
田舎をクルマで走っていると、耕作放棄地が目につく。農家が高齢化して廃業するケースが増えているとのことなので、これからも同様の土地がどんどん増えていくのだろう。
農家を営む友人が言っていたが、農家の繁忙期はかなりハードらしい。彼は野菜と米を作っているのだが、繁忙期は早朝から夜まで休みが無い状態が続くという。
昔は農家を代々継いでいくケースが多かったようだが、今の若い世代は継がずに都会に出てしまうケースが多いのだという。農家の仕事は肉体労働で厳しく、若者の目には魅力的に映りにくいのかもしれない。
しかし、このような状況を放置していると、農業に従事する人がどんどんいなくなってしまう。それは食料自給率の低下につながり、非常時における懸念材料となりかねない。最近、備蓄米の放出が話題になっているが、本当に問題にすべきは耕作放棄地の増加と自給率の低下である。
それを防ぐためには、大規模法人の農業参入を促して、農業離れを食い止める必要があるのではないか。もちろん、既存農家との共存や、共有財産の管理、労働力の確保など、問題があることは重々承知しているが、現状を放置すれば悪くなる一方だ。一刻も早く、農業の参入障壁の撤廃に舵を切るべきだと思うのだが。
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Posted at
2025/06/03 15:25:21