
以前実験してみようかな?と書いたので、イニシャルセット電圧の実験しました。
先ず、マツダのJF-TECSやRE-TECSの様な昨今のクルマ程緻密な制御で無いECUは、ゾーン補正と言う概念に基づいて動いています。
画像はRE-TECSの物になります。
このゾーン補正の場所を決めるキーがスロットルポジションセンサーです。
僕は3日位0.90Vで通勤してみたり、今日は0.95Vだとどうなるか?色々試してみました。
結論言うと身も蓋も無いのですが、純正ECUなら1.00Vで問題ありませんでした。
確かに0.80Vまで落とせば、ナローレンジの守備範囲なら多少挙動が変わるのですが、イニシャルセットを変えてしまうと言う事は、全域でモード切替がずれてしまう事になります。
市街地でほんの少しだけ踏むのなら良いのですが、それ以外では切り替えタイミングがプログラムと合わなくなるので、説明出来ない違和感がありました。
そして0.05V単位での調整は体感でわかりません。
FD3Sになると0点補正まで漏れなく付いてきますw
発売時カプラーオンでエンジンが始動出来ると人気が出た、パワーFCでしたら話は変わって来ます。
ゾーン補正も無ければ0点補正も無い、更にベースアイドルを調整すると言う概念も全てありません。
片側燃料カット等してくれないので、多くの方が街乗りがし難いと感じると思います。
この場合0.75V位に合わせると多少改善します。
純正ECUで0.10V単位のレビューも見つけましたが、プラシーボも入ってるんじゃないかな?と言うのが僕の感想です。
本当に0.80Vなら燃費が伸びるのなら、整備書に何故基準値があるのか?
イニシャルセット繋がりでユーノスロードスターを思い出しました。
ファミリアのB6エンジン流用とは言え、クランクアングルセンサーに置き換えられた電子進角です。
サービス上がりの先輩が、運転の師匠なんですが、点火時期を進めたら良いとか僕に言うんですよ。
ユーノスロードスターのテスト端子短絡時のイニシャルセットはBTDC10°です。
これを2°から6°まで進角させて走った事があります。
スキルが上がって考えたらわかるんですが、イニシャルセットを進角させたら一律進角します。
パーシャルや下りなら何か速くなったかな?と思ったんですが、登らねぇよw
以前パワーフローにも騙されたけどw
弄り倒した挙句に基準値に戻しましたwww
開発者の方々はやはり凄いですわ。
仕様によって変わってくるかとは思いますけども、これが僕の結論です。
Posted at 2024/10/19 20:09:18 | |
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