
元々機械式ですので個体差はあります。
しかしスロットルボディーは既に新品は無く、数10年は使われていると思います。
カムの摩耗、軸のガタ等で設計時の性能を発揮出来ていない車両も見られます。
僕は以前、普段扱えない回転数側のビスを調整しましたが、思っていたよりも大きくずれていました。
これもカム側の摩耗によるものと思われます。
併せてカム落ち温度側になるのですが、これもサーモワックスが新品だとしても全て同じ動きではありません。
個々に合わせて調整が必要です。
最近実行してみたのですが、温度側のビスとワックスの接触面に薄くモリブデン系の潤滑剤を塗ってみた所、運転席にいて何時カム落ちしたのかわかる程スムーズに動きます。
古くなると冷間時にカムに乗らない不具合も出ますが、これは目視で確認出来ます。
またこの症状が出ても、大半は適切な調整と注油で直ります。
回転数と温度の調整がピッタリと決まる、つまり60℃でカム落ちするとスロットルセンサーのアイドル信号がECUの求めているものになりますので、半暖機時のドライバリティーが最良になります。
目安は一旦回転が持ち上がりスロットル開度まで落ちる瞬間、早すぎるとアフターファイアが出ます。
勿論スロットルセンサーが正常である前提です。
Posted at 2024/07/21 12:39:17 | |
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