大変ご無沙汰しております。ノンたんです。
転勤の関係で茨城から熊本へ引っ越し1年過ごしまして、今年の3月頭に再び北関東へ戻って参りました!ただいま群馬!
何だかんだ、北関東の空気が自分には合っている気がします。しばらくまたこちらで細々と暮らしていきますので、引っ越しでバイバイした方達ともまた会えます。よろしくね!
大きな変化としては、BNR32は2年乗り、熱意ある知り合いの下へ旅立ちました。
ぜひ売ってくれ!とグイグイ来まして、自分としてもデカい故障が来る前にバトンタッチするに越したことは無いと思っていたのですが、売ったら乗るクルマが無い!
そんな時、北九州のとあるお店に気になる一台を見つけ、現車確認しに行くことに。
結論から言うと、一目で気に入ってしまいほぼ即決で判を押しましたw
ですのでBNR32は次のオーナーへ譲り、新たな相棒を迎え入れたわけです。
GT-Rを手放してまで一体何のクルマに乗り換えたかというと・・・
ご存知でしょうか。「日産マーチ スーパーターボ」。
1989年、平成に元号が変わった月に登場した、初代K10マーチのホットモデルです。前身にマーチRという競技車ベース車両があり、それのグランドツーリング版にあたります。
このマシン最大の特長は、ターボチャージャーとスーパーチャージャーを両方搭載した「ダブルチャージ」システムにあります。4000rpmまでのターボラグをスーチャーで解消しつつ、4000~7000rpmからはHT10タービンで一気にブン回してやるという男の子が大好きなやつです。930ccでは到底回し切れない大型タービンが付いている為、回せる領域までスーチャーが補助してあげるという構造ですね。
ロマンの塊すぎて一発で惚れてしまいました。
重量増加となったにも関わらず、総重量は770kg。今どきの軽自動車より200kg近く軽い車体に110psで武装し、PWRは7kg/PS。レクサスLX辺りと同じ数値を叩き出しています。
一方で、スーチャーを搭載したことでパワステポンプを搭載するスペースが無くなり、いわゆる重ステでの駐車切り返しは筋トレと揶揄されることもあり、当然ABSもパワーウィンドウも付いていません。電装に弱い日産車ですので、故障の種が消えるのはある意味ありがたいことでもあります。
この潔さ、まさしくモータースポーツに真剣だった尖りまくりの日産ですよね。
K10マーチのデザインにはジウジアーロが関わっており、逆アリゲーターのボンネット開閉機構+初代ゴルフやランチアデルタにも見られる傾斜の強いCピラーのデザインが同様にインストールされています。サイドビューがどことなくヨーロピアンに見えてオシャレだと個人的に思います。
私自身、物心付いた時には街には既にK11型が主流で走っており、納車したマシンを見るまでK10型の実物を見たことがありませんでした。(本当に存在するのかすら怪しい代物だと思っていました)
当時新車で購入して山で走られていた50~60代くらいの方には大変懐かしいクルマではないでしょうか?令和の時代に大金叩いて納車する馬鹿な若造がここにいます。
しかし、BNR32に乗っていなかったらこの時代の日産車に脳を焼かれることも無く、スーパーターボを納車することも無かったと断言できます。
それくらい、この時代の日産車には夢が詰まっています。
総生産台数9152台、2017年までにその数を87台まで減らしており、もはや絶滅危惧種です。
これからどう整備と向き合っていくか、色々悩みは尽きませんが、長い付き合いになれるよう自分でやれることは全部やっていく覚悟ですので、見守って頂けたら幸いです。
九州へ行く前にサヨナラバイバイした皆、マーチ見せびらかしに行くのでぜひオフ等誘ってくださいね(
Posted at 2025/09/14 18:40:05 | |
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