
自動車電装の会社での勤務経験がある僕に言わせれば、これはしない方が良いと言うかしてはいけません。
エバポレーターに供給される冷媒量はエキスパンションバルブで制御され、エバポレーターを通り過ぎる頃には完全に気化する様になっています。
しかし現実にはその後の低圧配管でも気化が続き配管の温度が下がり水滴が付きます。
本来エバポレーターを通った空気から熱を奪うのですから、理想は低圧配管はそれほど温度は下がりません。
低圧配管を断熱するとこの気化を妨げ、液体の冷媒がコンプレッサーで圧縮される事になります。
エンジンのウォーターハンマーと同じでコンプレッサーを破損させます。
熱交換器である冷凍システムを効率よく働かせるのに大切なのは、実はコンデンサーを如何に冷やすかになります。
年に一度はフォーミングクリーナーで洗浄したり、フィンの曲がりを整えたり、必要であればコンデンサーを効率よく空気が通る様に劣化したスポンジを貼り直すなどが効果的です。
低圧の断熱では無く高圧の冷却です。
熱交換器ですからね。
Posted at 2025/07/17 18:09:05 | |
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