
5/19のブログでも触れた、外免切替での学科試験(10問中7問正解で合格)という制度は、平成6年から続いているそうだ。私は外国人に門戸を開放するために、ここ最近できた制度だと勘違いしていたが、長い間アップデートされなかったために、結果的に、外国人が簡易に免許取得できる「抜け穴」として使われているというのが実情だろう。
制度ができた平成6年の日本は、物価が高かったし、外国人労働者も決して多くはなかった。そういう事情もあり、外免切替の制度上の「甘さ」が露見することはなかったのだろう。しかし、時代がすっかり変わってしまった。日本の物価が相対的に安くなったことで外国人観光客が増え、労働力不足を補うための外国人の入国も増えた。そういった事情があり、外免切替の制度を利用する人が盛んになっている印象だ。
ここのところ、外免切替により免許証を取得した、外国人の運転による事故がニュースを賑わせている。外国からの移民や観光客を受け入れるというのは決して簡単なことではない。今後、人口減少が進む中で外国人の手が必要だと頭ではわかっているのだが、改めて受け入れる側の覚悟が必要だと痛感させられる。
Posted at 2025/05/23 00:13:32 | |
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