費用特約というのは、自動車保険等に用意されることの多い交通事故に限定したオプション特約のことを指します。世の中には、広範囲をカバーされる弁護士特約や企業様等が加入される独立した弁護士保険などのご用意があるようですがそれらは除外、あくまでも交通事故等の際に発動可能な自動車保険にオプションでご用意があるものを指しますので前提条件をお間違いない様にしてください。


そもそも、お互いに責任が問われるような交通事故が発生した場合、事故後の金銭賠償の交渉は保険会社間で折衝が行われるものです。事故に対して補償内容が満たされていれば、支払額云々で何ぞ事があることはあるにせよ、基本的には保険会社同士(保険会社は保険加入者の意思確認のもと)で終結を迎えることとなるでしょう。私自身も若かれし頃に自動車保険のお世話にもなった経験がありますが、賠償の部分で金銭的な負担(手出しという意)は一切ありませんでした。もっとも、その為に保険料を支払っている訳ですから当然と言えば当然ですが、不幸にも支払い保険金が大きい事故となってしまった場合でいくと保険料<保険金という構図が簡単に成り立ちますので自動車保険に未加入、或いは相手に十分な補償が出来ない内容での加入なんていう暴挙は公道を走る以上「論外」と言わざるを得ません。最も、世の中には保険料負担より支払い賠償額の方が小さいから等という理由で敢えて保険未加入という選択を取る方(主に企業さま)もいらっしゃるようですが、それらは何ぞ事があった際の「賠償資力」があるから成り立っている訳であって、多くの無保険者は(車等を乗り回す金はあっても)保険料が無いから等と言った身勝手な言い訳をしたり、そもそもの保険管理をおざなりにし期限切れや申告漏れ等を引き起こしたりするケースがあるようです。私は幸いにも無保険車と事故をした経験はありませんが、聞き及ぶお話しでいくと時折事故で相手が無保険車でどうのこうのといったお話しは耳にします。

では、どんな時に弁護士特約が保険の加入者にとって有効に機能するのでしょうか?

その①相手に責任が生じるにも関わらず相手方が賠償交渉に応じない場合
その②交渉内容が余りにも現実離れしお互いに譲歩の余地が無い場合

大体この2点ではないでしょうか。
例えばですよ?一方的に追突されました、勿論過失は0:100です、被害は物損害だけでした、相手無保険(任意保険未加入の意)でした。。。

こちらから交渉面倒くさいから弁護士に委任しよっと。これ、使えないんですね。

相手方が任意保険加入していようがしていまいが、この事故により相手方が賠償を拒否するような場合は弁護士特約が発動できますが、相手方が自腹で一括弁済しますのでと申し出る場合かつ実際に支払いが履行された場合になると、そもそも弁護士の介入する必要がありませんので弁護士さんが出張る幕はありません。

仮に今回の私が被ったケースのように加害者目線で言う所の損害額<保険使用による翌年以降の保険料上昇額なんていう比較的低額賠償である場合、わざに保険使うと契約者(加害者自身)が金銭的により損を食うという結果になりますので保険には加入しているもののそれなら自腹弁済で…というケースも多くあるでしょう。そうなった場合であっても被害者としては修理代金をきちんと支払って貰えれば賠償終了ですので特段第三者が介入する余地もこれまたありません。つまり、こちらが100%被害者の場合、相手方が個人であろうが保険会社であろうがきちんと賠償をしてくれさえすれば弁護士なんて出てくることもないのです。

ではこの事故形態でどのような場合に弁護士発動が妥当かと思うと、多くの場合は
・一方的に賠償を拒否
・賠償意思は表明するも支払段階で応じなくなる
・論理破綻する難癖をつけて話し合いにならない
・そもそも話し合いに応じない
等の場合ですと弁護士にお願いするようにはなるでしょう。勿論、根気よく交渉できるような性分な方ですと自力で回収に動くことも出来るでしょうが、理不尽な態度物言いの相手方がその後素直に交渉(というよりこの場合は支払い指示)に応じる可能性は低いと言わざるを得ませんが、中々骨の折れることであることは間違いないでしょう。

では運悪く相手がボンクラで弁償に応じないとなると弁護士さんに委任となるのでしょうが、弁護士さんに任せれば確実に弁償(回収)出来る!とお思いの方も居るでしょうが・・・

そんなことはない、爆。

勿論、多くの場合で回収は可能であると思いたいですが、相手が居ることですので100%とは限りません。それは弁護士と名の付く方々が皆が皆交通事故に強く取り立て回収のプロフェッショナル!と思いたいですが、現実には弁護士さんも色々な方がいらっしゃって得手不得手分野があるのも当然。勿論、交通系に強い方も居るでしょうが中には企業トラブルに強い方、国家賠償に強い方、借金問題に強い方、離婚裁判に強い方等々、得意分野というものがあります。特定の分野に特化する方々の多くは、特定以外の分野は不得手という場合も考えられ、たまたま選任した不得手の弁護士さんが対応すると上手くいくものもいかなくなる、等といったケースは往々にしてあり得ます。そんなことを言い始めると、弁護士さんの力量で成功も失敗(という言い方が適切かどうかはさておき)もあり得る、というお話しです。

物凄い人脈があられる方で、方々に専門弁護士に知り合いがいるような方ですと大した問題にはなりませんでしょうが、多くの一般人はそもそも係争事には生涯無縁と言う方が圧倒的多数。そんな圧倒的多数の層が一から弁護士探してその弁護士さんがニーズに対してたまたま得意分野で結果、求める成果が得られたということでしたらそれこそ結果オーライですが必ずしもそうはならない場合もあり得ます。インターネットが普及したとはいえ、全く経験知識が無い状態から弁護士の能力を見抜き、依頼者とウマが合い、話がトントン拍子で解決に導かれるようなことばかりではないということです。広告なんていうのは随分と誇張する(話を盛っている)場合も多く、広告を鵜呑みにして出向いたら想像と全然違った、なんていう話もよくあります。場合によっては自身が加入する保険会社からお抱い弁護士の紹介なんてサービスもあり得ますが、そうでない場合でいくと自身で一から弁護士探しをしなければなりません。勿論、ネット検索だけが情報収集の方法ではありませんが、たどり着く(依頼する弁護士さん)先が結果良かったと思えない場合もあり得るというお話しです。

お話しを取りまとめますと、弁護士さんという存在は何ぞ事問題が発生した場合には内容によっては依頼者の有利に働くケースも勿論あるでしょうが、何でもかんでも依頼者の思う結果にはなる「魔法の杖」のような存在では決してないということです。

自動車事故に限ったことで言えば、勿論被害云々の程度、相手の出方等により弁護士さんが介入することによって被害者にもたらす金銭的部分が増額するケースはあるでしょう。そうなれば被害者感情としても納得し易い状況には近づけるのかなとは思いますし、その弁護士費用部分を保険の特約で賄ってしまえば実質弁護士に関するお手出しはありません。ただ、全ての被害事故がそれに当てはまるとも限りませんよ、という事がお伝えしたい大きな部分です。

世の中そんなもんだよ、と言ってしまえば元も子もありませんが、100%被害事故に対して被害者側が真っ当な請求をしても加害者側が支払いを拒否するにも拘らず、同じ請求内容を相手が変わるだけで手のひら返すように支払いに応じるというのは加害者側の人間性として問題があると私なんかは考えてしまいます。最も、加害者目線からすれば、被害者側の真っ当な請求自体が本当に真っ当なのか?なんて事前知識が無い限り分からないでしょうからひょっとして足元みて吹っ掛けてきてるのでは?なんて思うのかも知れませんが、結果相手が変わった所で同じ請求内容を立てるのであればどこか潜在的に信じてしまうといった人間心理が働くのかも知れません。これが被害者側が立てたただの第三者であれば「お前が首突っ込んでくるな」という余計話がもつれることにもなり得ますが、勿論一方的に言われるがまま何でもかんでも信じるというのにも疑問は感じるものの、その請求に妥当性があるのであれば余計な話は置いておいてさっさと解決してしまった方がメリットは無いにせよデメリットを最小限に抑えられると思いますが皆様は如何お考えでしょうか?

でもね、考えれば考える程つまりは時間が経てば経つほど余計な費用は嵩むものです。事故しました、修理します、完成しました、この過程の中にも
・実際の修理費用
・修理先への搬送費用
・修理期間中の代車費用
・場合によっては修理後の納車費用
等、実際の修理代以外にも掛かる費用が存在します。
全ての費用を請求するのかは相手方と修理先次第にはなりますが、例えば修理代が10万円だったとしても、修理期間が二週間かかれば二週間分の代車費用(日額同程度クラスの車両代×14日分)、搬送納車費用実費となると支払総額が修理代の倍以上になることも珍しいお話しではありません。それに加え、加害者が見た感覚で(この修理代)大したことないとタカをくくっていても、蓋を開ければ50万・100万等といった(ぼったくりではなく正規の修理代金)被害が目に見えない奥の部分で発生していた、なんてケースは「よくあるお話し」です。

だからということではありませんが、相手にきちんとした賠償額を支払えるようにすることがひいてはご自身の懐を守る為にもなりますので自動車、オートバイ、原付、合法キックボード、自転車等々、全ての乗り物を運転する方々へのメッセージ、

賠償資力がないのであれば必ず満足な補償額を設定した任意保険に加入しなさいっ!!!!!

そういう意味で、滅多にないことかも知れませんがご自身の権利を守るためにも弁護士費用のオプションは付けておいた方が「より」安心ではないかなとも思いますが、万能ではありませんので過信は禁物です。
Posted at 2024/04/15 17:20:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2024年03月25日 イイね!

#94 自動車保険にある「弁護士特約」ってこれ無敵でも何でもないのが実際

#94 自動車保険にある「弁護士特約」ってこれ無敵でも何でもないのが実際自動車を乗る上で名前は任意といいつつも事実上加入義務みたくなっている自動車保険。自動車に限らずバイクだろうが原付だろうが、近年は自転車にも加入義務を課す都道府県も増えているそう。最も、加入義務とはいっても本当の意味で強制されるのはご存じ「自賠責保険」のみでそれ以外の自動車類にまつわる保険商品は任意選択或いは罰則を設けない努力義務。直近のお話しで言えば公道走行を許された電動キックボードにも自賠責保険の加入義務があるそうですが、そんな中でも公道走行を許されていない違法電動キックボードが暗躍しているのが都会を中心に話題になっているのはご承知の通り。違法と言われる代物故に当然にそれらを使う違法ライダー(という呼び方でいいのでしょうか)達は先ず間違いなく自賠責保険に加入していません(そもそも違法車両故に加入できないのでは?)でしょうからそんなのに事故に巻き込まれたらと思うと恐怖以外の何ものでもございません。危機意識が無いのか遵法精神が欠如しているのか分かりませんが、我が物顔で自己中心に違法行為に安易に手を出す人間って総じて無能であることは間違いありませんが、本人たちにはその自覚が無い或いは違法と認識しつつも欲が勝るからこそ平然と犯罪をしてしまうのでしょうからこういった過ちを犯す方たちには一刻も早く警察権力によって摘発されてほしいと願うばかりです。

今回は不幸にも100%被害事故に遭ってしまったお話し。私はカローラやキャンバス等の自動車に限らずスクーターについても任意保険に加入済み。補償内容も相手に対するものや乗員に関するもの、自車に関する補償まで加入できる物については加入しています。その中でも「弁護士特約」という保険にももう随分と前から付帯し今の今まで一度も使用したことがございません。何でも、被害事故に遭った場合などで相手方が弁済等を拒否した場合に弁護士を通して法的に取り立てることを相手に対し命令させることが可能なのだそうとか云々。。。統計上でいくと任意保険未加入車が10台に1台から2台いるらしくそんなのに巻き込まれたらもう大変、みたいなお話しもよく聞きますので保険料も大した額ではないので加入し続けている次第。そんな折、駐車中の我が愛車に軽度ではあるもののぶつけてきた方が現れまして、爆。
損傷自体は甚大なものではなく、車両自体の修理費用も10万円行かない程度。事故というのは悪意や故意、重過失でもなければ身体に危害が及ばないのであればお互い様な側面もあると私は思っているのでこちらとしては嫌な思いは勿論するものの、きちんと直しさえして貰えればそれ以上のことは言いたいお小言も我慢して何も申しませんよというスタンス。昔もこれまでもそれは変わりません。ところが、今回の相手方というのが正気か?と思えてしまう人物で、今回の事故について

弁償致しません

と居直ってきたんですね、爆。
まともな人は自分の過ちに対し被害者に向かってそのような対応はしませんから今回の加害者がどのような人物像かはもう想像の通りでお間違いございませんが、今回の被害事故のケースで実体験をもとに分かった事もあったんですね。
それが、私が思うに損害額が大幅にならないような事故のケース。ご存じ、任意保険というのは保険年度に保険を使用すると翌年からの保険等級が下がり割増保険料が設定されるもの。相手の任意保険に対し私が何も気を遣うことは有りませんが、今回の加害者(加入者)にとってみればおそらくですよ?

修理代金<翌年以降保険料(向こう3年間の割増保険料の総額)

の構図ではなかったのか?と思われます。そうすると、弁償する側からしても自分の保険を使うよりも自費で弁償した方が金銭的な痛手がまだ少なくて済むという計算は立つ筈ですが、問題はここから。

何故相手にお金を払わなければいけないんだ?

という考えに相手方がなっているような気もします。まともな方であれば、ご自身の不都合に対してけじめをつけるのは当然ですが、そうでない方からすれば自身の損に関するお話しは難癖付けてでも逃げ切りたいという思考になるのかならないのか分かりませんが、いずれにせよ何としてでもこの局面を打破したいと思っているのかもしれません。挙句の果てには、相手方から(私が)車両保険入ってます?それなら保険使って直せばどうですか?等と論理破綻した言い訳をするのでこれ以上の話し合いは困難だと見切りをつけ自身が加入する保険会社に相談したんですね。すると弁護士特約としては使用可能の返事を頂いたのでこれで安心だ!と思いきや、

ここから大きな落とし穴が待っている、爆。

そもそも、弁護士費用特約とは事故などにより保険会社間で折り合いが付かない場合や今回のように一方的な被害事故で相手方が示談に応じない場合、保険会社が示談交渉が頓挫あるいは出来ない場合に自らに代わって弁護士が間に入り話をまとめてくれるもの。こんな解釈であってますか?(;^_^A。今回も相手方(或いは相手加入保険会社)と私自身で示談交渉をすべきところ、相手が一方的に示談のテーブルにすら乗らないということでしたのでその先の損害請求一式を弁護士に委任しようとしたんです。ところが、弁護士の委任介入には立ち位置によっては大きなハードルが立ちはだかるものです、その代表例が

①弁護士を委任・選任するだけでも時間的制約を受ける

電話一本後宜しくね、といった具合ではなく、委任する弁護士に面談や説明等を自ら弁護士事務所等に足を運んで行う必要があります。これが現役をリタイヤした方であるとかそもそも定職に就いていないような方、お休みを柔軟に取得し易い職場環境の方ですとか或いは自営業者で時間的調整が容易に可能な方等であれば大した障壁にはなりませんが、拘束時間も決められ自由度も無いに等しく職務中に穴を開けられないといった多くの現役世代やサラリーマン等にしてみれば弁護士事務所が開いている時間帯に訪れることですら中々困難な場合もありましょう。これが物凄く損害を被り多くの人が見て同情を集めるような場合や、それこそ身体的被害を被ったであれば周囲も納得させ易い状況もあり得ますが、一見して何がどうとか分かりずらい(理解してもらい辛い)場合などでは中々周囲の理解を得辛いこともままありましょう。

②費用対効果で労力に対して対価が全くつり合いが取れない

弁護士の費用的な部分では任意保険からカバーできますから私の手出しといった部分では実害は「ゼロ」ですが、仮に委任するとなると着手金で数十万円、その後の成功報酬で更に数十万円(成功報酬については想像の範疇)が掛かります。弁護士費用負担は実質「ゼロ」と先程申しましたが、実際には弁護士の懐には仕事に対する対価として報酬が支払われます。私が損害を被ったのは金額にして10万円未満。それを身勝手な加害者だから取り立てるのに労力を使いその何倍もの費用を掛けて取り立てを行うのって正直馬鹿馬鹿しくも思います。勿論、厳罰意欲が強く被害主張をされるものまた相手によっては当然のこととも言えますが、では自分の事に対して誰が動くんだ?と言われれば自分でしかないんですね。そう考えると結局損をするのって自分自身といった考え方も成り立ってしまいます。

③相手が示談に応じずその先のステージへ移行すると更なる制約拘束が…

弁護士の介入で素直に示談に応じるのであればまだ救いですが、それでも対応を渋る或いは態度を硬化させるようであればそれこそ訴訟だとか云々といった話になるでしょう。そうすると、私自身も裁判に向けて打ち合わせをするですとか出廷する等、更なる時間的拘束を受ける事が予測されます。ただでさえ時間的余裕が無い人がそう言われた所で現実厳しいものがございますし、それこそたかだか数万円の為の労働量ではないような気も致します。弁護士からすれば、仕事に対する報酬を確実に回収できる故、職務として全うはしてもらえるでしょうが、それも報酬あってのもの。同じことの繰り返しになりますが、儲かるのは弁護士、ごねてあわよくば逃げ切れる未来も見える加害者であってやはりあらゆる面で損を被るのは被害者、つまりは自分自身なような気もします。。。

④相手が支払い能力が無かったら、或いは支払い命令を無視したら・・・

何処かのインフルエンサーが悪事を広めたように、あくまで民事。支払い命令は出てもそれに対して債権回収は弁護士の仕事でありますが支払わなかった事による加害者の罰則はありません。現実にはあるのでしょうが実際には無いに等しいものといった誤解が世間には蔓延しています。支払能力があればまだ結構ですが、最悪は加害者に支払い能力が無かった場合。無い袖は振れないといった言葉がありますが、隠し立てではなく本当に加害者側に賠償能力が無い場合は裁判で勝っても実際には負けると言った最悪なシナリオもあり得ます。最も、車を持っているような方が数万円程度の支払能力が無いことは先ずないでしょうが、場合によってはそのようなこともあり得るといったお話しです。


勿論、今回のような私側に全く非の無い被害事故を経験した方やこれを読まれる方の中には正義は我らだ!悪を駆逐せよ!!といった感情論を抱く方も居ます。勿論、私自身もそう思う部分はあるにせよ、今回のような実害が多額ではなく人的被害も無い場合ですと、中には事故さえなければ全く必要の無い労力を使い取り立てるよりもある種の泣き寝入りを選択して気持ちを切り替えるといった方法を取る場合も気持ちの部分で楽な場合があり得るという苦い経験をしたと思います。
これを読まれる犯罪者寄りの思考論者は、では少額損害そうであれば加害者になってもワンチャン相手が泣き寝入りしてくることもあるだろうから適当な事言って支払い拒否しよう!と画策するかも知れません。そう言った事をまかり通してしまえば正に正直者が馬鹿を見るの典型ですから色々なお考えお立場事情等々はありましょうが、本来筋の話でいくと悪は淘汰!これが原則です。

しかしながら、多くの方は事故を起こしたくて起こすものではございません。事故形態の中には未必の故意と疑われても仕様のない事案もあり勿論それらは論外ですが、そうでない多くの場合ハンドルを握る以上被害者にもなりますが加害者にもなり得ます。私もいつ何時加害者になる可能性は運転頻度が多ければ多い程確率論的な見方をすると高くなってしまうのも必然ですので、自分の不注意で事故が起こってしまったのであれば先ずは相手方に常識の範囲内で誠意をもって対応する、その後に保険等のツールを使い弁済義務等をしっかり履行できる準備は常に整えておく、そしてなにより常に事故を起こさない、巻き込まれないような運転を細心の注意を払いながら今後も続けていくという技術もそうですが先ずは心構えも大事なことだと私は思います。

最後にお断りをしておきますが、私自身は任意保険等に付帯する弁護士費用特約が無駄な商品であるとは思いません。しかしながらどんな些細な事故でも契約者側に有利に働くもの、つまり万能ではないという事を私は感じた故に今回の記事にしました。そもそも論から言うと、相手の問題で何故こちらがお金(保険料)を払わねばならないんだ!と思うこともあり得ますが、世の中の人が皆が皆まともな方ではないというのもまた現実的なお話し。自身を守る為に備えというのは一定必要な出費だとも思う次第です。
Posted at 2024/03/25 17:40:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2024年03月22日 イイね!

#93 愛車を洗車するタイミングに変化が訪れるかも知れません。

#93 愛車を洗車するタイミングに変化が訪れるかも知れません。ご自身の愛車を洗車することもあると思います。洗車の頻度も然り、方法も多様でそれこそ短期的に自動洗車機にぶち込む方も居れば、販売店や洗車業者に依頼する方も居れば、ご自身でお時間を掛けて手洗いをされる方も居るでしょう。どの方法を選択されようが、ユーザー様の勝手ご自由ではございますし、そんな事に他人が介入する必要もございません。どの派閥?にもそれぞれ主張があるようにご自身のニーズに見合った方法を選択された結果が今ですから私から何がいいとかそうではないとかは言及致しません。以前にも書いたような気も致しますが、私自身かつては自身で手洗いWAX掛け、どこにでもある低価格帯大衆車にも関わらず1個1万円近いショーカー用WAXを使ってみたりと自己満足を謳歌していた時期もございました。それから自動洗車機を利用することも車によってはあってみたり、今は専ら洗車業者に手洗いを依頼するように変化してきました。つまり、自身で手洗い洗車をする機会が随分と減りました(全くない訳ではありませんよ)。そう書くと、自分の車位気分で洗車しろよ、等といった思考論者が出てきそうですが洗車サービスという物が世の中に多く存在する以上、需要あっての商いですから利用者層が多いという見方も出来ますし、私のように本当は自身で手洗い洗車をしたい!と思いつつもそれに掛ける時間が捻出できなかったり年齢的に洗車に時間をかけるといった行為そのものに苦痛を感じるようにもなる場合もあるでしょう。最も、

有償洗車サービスの入庫車両は私が見る限り高額車や大型車が殆ど。経年大衆車や軽自動車で利用される方が圧倒的に少ないと感じる、爆。

のは気のせいでしょか、(;^_^A
かつては休日に手洗いしよう!何処かお出かけ前には愛車を綺麗にしておこう!!といった感覚で洗車をし続けてきました。それは自動車ショーに展示するようなことがあれば出発前に洗車はするでしょうが、最近の自身の傾向として

目的が終了した後に洗車する方がいいような気がしてきた。

といった心境の変化が御座います。
例えば車で遠出するとしましょう、出発前に洗車するのではなく帰還後に洗車するといった具合に。え~っ?と思われる方も居るとは思いますし気持ちの部分で綺麗な車で出かけたい!とも思うこともありましょう。しかしながら、使えば汚れるんですよ、車って、爆。
高速道路を走れば季節によっては虫も大量に付着します、海っぱたを通れば潮風に晒されます、長い時間フェリーにでも乗船しようものなら塩害は避けられません。そんな事を考えると出発前に綺麗にすることって気分的にはいいでしょうが別に気にしなければいいかなと。。。
それよりも使い終わった後に慰労を込めて洗車をする方がいいのではないのかな?といった具合に心境が変化してきましたこの頃。それは出発前も帰還後もダブルで洗車できるのであれば綺麗に見せたい、維持したいといった観点からすると理想的でしょうが、それが中々難しいということであれば今の私の場合ですと帰還後に汚れを洗い流す方が理にかなっているような気がしないでもありません。

世の中にはそれこそ汚れようが洗車しないと言われる方、間違えた洗車方法で塗装面傷だらけにして自己満足に浸る方、兎に角車を表に出さないコレクターやマニアの方で洗車の必要性を感じない方など、色々な方が居ても不思議ではございません。何でも、近年は新車販売時に販売店が扱うコーティングを推し進めてそれが結構な割合で付帯されているようなんですね。そして何を勘違いしたのかコーティングしたから洗車はしなくてもいい!と勝手に錯覚するような方も大勢居るのだとか。。。では何が正しいんだよ?と言われると正しいの基準が人それぞれですからこれが答えだ!なんて提示したところで聞く耳を持たない方からすると全く無駄な事ですが、私が思う人間的に負担の少ない洗車タイミングというのは、

・大幅に汚れてしまった場合
・定期的な指標としては最低一か月に1度程度

はされるのが宜しいのではないでしょうか。
以前に何処かで書いたかも知れませんが私がまだ小学生の頃、通学路中に住む平屋建てに恐らく出勤前に毎朝洗車をされていた軽乗用車オーナー様をお見掛けしました。当時の現行モデル(恐らく新車)をそれこそ平日(通学する時にしか見ない為)は多少の雨位であれば意に介さず洗車をされていました。そのお陰かその車が汚れていた事を見たことがなかったことがとても印象的でした。洗車もし過ぎると錆を誘発等といったご意見もありましょうが、気持ちの上でとても大事にされている様を見ると傍から見てもとても気持ちのいいものです。勿論、出来る・出来ないといった環境事情はありましょうが、そういった方も世の中には居るということは中々見ないと知り得ないことなのかも知れません。
Posted at 2024/03/22 17:15:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2024年03月21日 イイね!

#92 人の手が入れば入る程色々なリスクが増えると言った見方もある…

#92 人の手が入れば入る程色々なリスクが増えると言った見方もある…一台の自動車が仕上がるのに数万点と言われる部品から構成されると言われています。その部品一つ一つに様々な役割が与えられ、日常生活下に置いてちょっとやそっとでは壊れないよう「より」(ここ大事なポイント)高い品質が求められ続けているのが日本車の特徴。未だに外国車が日本車と比較して故障しやすい等と言った論調もございますが、見方によっては事実ベースとして強ち間違いではないとも言えますし、見方によってはジャパンクオリティが凄すぎるといった見方も出来てしまいます。諸外国で日本では需要が著しく無くなった経年過走行車達が第二の活躍の場としてそれこそ朽ち果てるまでの勢いで使い続けられても大きな故障一つしないと絶賛されているように、今をもってしても日本車は世界に誇れる産業の一つだと私は思います。中には、かつての品質ですとか海外生産部品の集合体等と言った認識を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、それでも日本車の品質は揺るがない地位を確立しているといってほぼ間違いはないのではないでしょうか。

当たり前な話ですが、部品の集合体である車が一から組み上げられる工程の中にはロボットが手を加えることもあれば人手で組み上げられる場面もございます。塗装一つ見てみても量産車の多くは最初のドブ付けから最後のガン工程までほぼ人手に頼ることなく機械化しています。その結果、同じ品質のものが大量生産可能になっている訳ですが、これは機械の故障やプログラムミス等が起こらない限りは同じ物を作り続けられる事が可能です。かつて、塗料の配合割合が良くなく純正塗装がパリッパリに剥がれ落ちる…等といったリコールがあった車種などはありましたが、あれは塗料自体の問題で塗装作業自体が原因ではなかったと記憶しています。最も、調色も塗装工程の一つだ!と言えばそれはそうなのですが、その工程も機械が行ってはいたのでしょうが、そう指示するよう設定(決定)したのは紛れもなく「人」でしょうから見方によってはヒューマンエラーだとも見えなくもありません。

同じことをひたすら繰り返すような工程作業をされていた方や現役でされている方などには良く分かるお話しかも知れませんが、同じことを繰り返す訳ですから作業そのものに慣れてしまえば特段苦も無く作業の効率化に磨きが掛かります。勿論、高い品質も保ちながら量産が可能です。しかしながら、やり始めの頃や今までとは勝手が異なる作業が混在すると、慣れない作業からそれまでのパフォーマンスを発揮できなかったり、最悪はミス等をしてしまう可能性が高くなります。これは機械関連の作業だけに限りませんが、完成された商品と言うのが当たり前ではございますが、確率論や可能性なお話しとして、実は完成されていない商品が世に供給されていることも全くないとはいいきれません。その結果、リコールやサービスキャンペーン、改善対策や代替品番への更新等がある訳ですが、そういった設計段階でのミスもありつつ、その後に人の手が入れば入る程ヒューマンエラーを引き起こす可能性は上がってくるのもまた現実として起こり得ます。

一時期騒がれた事故で、走行中の車両からタイヤが外れ、転がっていったタイヤの先に歩行者が居てタイヤと衝突した…といったお話しもありましたが、結局あの原因って何だったのか?といった確たる報道は私は聞いていませんが、憶測の域を超えずともその根本原因は「ハブナットの締め付けトルク不足」ではないかといった事が騒がれました。でですよ?ハブナットの締め付け不足は何故起きたのか?と言われるともう一つしか要因ってない訳ですよ、

直前の作業者が締付トルク管理を怠った

ほぼこれです。
中には、製品自体が不良若しくはミスマッチングで自然と緩みが生じたといったケースも考えられなくもありませんが、それまでに外れていなかった点、今回のケースとしては不具合を感じていたと証言がある点、折損等が確認できなかった点を鑑みると、可能性としてほぼほぼヒューマンエラーであるという見方がほぼ間違いないのではないかと私自身も思ってしまいます。

とは言うものの、車という商品の性質上、維持管理していく中で必ず脱着や交換、調整等といった行為を行う機会が訪れることもございます。そう、車検や点検などに代表される人の手が介入する作業をする場合です。勿論、依頼先はプロの整備士を抱える店舗であればそれを信用して対価を支払うといった構図ですが、プロといっても一人の人間、絶対にミスを犯さないといった保証はどこにもありません。中には、整備したテイで実際に整備をしてなかったいわゆる「エアー整備」で問題を拡大させた某中古車販売店がございますが、あれはあれで整備費用を顧客から支払わせておきながら履行義務を放棄した、もう詐欺でしかありませんからそれはそれで違う問題ですが、こんなことを言うともう何もできなくなってしまい兼ねませんが、

ヒューマンエラーを回避するには人の手が入る回数を極力減らす

極論はこれに尽きるといった見方もできてしまいます。
最も何も手を入れず壊れてた後に手を入れるのが果たして安全なのか?といった論議や、定期メンテナンスや法定点検、車検等の義務を無視するのか?といったはき違えた意見も噴出しそうですが、これは確率論といってもいいのでしょうが、まともな整備工場に入庫後に作業ミスによる不具合が納品後に起こることってそう多くは無いでしょう。あったらあったで大問題ですし、もし何ぞごとがあればディーラー等の整備工場であれば作業後保証を付帯する販売店もあったりします(納品書の裏側が保証書になっているケース等)。

私が何故こんなことを言うかと言いますと、実体験も然り、近くで聞き及んだお話しも含め、危険性の高い整備後のトラブルというのは何回かありました。それがウン十年の内に数回が多いのか少ないのかの解釈にもなりますが、覚えている限りで書き記すと、

・中古車納車の帰り道、走行中キャリパーボルト脱落(1回)※2輪車
・ブレーキ関連整備直後、キャリパーボルト締め忘れ発覚(1回)※2輪車
・タイヤ交換依頼直後、アクスルシャフト締め忘れ発覚(1回)※2輪車
・Vベルト交換作業直後、走行中Vベルト破断による脱落(1回)※4輪車

・オイル交換作業後、ドレンボルト締め忘れによるオイル漏れ
・車検整備中、整備士によるプラグホールねじ山破損で修理費用全額請求事案

上4つが実体験であり、下2つがここ数年で聞き及んだお話しです。全てが別事業所かつ別事案での作業後(中)トラブルですが、実体験に基づく話で行くと、整備側の主張を鵜呑みにするのであれば、上記3つは完全なヒューマンエラーであると言えます。幸いにも、全てが事故に至ることはありませんでしたが、タイミングによっては死傷事故にも繋がり兼ねない危険な出来事。たまたま何事もなく今に至っていますが、一つタイミングが違うだけで最悪乗り手があの世行き又は被害者を生む可能性もあった訳です。そう想像すると恐ろしくて仕方ありませんが、そういった観点から行けば、状況タイミング必要性緊急性如何にはなりますが、出来る限り必要性の薄い分解脱着を伴う「手入れ」というのは私自身はそう頻繁に行うべきではないのではないのかな?とも思えてしまします。

時折、エンジンオイル交換論争?なんて言うのを耳にしますが、作業要領で「上抜き」「下抜き」どっちがいいんだ!?なんてお話しがあります。出来る・出来ない、良い・良くないは車にも寄りますが、作業が出来る前提でお話しをするのなら、脱着箇所が1箇所削減されてガスケット交換の必要のない「上抜き」のほうが安全というも方も出来ますし、同時に下廻りの点検確認が出来て確実に古いオイルを排出出来る「下抜き」がいいといった見方もできます。そもそも論、どっちがいいんだ!?なんて甲乙つけるお話しではありませんが要は、確実に作業が行えるのであればどちらでもいい、と私なんかは思います。

あってはならないことですが、ミスは完全に防ぐことは困難です。だからといって全てのミスが許容できるお話しではありませんし、最大限ミスは防がなければなりません。車や乗り物に限らずとも、不具合や不都合、凡ミスは無いに越したことはありませんが、一人の人間完璧な方は先ず居ませんし私もミスの経験は勿論ございます、だからこそミスを防ぐチェック体制などの構築で「容易に防げるミス」は排除できる体制構築と実践し続けることが大事ではないかなと思います。
Posted at 2024/03/21 18:00:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2024年02月22日 イイね!

#91 いちユーザーとして助言します、経済的に無理するなって。。。

#91 いちユーザーとして助言します、経済的に無理するなって。。。いかなる場合に置いても切り離せない事柄、その一つが金銭的問題。言わずもがな自動車というものは一般的にサイズが大きければ大きい程、古ければ古い程、走れば走る程維持管理費が掛かるとされています。大きくても真新しいものであれば車両価格が高額であるののの、維持管理費については旧年式同程度サイズのモデルと比べるとそこまでの費用負担にはならないケースも往々にしてあるでしょう。或いはなんちゃら減税などに代表される各種優遇措置の恩恵も新車購入時には車種によってはあるかも知れません。
例え話、自家用車にあてがうことが許される「当座の」資金が200万円あったとしましょう。極端な例、

新車が乗り出し150万円、暫くの維持管理費等に50万円あてがう
中古車が乗り出し50万円、暫くの維持管理費等に150万円あてがう

だとすれば、同じ200万円を充てるのに実用車としての用途である場合にどちらが金銭的に正しい選択と言えますか?と問うと多くの方が前者と考えるでしょう。最も、こんな後者のような極端な話は保証なし現状販売の経年輸入車なんかを安易に手出ししない限りは滅多な事では陥らないでしょうが、それであっても維持管理費の負担割合については新車<中古車の構図が殆どの場合で当てはまり、それが車自体が劣化していればしている程にその公算が高くなりがち。SNSが普及する昨今、何十年、何十万キロ走ってても絶好調です!なんてアピールする方もいらっしゃいますが、見える表面のみで妙に納得してしまい何の疑いもなく同じことを試みようとすると多くの場合「経済的地獄」を見るのは最早必然とも言えましょう。勿論、そういった情報を発信する方すべてが誤った情報であるとは言いませんが、著しく見る者に誤解を生じさせかねない情報である場合も有り得るということは、これらの発信者には欠落した部分があるとも言えます。考えても見て下さいよ、そういった情報を発信して間もなく高額修理が待ち受けているかもしれませんし、発信者ご自身の中にはこの程度の修理は維持管理費に含めないよ、と勝手に判断する修理項目があるかも知れません。ご自身の財布と他人様の財布は違うように、金銭感覚というのはご自身の感覚とは違う場合が殆ど。ですから感覚が似通った者同士が比較的親交が多いと思われるのですが果たしてどうでしょうか。

でですよ、今に始まったことではありませんがいつの間にやら(大体はモデルチェンジのタイミング)で随分と新車の車両価格が高騰し続けています。以前の感覚ですと、軽自動車は100万円から150万円程度、1500㏄クラスの小型車が150万円~200万円程度、2000㏄クラスのミドルセダンが250万円~、2500㏄クラスのアッパーミドルセダンでも300万円台~、スーパースポーツモデルであっても500万円台~、フラッグシップセダンモデルでさえ600万円台でもグレードによってはお手にすることが可能でした。そんな話は今や過去の出来事、売れ筋の軽乗用車は乗り出し200万円オーバーでも珍しくなくなり、小型車ではセダンモデルが相当限られたラインナップ、高級車と認識の多いモデルの多くは500万円付近の価格帯も珍しいお話しでは決してなく、1000万円、2000万円の価格がさも当然のように溢れるハイブランド、ハイパフォーマンスモデルも存在します。いやいや、別に軽自動車いいじゃないですか?私自身も軽乗用車ユーザーですから良さ云々は実感済み、ですがそうは言いましても軽自動車に否定的、抵抗感のある層が居るのもまた現実です。個人的に、物事に対し理解を示すことが出来ない方を無理やり理詰めして「俺の話しを聞けっ!」的な事は言うつもりもありませんし、それはそれで各々の価値観ですからどうぞご自由にという考え方です。しかしながら、一部逆転する所もありますが、多くの場合車格が上がる毎に価格もあがり高くなれば高くなるほど買い手を限定してしまうのは分かると思います。そんな所で、

金は無いけど高額車に乗りたい!!!

等といった我儘なユーザーの夢を叶えたのが割賦販売だったり残価設定型クレジットであったりリース契約であったりします。そう、手元に軍資金は用意できないけれど分不相応以上の車を手にしたい!と考える経済的に余力どころか備蓄もないようなユーザーたちに羨望の眼差しが集まる購買方法。これらの手法を用いて購入される方が高額車を取り扱う国内販売店に聞くと相当数居るのだとか。その一方で、それこそ桁が違うようなスーパーカーをお手にされる方は現金一括購入が殆どである、なんて話も聞きます。

この差ってなんでしょうね、爆。

私自身もかつては割賦販売を取り扱う商品のスタッフだったこともあり、その当時は自社内で開催される割賦研修や割賦勉強会ならぬ講義を何度も受けたことがございます。その内容の殆どが、端的に言うとお客様の思いを盾にした

自社が苦労なしに儲かるビジネスだから積極的に割賦を売り込め!!!

という質のものでしたから、真っ当な人間性を持つ方でしたらばその内容に疑問符が浮かぶべき問題ばかりでした。冷静に考えれば分かる話しですが、同じ物を購入するに一番支払総額を抑える方法は現金取引一択です。中には、金利0%キャンペーン等と称して販促を掛ける販売店やメーカーも有ったりしますが、そのような稀なケースを除いては、ローンであろうが残価設定であろうがリースであろうが、

現金取引<各種分割支払系取引

であることは言うまでもありません。しかしながら、大なり小なり総支払金額が増えようとも自らが欲する商品を「今」手に入れるならば将来的に積み上がる支払総額等気にもしない!といった購買層は敢えて自らが金銭的に損をする購入方法を選択する方を得る訳ですから昔からよく言われますが、貧乏人から搾取する構図というのは言えて妙だとも思えてしまいます。

ただどの視点で優位性が高いかと言えば、例えば商品が自動車だとするならば新車を1台販売するとするならば売り手側の目線からすれば自社で
・新車を買って貰って
・支払いは自社(若しくは提携会社)ローン又は残価設定クレジット
・保険商品も自社扱代理店から
・勿論車検点検修理を一切合切入庫
これらを行ってくれるユーザーが最も「太客」とも言えます。つまり販売店にとって最も都合のいいお客様です。それに対して、車両販売のみ、それも現金一括で購入若しくは他社ローン等で支払いをされる顧客、しかも保険商品もサービス商品も他所でされるような顧客は販売店目線からすると「細客」とも言えます。ではその視点を売り手側の目線から買い手側、つまりユーザー目線に置き換えたりすればどうでしょうか。販売店ですべてが賄えるいわば「ワンストップサービス」で行える事が販売店に車両関連のことを一任することが出来るメリットではありますが、トータルコスト的な目線で見ると必ずしもそれが金銭的メリットが最も優れるかと言えばそうとは言い切れません。例えば割賦で車両を購入するのであれば金利が最も低い所が販売店であることは先ずあり得ません。保険商品であっても販売店が代理店業務を行う取扱いの中でしか比較することが出来ず、場合によっては今の勤務先であるですとかネット界隈の保険商品のほうが同じ内容だとしても随分とコストメリットが大きい場合も御座います。車検点検のアフターメンテナンスも同様で、対ディーラーと街工場で相見積もりを行うと同様の依頼事項であっても随分価格差があることもあるようです。勿論、ケースによっては新車販売店<他所様となる構図もあり得ますが、多くの場合は新車ディーラーが価格を求める場所ではないといった見方も概ね間違いではないでしょう。

世の中、物価上昇不景気続きと青息吐息の声が聞こえる一方で、持つ者は持っていると言った格差が顕著化しつつございます。私を含め多くの庶民層は限られた僅かな収入の中で工夫を凝らしやりくりを続けています。ものの見方考え方ではございますが、収入額を気にしない範囲の身の振り方モノの持ち方をすることで今よりも随分と生活もラクになるのにな…と余計なお世話な感じを持つ事もありますが、無理をして見える景色も勿論あるのでしょうが、それに応じた背負う物つまりリスクも上がる事は必然です。私個人的な物言いをすると、お金無いのに無茶苦茶な月賦支払いをしようが高い利息を支払い続けようが知ったことではありませんしそれにより潤う層が居る事は事実としてございます。しかしながら、私も若年時には相当無理をしてきたクチですから言える事ですが、身の程というのはとても大事な事であり弁えるということもまたとても大事な考え方の一つだと今にして思う事が増えたような気もいたします。。。
Posted at 2024/02/22 17:10:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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