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2011年09月21日

むち打ち症軽減ヘッドレストを京都大学と共同開発 ダイハツ工業株式会社 技術開発部

むち打ち症軽減ヘッドレストを京都大学と共同開発 ダイハツ工業株式会社 技術開発部 むち打ち症軽減ヘッドレストを京都大学と共同開発
───ダイナミックサポート・ヘッドレスト───

(転載:JAMAGAZINE日本自動車工業会 2000年11月号)
ダイハツ工業株式会社 技術開発部



あまりに多い「むち打ち症」に苦しむ人たち
 私は入社後、ボデー設計部で軽自動車の車体設計を担当し、12年前に、当時できたばかりの現在の技術開発部に移りました。
 私が先行技術テーマとして、むち打ち症を軽減するヘッドレストに取り組んだのは10年前でした。
 当時、車両後部から追突されて、むち打ち症の症状に苦しむ人が年間約40万人もおられ、損害保険会社の支払う保険金額の70%を占めていたのです。むち打ち症は14、15等級という低い傷害程度とされていますが、被害に遭われる方の数が多いのです。

追突されたときの不安を払拭
 それと、軽自動車やシャレード(当時)などのコンパクトカーのお客様アンケートを見ますと、大型車に追突されたり、衝突に至らないまでもすぐそばや後ろに接近されたときに「安全への不安」「衝突への不安」イメージを抱かれていることがわかっていました。スモールカーメーカーとして、不安イメージを払拭しないといけないと考えていました。
 われわれ技術者は、「自分が研究開発した技術が世の人のため、社会に貢献できなければ何にもならない」と考える“人種”ですから、「よし、このテーマに取り組もう、製品化しよう」と始めました。
 安全は、環境とともに自動車技術の最大テーマです。各社ともABSなど制御系によるアクティブセーフティやエアバッグなどの研究開発を進めていましたが、むち打ち症の軽減については、自動車業界ではまだ着手されていない未知のテーマでしたので、研究開発にファイトが湧いたのです。

(中略:以下目次のみ)
未解明の「むち打ち症」発生メカニズム

まず人間と同じ「頸椎モデル」を独自に作って

京大・再生医科学の専門家の協力を仰ぎながら

京都大学と共同開発した頸椎モデル

頸椎モデルの衝突実験は100回以上

ヘッドレスト試作シート

社会貢献できる技術を開発する“技術者魂”

 これからも、「社会に役立つ技術を開発し、それを低コストで実現・商品化する」という技術者にとっての“冥利”を体験すべく、新しい技術テーマに取り組んでいきたいと思っています。


田中 正利
ダイハツ工業株式会社
技術開発部
車両技術開発室 課長
JAMAGAZINE 2000年11月号
http://www.jama.or.jp/lib/jamagazine/200011/16.html

これは11年も前の記事です。
日本自動車工業会 JAMAGAZINE 2000年11月号で
当時のダイハツ工業株式会社技術開発部 車両技術開発室 課長 田中正利氏が発表されています。
軽自動車のむち打ち症事故のデーターです。
メーカーとして「むち打ち症」の軽減にヘッドレストが有効である事を十分に認識しているのです。
その上で「むち打ち症軽減ヘッドレスト」───ダイナミックサポート・ヘッドレスト───なるものまで開発しているのです。

なのに2011年9月最新型のイースにヘッドレストを付けないオプションでも用意しないこの姿勢は理解出来ないですね。

メーカーは前席と後席では命の重さに差があるとお考えなのでしょうか?

本文の中に
「大型車に追突されたり、衝突に至らないまでもすぐそばや後ろに接近されたときに「安全への不安」「衝突への不安」イメージを抱かれていることがわかっていました。スモールカーメーカーとして、不安イメージを払拭しないといけないと考えていました。」
と有ります。

運転席助手席の不安は払拭しても後席の不安は払拭しないのでしょうか?

後からの「衝突への不安」は後部座席の人の方が遙かに大きいと思いますが?

皆さんどの様にお思いでしょうか?

どしどし
コメント下さい。


ブログ一覧 | 日記
Posted at 2011/09/21 12:03:30

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この記事へのコメント

2011年9月21日 22:11
なるほど、凄い矛盾ですね。
技術者魂は利益追求に屈服したのでしょうか。
コメントへの返答
2011年9月21日 22:22
ダイハツ工業株式会社技術開発部
車両技術開発室 課長田中正利氏
は、この記事から11年未だダイハツに居ると思うのですが、、、
こんなレポート発表する人が、順調に部長あたりに出世していたらこんな事には成って無いでしょうね、、、
窓際、左遷、リストラ???
2011年9月22日 1:05
変な会社ですなぁw
イースは4ナンバー3ドア2シーター(432か!)を車種構成に含んで
TNPって騒げば良かったのに・・・・
低燃費よりコストダウン優先ですかね?
穴開きバックレストの単価を値切りすぎて下請けに拒否されたのでしょうか???
コメントへの返答
2011年9月22日 7:40
社会的にも話題を振りまくこと間違いのない商品ですから。
お財布に敏感な主婦層への格好のワイドショーネタですよねイース32㎞/Lは。
そこでイースの開発者に対して、
芸能レポーターが思いっきり突っ込んで欲しいですよね!

「何で後部座席にヘッドレスト無いんですか?」

「軽は後部座席にヘッドレスト要らないんですか?」

「この車は後に人を乗せる事は想定していませんか?」

等々芸能レポ-ターらしい切れのある質問を浴びせかけて欲しい。
2011年9月23日 10:48
ユーザーの安全とコストを「はかりにかけた」結果、
よりコストを重視したんでしょうね。

だったら、せめて背もたれの上下長をもっと長く
してほしいと思います。

基本は2人乗りだけど、緊急時にあと2人
乗れますよ的な発想なのかも~
コメントへの返答
2011年9月23日 13:01
「スモールサイズ、低燃費。なのに、おとな4人がゆったり乗れます。
乗る人みんなが快適に座れる広さがなければ「みんなのエコカー」にはなれません。
ダイハツの高効率パッケージ技術を注ぎ込み、全席ゆとりの空間を生み出しました。」

以上
イースカタログより抜粋転載。

おとな4人がゆったり乗れます。
でも
おとな4人が安全には乗れません。

ハッキリ書いていて欲しいですね。
2011年9月24日 0:47
「定員は4名と記載しているが、後席については緊急用で常用は推奨しません」などの記載がカタログにあればまた別なのでしょうが…。
コメントへの返答
2011年9月24日 7:53
「スモールサイズ、低燃費。なのに、おとな4人がゆったり乗れます。
乗る人みんなが快適に座れる広さがなければ「みんなのエコカー」にはなれません。
ダイハツの高効率パッケージ技術を注ぎ込み、全席ゆとりの空間を生み出しました。」

「前後のシートの間にたっぷりとしたスペース。
 コンパクトなボディの中で
 人のためにスペースを最大にする
 ダイハツの技術が生んだ広い室内。
 リヤ席のひざ前も広びろ。
 大人がラクに座れるゆとりを
 実現しています。」

以上
イース カタログより転載

ま 広さ、たぷり、ラク
とは有りますが
どこにも4人が「安心」してとは書いていません。
安全性は別のページに詳しくあります。
この安全性はあくまでも前席2名にのみ適応です。
2011年9月24日 14:28
せめてオプション設定でも残すのが自動車メーカーの責務だと思います。

開発陣・現場サイドには「ヘッドレストは必要です!」と主張した人はきっと居ると思うんですがね。
コメントへの返答
2011年9月24日 16:47

2000年11月当時
ダイハツ工業株式会社 技術開発部
車両技術開発室 課長 田中正利氏

今のポストは?

順調に氏が部長に成っていればね、、、


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ま、改造車ですからね
お互い

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