
先日、中央道の一宮御坂~甲府昭和の区間を走行したが、走行車線の路面の荒れ具合に閉口した。路面が波打っており、ずっと追い越し車線を走りたい衝動にかられるほどだった。
思えば、メガーヌに乗るようになってからは路面のコンディションに以前より敏感になったと感じる。クルマの性格上、路面からの突き上げが避けて通れないからだ。一般的に、地盤の悪いところや、大型車両の多い高速道路の走行車線は比較的荒れているように感じられる。とくに高速道路の中でも盛り土の上に作られた道路は、高架橋の道路と比べると凸凹が多い印象だ。
これはあくまで私の私見だが、盛り土の場合、車両の重さがそこの路面にピンポイントで集中してしまうため、とくに地盤の悪いところでは沈下が生じやすいのではないだろうか。一方、高架橋方式の場合は路面の荷重は橋桁を通して橋脚全体に分散されるため、特定の箇所に重さが集中しにくいのではないかと考える。
上記の考えが正しいとすれば、盛り土に比べて高架橋方式の方が、一般的には走行環境は快適になると言えるだろう。しかし、高架橋は構築物である以上、経年劣化の問題は避けられない。走行時の快適性をとるか、メンテナンスコストを考慮するか…というのは、容易には答えの出ない難しい問題だ。盛り土構造でも路面の劣化を抑制できるような技術革新が実現することを期待したい。
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2025/05/17 09:28:41