然樣ナラ、Ubuntu

　まあ、仕方無いでありますね。


　遂に24.04 LTSが先月發表されましたね、Ubuntu系統。
私はXubuntuを長年愛用して居りまして、20.04 LTS以降の物は一寸アレでありましたので、ずうつと20.04 LTSを使つてゐたのであります。

　XubuntuのLTSは三年サポートでありましたので、流石にもうアレだなと思ひまして、正式發表前のBeta版を一度二號機に入れて見ました。

　うむ、Firefoxがアレなのは改善されて不居、と云ふか其が20.04以降の問題で、自分で入れたフォントに表示設定しても反映され無いと云ふ問題をずうつと抱へて居りまして、其邊も含て改善されると云ふ事に期待して居りましたが、Beta版では變化無でありました。

　尤も、其時點で正式版發表の十日程前でありましたので、十日程度で改善出來るのかなと手荒く心配だつたのでありますが、まあ大丈夫だらうと期待して待つてゐた譯であります。


　扠、正式版のXubuntu 24.04 LTS入れました。
結果、直に駄目だと分りました。

　先づ、件のFirefoxの件でありますが、最初から入つてゐるsnap版ではフォントが反映されませんでした。
直にソフトウェアセンターで削除して、Mozillaが配布してゐるESR版を入れて見ましたが同樣でありました。

　と云ふか、抑々言語がシステム全體に反映されてゐ無いと氣附、設定し直して再起動と相成つた譯でありますが、はい、其處でBios以降立上ら無く成りました。


　今迄のUbuntu系統で之は初てゞありましたよ。


　まあ、まあ、だつたらDebian入れてKDEにも慣れて來ましたので、次にKubuntuでも入れて樣子見して見るかと相成りました。

　最初からSynapticパッケージマネージャーでsnap版Firefoxを完全削除し、DiscoverソフトウェアでESR版を入れました處、自分で入れたフォントは反映されましたので一件落着でありました。

　次の問題はLowlatency、DebianではRTカーネルとNvidiaのドライバーの相性が惡いのか、グラボを認識し無く成り、OSが起動しても解像度が640×480に成つて仕舞問題であります。
勿論之も改善されてゐるのだらうと期待して居りましたが、其儘でありました。


　多分之はUbuntu系統だけの問題では無く、Linuxのカーネルが6.Xに成つたからの問題だと思ふのであります。
私が使つてゐるグラボ、nForce GT 1030とGT 710なのでありますが、其は多分カーネルが5.X時代の物だからでせう、きつと普通の6.Xには對應してゐるのでせうが、Lowlatency、RTには非對應なのでせうね。

　其はDebianでも一緒でありましたし、多分Red Hat系でもSUSEでも一緒でせうね。
パッケージ管理方法がaptが如何かだけで、基本のカーネルは一緒でせうから。


　して、自分では音質と畫質何方を取るかと云ふ問題に成りましたので、音質を取りグラボのドライバーは諦めました。

　實際、比較した時に微妙な違ひと云ひますか、同じと云へば同じ、違ふと云はれゝば違ふ樣な氣がすると云ふ程度でありますので、充分に妥協は出來るのであります。


　唯、だつたらもうUbuntu系統に拘る必要は無いでありますよね。
Debian KDEに對してKubuntuの利點が私には見え無かつたので、もう迷ふ事無くDebianを一號機にも入れる事に致しました。

　今ではDebianも充分にユーザーフレンドリーで、手荒く扱ひ易いでありますものね。
コマンド打た無いLinuxユーザーの私でもGUIだけで充分に扱へるのでありますもの。


　西暦2011年以降、今迄如何も有難うUbuntu。
御蔭樣で自由なコンピューティング等々一杯樂しく學習出來ました。
是からも脱アレなOSの人の受皿に成つて下さい。

　不取敢私はDebianで落着ます。



　と云ふ事で、2021年時点でのでありますが、此状態でずうつと使つて居りましたのでXubuntu20.04 LTSのデスクトップを記念として貼つて置きます。呵呵




　本日も御附合有難う御坐いました。

　Blind Guardian - Goodbye My Friend